こんなエピソードがありました。
（姪達とお友達）
ある朝
キッチンに行くと
し～んとした中
母親が朝食の支度をしていました。
普段は寝ている時間以外
AMラジオ並にトークし、
間は全て自歌で埋めている母。
そんな母が、し～ん。
鳥肌がたつような違和感のある
妙な空気でした。
私たちが（週末だったので弟一家も）テーブルに揃うと
青ざめた表情を浮かべた母はこう言いました。
「夜中に死神が来た。
私見たのよ。
多分おばあちゃんを迎えにきたんだと思う。
２人ベランダから中をのぞいてたの。
でもちょうど蘭花の写真が飾ってあったから
まだ早いって、
彼女が吠え返したんだと思う。。。」
そっか。。。蘭花が守ってくれたんだ。。。
蘭花はいつも守ってくれたからな。。。
霊感のある母のストーリーは説得力がありました。
すると義理の妹が
「お母さん、死神ってカマ持ってました？カマ？
後、黒い大きなマント、かぶってました？」
「カマは持ってなかったわねぇ。
二人ともスーツだったわ！黒のスーツ！」
「顔は見られました？サングラスとかしてました？」
「いやっ、黒スーツに黒い帽子だった。
マジシャンが使うような！」
真剣に死神のルックスについて語り合うふたり。
どうやら、彼女達の頭の中では
" MIB" と "FRINGE" と チャップリンのイメージが
ごっちゃになっていたよう。
そこからどんどん話しが変になり、、、
死神は現場調査に来た
運び出すには２人じゃ厳しい
今回は寸法だけとって帰った
など
建築家の母親が建設現場で使うような用語で盛り上がり
すっかりそもそも何の話しだったか忘れ
また介護生活から笑顔をもらった
私たちでした。
それにしても、「カマもってました？」には
びっくりしましたね。
義理の妹は只者じゃない。。。
姪達二人は
“介護士ゆき”
“ヘルパーまき”
と命名されました。
最近は、
おままごと
ではなく
介護ごっこ
をして遊んでます。