通報の仕方 | わんこ・にゃんこNIJI.NETブログ New

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保護わんこ&ペットとの暮らし

Facebookで西山ゆう子先生が、投稿していた記事をシェアします。

内容はコピペしましたが、元記事はこちらです


☆暑い中、屋外に放置され、辛そうにしている飼い犬を見た場合の通報の仕方☆

(長文)
近所の飼い犬で、ずっと屋外に置かれてへたばっている犬を見たら。
公園やスーパーの外に、つながれて、暑がっている犬を発見したら。
車の中にペットだけ置かれて、暑そうにしているペットを発見したら。

ここでは「犬」の例を紹介していますが、基本、猫も鳥も、他のペットも同じです。
しかるべき機関に通報し、1匹でも多くの尊い命を救えたらと思います。
 
1.犬が意識不明などの緊急状態ではない場合。
管轄の地方自治体の、動物愛護管理行政に電話連絡してください。
場所により、都道府県、市町村など、管轄が異なります。
 
2.現状を説明し、「自分の犬ではないが、熱中症を危惧する」という旨を明確に伝えてください。すぐに現場に来て、飼い主に注意指導をするよう、要請してください。

動物が、熱中症の危険にさらされているのか、どの程度の緊急性があるのか、判断できることが前提です。それゆえ、獣医師免許を持つ職員に来て頂くことが重要です。
 
3.行政から、「担当のものがすぐに現場に行けない」と言われた場合。
あるいは、地方自治体の行政の業務時間外である場合(夜間、土日など)。
あるいは、動物が緊急状態である場合は、管轄の警察署へ、通報してください。
 
4.行政および、警察へ通報をする時の
       ヒント

できるだけ、自分の感情ではなく、犬の状態を明確に伝えて下さい。
「意識もうろうとしている」
「立てない」
「ひどくハアハアして倒れている」
「失神しているようだ」
「異常に流延している」など、
犬の状態を明確に伝えて下さい。

「とにかく暑そう」「かわいそう」「このままだと死んじゃう」「この家はいつも庭に犬を放置していて、ろくに散歩もさせていない」「せめて毛くらい刈ってあげたい」というのは、自分の感情、意見が入っており、相手に明確に情報が伝わりません。
 
5.犬の状態が非常に重篤そうな場合、あるいは、車内放置などの場合、警察に、「緊急状態であり、一刻も早いアクションが必要」と、緊急性を伝えて下さい。
 
6.自治体によって、警察も行政も、動物愛護法の認識が徹底しておらず、直ちに行動しない場合もあるかもしれません。
初めから、「どうせ行政は動かないから」「どうせ警察は来てくれないから」と決めつけず、正当な方法で、いち市民として通報してください。関係機関も、市民の通報から学ぶことでしょう。
 
日本は、他人が所有しているペットに対して、所有者ではない、いち市民が行動をとることが、まだまだ難しい国です。しかし、この猛暑の中、飼い主に守ってもらえず、命を落とす例がたくさんあります。どうか皆さまの小さな努力で、1匹でも多くの動物を救うことができれば、と願ってやみません。

写真 
気温36度の中、スーパーの前で辛そうにしていた犬。


シェアーは自由に行ってください。
他への転載に関しては、事前にご一報いただけたらと思います。(了承いただきました)

行政関係者の方で、記述内容に間違いがあると思われる方は、ご面倒でもご連絡、ご指摘いただけると幸いです。

                                 文責 西山ゆう子