突然の大きな揺れに襲われました
机の下に潜り
机の足にしがみついて
あまりの揺れの大きさに
言葉も出ず …
携帯から発信される
社員全員分の
緊急地震速報の音だけが
大きく鳴り響いていました
ﾋﾞﾙ管理会社の避難指示で
外に出てみると ｶﾞﾗｽや外壁の
破片が散乱している中
雪の舞う寒空に
大勢の人々が
立ちすくんでいました
被災県の住人です…
あれから3年経ちました…
今はあの出来事がｳｿみたいに
平穏な生活を送っています
ただ…高層建物から
窓の外の景色を眺めれば
海が遠くにしか見えなかったのに
今は…視界を遮っていた
ほとんどの建物が失せ
更地となった広大な土地の
近くに海が見えてます…
簡単に多くのﾓﾉを奪い去った
自然の脅威は
今もまだ爪痕を残したまま…
そして
多くを失って
悲しみのまだ癒えない方にも
故郷を離れざるを得なかった方にも
自宅にまだ戻れない方にも
同じように
3回目のあの時がやってきます
辛かったあの日々を
経験した一人として
地震と津波で亡くなられた方々の
ご冥福を祈るとともに
まだ辛い思いをされている方々に
平穏な生活が一日でも早く
訪れますよう
被災地の復興を祈ります…
2014.1月 某地区沿岸部…
津波に襲われた地区と
免れた地区…
小高い場所から見た風景
言葉にならない辛い風景でした…