目薬 | おしんの俺様風流記

目薬



蒼く高い空を見ていたんだ
乾いた風が凄く気持ち良くて

真っ白い雲が流れて
高いところで鳥が飛んでる
僕はそれをいつまでも
眺めていたんだ

目が乾いて目薬を注したよ
左目と右目に一滴づつ

空を見ながら何故か口を開けて
そして、まばたきをしたら
まるで涙みたいに目薬が
頬を流れて落ちた

そしたらなんだか
寂しい気持ちになって

僕は嘘の涙でぼやけた蒼空を
いつまでもながめていたんだ。

泣いてなんかいないのに
頬には涙の感触
目薬が流れただけなのに
なんか本当に泣いてるみたい

優しい風が頬を撫でて
僕はまた空を見る
そしてまた目が乾いたら…