ラクして楽しく生きる
Michikoです。

氷河特急(グレッチャーエキスプレス)で
ツェルマット に向かってます。





お話は、前回の続きとなります。

前回のお話は、良ければ、
下記のブログをご覧下さいね。



私たち夫婦の相席の若いご夫婦が、
グズる赤ちゃんを連れて
席を立たれてから、
1時間以上は経ったでしょうか??

その間、通路を隔てた席のご夫婦が、
途中の駅で降りられ、2席空いてました。

そこに途中駅から乗車された
若い女性が私たちの席の前に
座られました。

でも、ここは、
あの若いご夫婦の席のはず。

そうこうしていると
検札に訪れた車掌さんは、
彼女が座っている席に対して
何もおっしゃっらなかったので、
あの若いご夫婦は、
途中下車されたものと思いました。

でも、一部の荷物は置かれたまま。

そこで、再度来られた車掌さんに、
荷物を忘れられたことを
伝えたいのだけど、
私の英語力では伝わらず、
通路を挟んで座られていたご夫婦が、
代わりに説明をして下さいました。

その後、
何らかの手立てをとって下さるものと
思いきやなしのつぶて。

そして、

私の前に座られた女性は、
窓際の席が空いているのにも関わらず、
通路側の席から窓越で、
たくさんの写真を撮ったりと
楽しんでられてました。

窓際の席は、
元々私の指定席でもあるので、
遠慮されたんでしょうか、
そんな彼女をみて、
彼女に良ければ座っても大丈夫ですよっとお伝えすると、
感謝の言葉とともに窓際の席に。

一見、学生さんにも見えるインディアン風のお顔だちの女性。

お名前は、
リリアナさんとおっしゃる
オランダから来られた方のようです。

チューリッヒを起点に
一日中列車に乗って旅をされてるとか。

学生さんだと思ってお聞きしたら、
お仕事を辞めて今は、
フリーで旅をされてるとのこと。

旅の行程を地図とともに
教えて下さいました。

私たち夫婦の写真を撮って下さったりと
とても気さくな可愛らしい女性です。

っと、かなり時間が経ったある時、

あのイケメン、イクメンのご主人が。

下車されたものと勝手に思ってたので、
状況がつかめない私の前に現れた彼は、
相変わらずの素敵な笑顔。
ご自身の席に見知らぬ女性が
座ってるにも関わらず、
表情一つ変えずです。

英語が不得手な私が、
状況説明が出来ないでいると、
通路を挟んで座っておられたご夫婦が、
またもや、助け舟を出して頂き、
経緯を説明下さいました。

そしたら、
このイケメン、イクメンのご主人。
ご自身と奥様の乗車券を取り出し、
そして、
オランダ人の女性にも
乗車券を出してもらうことを促して、
お互いの乗車券を確認。

なんと、オランダ人の女性は、
この席ではなく、
通路を挟んだ席であることが判明。

その間も、
イクメン、イケメンのご主人は、
全く怒ることも指摘することもなく
始終、紳士的かつ笑顔で神対応。

私は、その状況を見させて頂き、
イクメン、イケメンは
見た目や行動だけではなく、 
心も超イケメンのご主人に
強く心を打たれました。

最終駅のツェルマットで、
 お別れをする際にも、 
この素敵な若ご夫婦と、
席を間違えたリリアナさん、
勘違いしていた私たち夫婦の5人は、
笑顔と感謝の言葉とともに
それぞれの旅へとむかいました。

一期一会。

そんな出会いではありますが、


あの若いご夫婦から、

学ばさせて頂いたことは、

私にとっては、

大切な宝物となりました。



心より感謝です。