花の慶次 | おしんの俺様風流記

花の慶次

おしんです。

実は前田慶次郎が大好きです。最近、パチンコなんかで有名になってます、あの花の慶次です。

前田慶次郎利益(まえだけいじろうとします)は元々、謎の多い人物で、文献にはほとんど出てきません。また出世やその後も諸説あり、イマイチはっきりしないのですが、時代小説の中には度々登場します。ビデオゲームにも登場してますよね。俺が一番、好きな作品は隆慶一郎著/一夢庵風流記です。慶次郎の奔放さが良く出ていて読んでいて本当に晴れやかな気分にさせてくれます。
また、期待度大なんですが、NHK大河ドラマ「天地人」は直江兼続の生涯を書いたものなので、恐らく前田慶次郎は出て来るものと思われます。何と言っても慶次郎と兼続は莫逆の友ですからね。
でも「天地人」のサイトには前田慶次郎の名前はないのよ。

最後に隆慶一郎著/一夢庵風流記の最後に書いてある、無苦庵(慶次郎の事)の記した一節を紹介します。何とも風情のある書き方で、読んでいると死と言うものさえ、爽やかに見えてしまう様な詩です。

「無苦庵記」より抜粋

抑(そもそ)も此(こ)の、無苦庵(むくあん)は、考を勤むべき親もなければ、憐(あわ)れむべき子もなし
心は墨に染ねども、髪結ぶがむづかしさにつむりを剃り、手のつかひ不奉公もせず
足の駕籠(かご)かき小揚(こあげ)やとはず

七年の病なければ三年の蓬(あし)も用ひず

雲無心にして岫(くき)を出るもまたをかし
詩歌に心なければ月花も苦にならず
寐(ね)たき時は昼も寝、起きたき時は夜も起る

九品蓮台(くほんれんだい)に至らんと思ふ欲心(ほっしん)なければ八萬地獄に落つべき罪もなし

生きるまでいきたらば死ぬるでもあらうかと思ふ