保健所 | おしんの俺様風流記

保健所

今日、保健所に行って色んな事情を説明された。

そんな時、一人のおばさんが、軽トラでやって来た。

荷台には一匹の大きくて立派な秋田犬。

精悍な顔立ちでうちのちびズとはまた、違うイメージ。

おばさんが保健所の人に言ってた。

大きくなりすぎて困るから処分して下さい。

いたたまれなかった。

そんなんじゃ最初から、飼うなよ。

って、こんなトコに話を聞きに来てる俺も同類か。

狂ってんな。

秋田犬、檻に入れられて、収集のトラックに積まれる。あの精悍な顔立ちの秋田犬がぶるぶる震えながら、こっちを見て鳴いてる。自分のこれからの運命を理解してるのかな。

俺は保健所の人に聞いた。

あの秋田犬はどうなるんですか?
あれだけ大きいとね、100%って言ってもいい位、まず里親はみつかりませんね。可哀想だけど、このまま処分待ちになりますね。愛護団体の人も敬遠しますしね。

飼い主の一時的な可愛いって感情やエゴや見栄で動物を飼うべきではないと俺は思う。

命に重い軽いの差はないと俺は思う。

帰りぎわに保健所の職員の言葉。
うちも以前、犬を飼ってましてね。死んだ時はホントに悲しかった。今でも首輪を取っておいてあるんですよ。この仔犬達もホントに可愛い。出来る事なら飼ってあげたいが、私自身、もう悲しい思いはしたくないんです。出来るだけ感情移入しない様に努めていますが、辛いですよ。


そうだよね。保健所の人達だって好きこのんで犬を処分してる訳ではなく、逆に俺はその人に暖かさを感じた。

俺が車に乗り込んだ後も、俺のトコに来て言ってくれた。

一日も早く里親を探してあげて下さいね。お正月には新しいお家で元気に過ごせる様にね。

俺はありがとうございます。って一言いうのがやっとだったよ。

ちびズ。もうちょっと待ってな。俺が必ず探すからさ。

お前達の笑顔は俺が守ってやるから。

だから、もうちょっと待ってな。