まぁ人から愛されたことも愛したこともない人間が語るな!
と言われれば「ごもっともです。申し訳ありません」
と言うしかありません、ちきんです。
お金持ちでイケメンでもなく、特別頭がいい訳でもなく、
有名人でもない。
だからと言って自分を卑下する素振りは
みっともないと思って生きてきた。
「当然だ、仕方ない。」と自分に言い聞かせて
好かれないにしても嫌われないでいようと
過ごした結果、つまらない石ころになった。
当然モテるわけがなく、
「この人、怒らないし、何でも言うこと聞いてくれるし
とりあえずいい人ができたら適当な言い訳してふればいいわ」
おそらくそういう存在であったことに気づいたのは
フラれた後だった。
「当然、魅力がない自分が悪い」
その根性が陰キャに追い打ちをかけた。
そこまではならなくていいです。
筋トレしたり、相手の趣味を勉強して話しできるように
したり食べ物も相手の好物を多めにしたり
それで嫌われないように努めた。
でもそれが異性に嫌われる要因にもなった。
なんで「俺に任せて自分に着いてこい!」
「なんで私に合わせて自分の意見言わないの!」
そんな感じだった。
確かにモテた友人や後輩を考えてみると
上記のような男だった。
もしくは上記でなくてもイケメンだった
(※但し中身のなさそうな女性が群がってた)
20代前半までは「ちきんさんって優しいよね」
それが誉め言葉だと思ってた。
男性に言おう、本当にそう思って結婚する人もいるが
それは他の部分もいいと思って言うのだ
自分の場合はほかに褒めるとこが無くて言ってる
そのことに気づいたのは数年後だった。
他人からすれば犬が亡くなったくらいで
そういうのもわかるが・・・
愛犬は愛情を注いだ分、愛情を返してくれた
浮気して別の主人に行くこともなく、主人に対して
不満も言わず、いつでもついてくる。
酒も飲まなければギャンブルもしない
私の主人はあなただけ!
愛犬の愛情で満たされた分
失ったときの感情は計り知れないものだった。
←3日間泣いた女々しい男
自分はこの感情を人間で味わったことがない。
だから自分が愛したことも愛されたことも
なかったと確信したのだ。
そんな人間が人から愛される訳がないのだ。
「牛タンが食べたいです。。。」
「そういうとこが嫌いなの!!」