斉藤牧場の斉藤さんのコメント
放牧中止の言葉だけが独り歩きしてもいけませんので、ここらでまとめたいと思います。
今回の改正案が通った場合、牛に関してですが、今回の改正は口蹄疫を前提にしているので、もしこの病気が近隣で発生して、高知県が大臣指定地域に指定されたときに放牧の中止が指示されます。現在は出てませんので、放牧には影響はありません。
ただ放牧中止の準備として、放牧を中止したときのために隔離棟のような施設を構えなければなりません。7月1日より義務となり、これが負担でコストとなって重くのしかかってきます。
口蹄疫発生時には、罰則まで構えているので、どうしてもその牛舎なるものに押し込めなければなりません。
暑熱対策は?
糞尿対策は?
密飼いに対するストレスはどうするのか?
何よりエサはどうするの?
おそらく購入になるでしょう。
うちとしては、せっかくのびのびと放牧で暮らしてきた牛たちをそんなことしたくないし、いつまで閉じ込めとければいいの?という期限がわかりません。半年いや一年以上になるかもしれません。
そういう不明確な要素がたくさんあるのであれば、口蹄疫が発生し、大臣指定地域となったときには、牛たちに苦労を強いる前に、廃業を選択せざるを得なくなるかもしれないというところが正直なところです。
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