つづきです。

②はこちら→わんの脳性麻痺がわかるまで②



一歳になるまでの3ヶ月は、S先生の診察で安心していたのもあり、以前より左手の訓練を意識的に行ってはいませんでした。
それでも、少しは上達していたと思います。
その他にも、言葉の真似っこや、バイバイ等の身振りなど、できることが増えていた事もあり、順調だと思っていました。

しかし運動発達では段々と成長の遅れがみえはじめていました。
移動は相変わらずズリバイ。
右手を主に使いながらずりずりと動きます。
普通のハイハイする傾向は一向にみられず、心配な気持ちもありましたが、ハイハイはしない子もいるよ、と色々な人に言われて、そこまで気にはしていなかったです。

10ヶ月すぎ、やっとつかまり立ちをしました。
しかし、脇を持ってたたせた時よりも力が入るためか、左足はバレリーナ立ちしていて、不安になったのを覚えています。
つかまり立ちはなかなか上達せず、11ヶ月でやっとマスター。
次第にバレリーナ立ちから普通のつま先立ちへ。
でも、左手は握っていることが多く、つかまり立ちの時は特に握っていましたね。
変に力が入っているような感じでした。

そして、一歳目前で再診へ。

S先生「やっぱり足首硬いね。力が抜けてる時もあるんだけど…。ハイハイもしないんだね。手の左右差は?あるのかぁ。うーん、MRI撮ってみようか。」

私達夫婦はてっきり、やっぱり異常なしだね!もう来なくていいよ!
と言ってもらえると思っていたので少しショックでした。
主人も、さすがに今回はMRI検査に反対しませんでしたね。

MRI検査の予約日までに、わんは一歳の誕生日を迎え、家族でとても幸せな1日を過ごしました。
数日後に控えたMRI検査の事が気がかりな反面、きっと大丈夫だろうと思っていました。

そして検査当日。

わんは普段朝寝も昼寝もするのですが、なんとか眠らせる事なく病院へ。
その甲斐あってか、眠り薬を飲んですぐ眠そうになってきました。
ぐずりましたが、なんとか寝かしつけ、熟睡。

MRI検査については、8ヶ月の時の診察時、小児科の先生に説明していただいていたのですが、「検査にはすぐ対処ができるよう医師が付き添いますし、保護者の方も一緒にいてもらいます」と言われていたのに、結局誰も付き添うことなく、わん1人でMRIに入りました。
時間は20分〜30分でしょうか。
(私は、前の話と違うけど一歳になったし、こんなもんか?と思ったのですが、主人はそこにすごく憤りを感じたようでした)

心配もありましたが、無事検査も終わり、MRI室を後にして、診察室に。
診察までの間、わんを寝かせられるように、ベッドに案内してもらったのですが、着くとわんはすぐに目を覚ましてしまいました。
でもやはり薬の影響か、通常の目覚めとは違うようで、そこから1時間半ぐずり続けましたね。
それはそれは大変でしたが、ぐずり続けた結果、また寝てしまいました。

しかし、診察の予定時刻になっても呼ばれず、、、
その間、もしかして検査結果が悪いのかと、とても不安でした。
何度も何度も大丈夫でありますようにと祈りました。


つづく