こんにちわ。
ブログ更新がいつも伴わない母アールです。
「山村留学」の情報が少なく、今後の「山村留学」に興味を持っていただいた方に少しでも参考になる情報がお届けできればっというのも1つの思いで始めたブログですが、なかなか忙しく、更新できておらず申し訳ないです。
さて、今日は遅くなりましたが、ずいぶん前のブログの以下の点に、現在の私なりの
回答をしていこうと思います。
ちなみに、現在の私の状況は、『山村留学に長男(小4)が行っているの母で、彼は山村留学1年目。山村留学の集大成ともいえる個人体験発表の発表会などが終わり、ひと段落している状況』です。
①息子は問題なくやっているのか?
「問題」を何としてとらえるかっという話になるかと思うので、一概に回答はできませんが、現状、彼は問題なくやっていると思います。
ただ、息子と一緒に4月から留学を開始した同じ小学生高学年の男の子は途中で帰省となってしまいました。
受入れ山村留学先で重要視することは当然違ってきますし、個々で合う合わないがあるかと思うので、それは行かせてみないと分からないことも多いと思いますが、聞いてみるといいと思います。
息子は、幸か不幸かそれなりに、やっているのだと思います。
あと、コネクトを作っておくといいなっと思うのは、学校や村の人です。
宿舎先の方の意見のみだと偏りが出るので、客観的にいろいろな方からみた息子の様子を聴くようには心がけていますが、その中で聞く話によると、「大好きな自然に囲まれて、淡々と日々を過ごしている印象」です。
②息子にとって、山村留学の第1目的である、自然と触れ合う事、動物を多く見たり観察したりする事はかなっているのか?
彼は、今の留学先で観察できる動物はいっぱい観察できたと思います。
アカハライモリを小学校の皆で飼育したり、アカショウビンやコマドリも観ることができました。息子の話は詳しすぎで私は分かりませんが、毎日、双眼鏡を持って投稿し、登校中に色々な動物を観察できたようです。
ちなみに、少人数制で小学校の先生のサポートが街の私立よりもずっと素晴らしいと私は感じており、総合学習の時間で色々な動物、またそれに付随して、色々な事を体験させてくれました。
ちなみに、留学当初は、登下校に時間がかかることを宿舎の指導員の方に、マイナスな感じで言われたことはありました。ただ、我が家の山村留学の第一目的は、「大好きな自然の環境を身をもって体験する」という事なので、そこは大事にしたいとお伝えしました。
そうすることで、少しは「早く帰ってこい」とかは言われないようになったかと思います。留学させてみて、何か思っていたことと違うっと感じた時には、他の件でもそうなのですが、留学先の指導員の方に話すという事が、本当に大切だと感じています。両親の気持ちを分かってもらえると譲歩していただけるところは、結構譲歩していただけるところもあるからです。
ただ、その際、自分の意見ばかりは主張しすぎず、先方の教育方針を最大限に尊重し、その中で、出来るところはこのようにしてほしいと伝えるようにしています。
なお、先日行われた集大成の個人体験発表でも大好きな鳥の発表をしていましたが、親バカかもしれませんが、内容も話し方も申し分のない、小4のできだったと思います。
③ホームシックになっていないか?
学校の先生や指導員の方の話を聞くと、正直、息子はホームシックにはなっていたと思います。
まだ幼いですし、当たり前と言ったら、当たり前です。私たちも息子ロスで寂しい気持ちにはなりました。
ただ、息子が行っている留学先のルールとして、いつでも電話してもいいっとか、いつでも訪ねてもいいっとかいうルールではないので、特に1学期は、毎週、ハガキを出しました。
結局、1回もハガキで息子からの返信は来たことはないですが、大きな問題があれば、学校からも連絡がくるし、宿舎の指導員の方からも連絡がくるだろうから、いつも「元気にやっているんだろう」っと言い聞かせてます。
④困った事はないのか?
困った事は、彼目線でもしかしていっぱいあるのかもしれません。
家のように自由にお菓子を食べたり、テレビを見たりできないこと。
中学生中心の宿舎なので、なかなか馴染めないこと。
最初は箸の使い方が悪く、何回も指導され、食べるのが嫌になってしまったこと。等
色々な事が彼にとっては困難だったと思います。
でも実際に、何が一番困難だったことか知る由はありません。
ただ、山村留学の保護者会の方々の話したりしても「この時代にそんなに指導が必要か?」と感じている方もいらっしゃるように感じます。
ただ、預けている以上、「ある程度は、宿舎のセンターの方針に従うしかない」っと考えています。その割切が親としてできない場合は、なかなか山村留学は難しいと感じています。
また、2年目の山村留学の保護者の方が、この前、「山村留学に対しては、村の人のなkでも、反対の人も、賛成の人もいる。山村留学生に対して、お客様感や特別感があって嫌がる人ももちろんいる。だから、自分たちの子供が暮らしやすいように、学校の先生にも、村の方にも、きちんと挨拶をして、コミュニケーションをこちらから取るようにはからなければならない」とおっしゃってました。
息子が行っている留学先は、村からの補助金がでている留学先なので、余計にその通りだっと私は感じました。
息子が困ったときに、周りの方に助けていただけるよう、親としてできることは、周りの方が息子を気にして、話しかけていただけるようすることと思っております。
⑤食事は十分にとれているのか?
