犬にとって、水分摂取は非常に大切です。
また結石を患っているワンちゃんにとっては、その結石の種類に関わらず水をたくさん飲んで排泄することが健康管理に欠かせないものですね。
とはいえ、実際に水分量は足りているのか? どうやったらたくさん飲んでくれるのか?
愛犬の健康を心配する飼い主さんにとっては、悩みの種ですね。
まずは、生活環境を見直してみましょう。
犬が水を飲むようになるための生活環境を整えましょう!
- 水飲みの器を見直す
- おしっこを我慢させない
- 自発的に飲むタイミングをつくる
- ごはんに水を加える
- 水分量が足りているかの判断基準は?
【水飲みの器を見直す】
よくペットショップへ行くと、ペットボトルにノズルを装着するタイプのウオーターノズルでお水を飲んでいるワンちゃんを見かけるのですが、これは家庭ではやめた方が良いです。
水の出る量が制限され、ワンちゃんが十分に飲めない状況をつくってしまいます。
ボウルタイプの器に変えてあげると、ワンちゃんが好きなだけガブガブ水が飲めるようになりますよ。
いまネットショップでも色々なタイプものがあるので検討してみてはいかがでしょう?
【おしっこを我慢させない】
散歩に行かないとおしっこをしない、というワンちゃんがたまにいます。
このタイプの子は結石になりやすいので要注意です!
おしっこを我慢しているとき、水を飲むのを控える犬もなかにはいるのです。
そうならないためにも散歩をまめに行ってあげるか、一番良いのは室内でも排泄できるように訓練しておくことです。
また、排泄後には速やかに片付けて、トイレの環境を清潔に保ってあげるのも大事です。意外に(?)犬ってきれい好きなんです。トイレが汚いとおしっこを我慢してしまうこともありますよ?
【自発的に飲むタイミングをつくる】
犬が水を飲みたくなるタイミングは、散歩や食事のあとです。
一日の散歩が、今まで1回だったのを2回にわけるとか、食事が1日2回だったのを3回にわける、など生活習慣を変えてあげるのもひとつの方法です。
ワンちゃんが飲みたくなるきっかけを作ってあげて、そのタイミングを見計らって、新鮮なお水を用意してあげると良いですよ。
【ごはんに水分を加える】
結石の犬用特別療法食は、メーカーがフードに水分を含ませていたり、自発的に水分をとるように栄養バランスを考えて作っています。なので、療法食を与えている場合は、それほど神経質に水分量について気にすることはないと、獣医師の先生がおっしゃっていました。
療法食ではない場合、ごはんに水を一緒に加えてあげるとワンちゃんは喜んできれいに食べてくれますよ。
食事と一緒の方が犬にとっては水分がとりやすいのです。
ドライフードの場合は「ふやかしてあげる」とよく聞きますが、そこまでしなくてもワンちゃんがフツーに食べてくれるのなら、水を加えるだけでも大丈夫です。
【水分量が足りているかの判断基準は?】
以前、水分摂取量について書いたとき、ペットボトル方式をご紹介しました。
(関連記事:犬の水飲みの量を把握しておこう!水を飲まない子は結石に注意!)
今回は、もっと簡単な判断基準をご紹介します。
その方法は、尿や便の状態をチェックしてあげればいいのです。
尿の量は少なくないか? 色は濃くないか? ニオイは強くないか?
便はかたくなっていないか? 乾燥気味ではないか?
これなら、毎日自然に確認できますよね。
まとめます!
犬に水を飲ませる方法は、まず生活環境を見直してみましょう。
犬の習性をうまく利用して、上手にお水を飲んでもらえるように工夫してみると良いですよ。
また、ワンちゃんによって性格も違えば好みも違います。
その子に合った方法を模索していくのも、飼い主としての責任かもしれませんね。と言ってしまうと、難しい話になってしまうので・・・(^_^;)
一番大切なのは、愛犬がどうしたら幸せでいられるのかな?ってことなのだと、私は思いますよ。