息子の山村留学先は、食事は指導員の専門の方が作っていただけるところです。
これは、留学させてから分かった事なのですが、山村留学先によっては、子供達が自ら、食事を準備する所もあります。
私としては、洗濯や身の回りの事は全部自分で行わなければならないのに、小学生で食事の準備まで自分でやらなくてもっと思うので、食事の準備は自分でしないところを選びました。
箸の使い方を指導されたり、漬物や苦手な食材などが出て、始めは彼としては苦労したかと思いますが、少しぽっちゃりだったからもスマートになり、好き嫌いなく何でも食べるようになり、食事に関しては、全く問題なかったと感じています。
⑥信頼できる大人がいるのか?
どこにでも、信頼できる大人はいるものです。
立場が違えば、いう事も違うし、今の子どもは厳しい人に出会ったことがないので、始めは、指導員の方の事を怖いと思っていた節もあるようですが、今は個々のキャラを子供なりに理解しているように感じます。
一番、近くにいてくれる宿舎の指導員の方に何でも話すようにっとも言いますが、息子には、学校の先生や村の方にも、何か困った事や心配事があれば、相談するように話してます。
学校で「夜眠れない」とか、「宿舎センターになじめない」とか、「学校の〇〇ちゃんが僕のことを嫌いみたいで辛い」とか、色々な事を担任や養護の先生に話すようですが、親としては、いちいち、一つ一つに右往左往せず、ドーーンっと構えておくことが大切かと思います。
また、前述もしたかと思いますが、村に行った際には、極力、学校の先生(しかも複数人)や村の方から、息子の状況を聞き取るようにしています。
そして、息子自身には、留学に行く前から、「何か困った人がいたら、絶対いい人はいるものだから、周りの大人に発信しなさい」っと言ってます。
⑦勉強はついていけているのか?
息子は、あまり賢くないと思います。
虫や鳥のことを覚えるのは得意ですし、図鑑を読み込むのも大好きです。
ただ、一般的な算数・国語などに関しては、テストの点数も30点を取ってきたりするくらいで気がよくありません。
なので、山村留学に出すときには、勉強については、とても心配しましたが、少人数制で担任の先生にも恵まれたことから、心配とは裏腹に、学力はかなり伸びたと思います。
30人クラスの街の学校では、字も汚い、テストも悪い点数で、どちらかといえば「おバカちゃんキャラ」が定着してましたが、山村留学に行くと比較する対象も少なく、しかも、彼の得意の動物や自然のことをきちんと評価してくれました。
クラス構成ですが、複式学級で同じ小4が息子を含めて3人、小3が2人の5人クラスですが、個々に合わせた教育をしてくれます。
一番驚いたのは、1学期当初、基礎学力がなかったのか、授業についていけず、担任の先生は、量や質も息子に合わせた宿題を出してくれていたのです。
これは、30人クラスではありえないことです。親として、本当に有難い事です。
お陰様で、だんだん息子も基礎学力もついてきたように感じます。
今も他の2人の同じ学年の同級生よりは理解度は遅いのかもしれませんが、同じ宿題・同じ授業を一緒に勧めてくれるようになりました。
また、息子が行っている宿舎では、よく作文を書かせます。
農作業をしたりすると書かせるので、ほぼ、毎週作文を書かせます。
街にいるときには、私達両親が忙しいのもあるし、私たちと息子では喧嘩にもなるので、嫌がる事は最低限だけやれば由にする雰囲気がありました。
その私たちのせいで、息子は字は下手だし、作文は苦手だし、なかなか苦手な事は頑張れない子になっていたように感じますが、山村留学にいって、このあたりは、かなり克服したと思います。
『継続は力ななり』というのを改めて親としては、感じているところです。
頑固なところもあるので、息子の指導は大変だったっと思います。
いつも指導してくださっている指導員の方や学校の先生には、もう頭が上がりません。
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以上、とりとめもなく書いてしまいましたが、今、私が感じていることを書きました。
ちなみに、山村留学に行く開始時期には、色々悩むものですが、終了時がみえてきても悩むものです。
・・・というのも、現在、山村留学1年間のおわりが見えてきた今、息子に来年の事を聴いたら、今度は「離島留学に行きたい」なんて言い出して、我が家は今は、テンヤワンヤしてます。
ただ、1つ確実に言えることは、今年、色々悩んだりして、行かせることにした山村留学について、思い返せば、母親として私は行かせて良かったと感じています。
十人十色、合う合わないがあると思うので、一概には言えませんが、「親が心配とか、寂しいとかでいかせない」のは、私は違うと思います。
子供は可能性を秘めており、順応性も高いものです。
『いざとなれば、帰ってきたらいいさ。いつでも帰ってくるところはある』くらいに気楽に考えて、『かわいい子には旅をさせろ』精神で行かせてもよいかと個人的には思います。
最後まで読んでいただいた方、ありがとうございました。