「特別送達」という郵便

  

 

  ブログをもっと読みやすくセンスよく書きたいな、と思っているんですが、

 SNSオンチなので満足のいく仕上がりにならなくて。

  読んでくださっている方、ごめんなさい<(_ _)>・・・すぐ謝るのもモラハラ

 されるタイプの人間なのかもしれません。

 

  さてさて。調停のときは家庭裁判所から普通郵便でペラ一枚、呼び出しの紙が

 入っていただけだったのですが。何なら、「裁判所からと分からないように郵送し

 ましょうか?」なんて、書記官から相手を気遣った提案の連絡もありました。

 居住場所でなく職場等に送付することもあるからでしょうね。もちろん、私は

 お断りしていました。(コンピ2回しか起こしていなですが)

  話を戻して。一度目は不在票が入っていたので翌日に再配達を依頼、受取りの

 サインをしました。A4サイズの封筒に厚さ1センチ、ずっしりとした、しっかり

 「家庭裁判所」の印字の入った「特別送達郵便」という聞き慣れない封筒を受取り

 ました。離婚調停が不成立になって約3週間後だったんですが、「いったい何が

 来たん?」って思いましたよ~。なんて鈍感なわたし。

  早速開封。1センチの厚い冊子のような「訴状」と「第一回口頭弁論期日及び

 答弁書催告状」という期日が書いてある用紙1枚が入っていました。

  1センチの冊子は、モラ夫の主張、証拠書類などほぼ離婚調停で提出された

 同じ書類でした。

 

 質問:何故、調停で提出したのにまた同じものを提出する必要があるの?

 答え:調停から自動的に裁判へ移行しないからなんです。だから書面、証拠書類、

    全てもう一度提出する必要があるんです。別事件という事ですね。

 

 質問:調停終了後、3週間以内に裁判を申し立ててきたのはなぜ?

 答え:3週間以内だと、収入印紙代が割安になるから。要するに裁判費用をいくらか

    モラ夫はケチったということです。どケチ!

 

  裁判所からお手紙がきたら、放置はしないでくださいね。期日のお知らせが

 入ってて、その期日に書面を提出するのか、出廷するのかが書いています。

  この「離婚訴訟」では口頭弁論の日時答弁書の提出期限の二つの期日が

 書いてありました。さすがに裁判となると勝手がわからないので、私も弁護士

 を付けざるを得なくなりました。離婚調停をひとりで行ったので、その分浮いた

 お金と、コンピの一部を貯金し、裁判費用を捻出する計画をしてました。

  しかし、調停をひとりで頑張った分、こころはズタズタになってしまい、

 持病のうつ病が悪化し始めていました。最悪・・・

  答弁書の提出期限は約1か月後。その後口頭弁論の日。早く弁護士に依頼

 しないといけません。

  わたしはひとりで調停をしていた時、特定の弁護士がおらず、あらゆる弁護士

 相談を利用してアドバイスを貰って進めてました。先に行った「面会」「コンピ」

 の時に依頼した男性弁護士は、体調不良で活動をお休みされていたので、新しい

 弁護士を見つけなければなりませんでした。

 

  やることリストが山積みに・・・

 

 

 

 

  

 

 

したくはなかったよ、訴訟なんて・・・

 

   私が起こした「コンピ(婚姻費用の調停)」は、圧倒的勝利でした。私の

  主張がほぼ通ったし、何なら、別居の時に二人で話し合った額よりも、

  ¥37,000/月も増えたんですから。そしてモラ夫が起こした息子に

  対する「面会交流調停」も、調査官調査まで行った結果、「息子さんの意思

  を尊重し父から連絡はせず、息子さんが連絡をするのを待ちましょうネ」

  ネ、とは言ってませんが^^;モラ夫は「負け」ました。

   そして「離婚調停」をソッコーに起こしてきました。私はその時、

  「絶対に調停で離婚は成立しない」と思いました。それとコンピの金額が

  多かったので早く離婚するメリットがなかったんです。それなら、コンピを

  貰える期間を少しでも長くしよう!と考えました。

 

   「離婚調停」は、モラ夫はは引き続き弁護士を立てて、わたしはどうせ

  成立しないなら弁護士を立てずに一人でやろう!

   離婚調停の争点はやはり「財産分与」と「養育費」でした。つまりお金の

  ことばかり。「子供と会えないのに養育費払うのはおかしい」「財産分与は

  別居時に全て終わった。お前の方がもっと持ってるんじゃないか?」と

  責めてきました。銀行口座の開示請求もされました。しまいには、「退職金

  は半分渡すから別れてくれ」

     はあ~?!  あんた、もっと財産持ってるよね?

     そんな損するような条件で離婚しますっていうわけないだろ!

   ずっとNO!を突き付けてきたわたしは、訴訟を覚悟で調停をし、モラ夫

  から「不成立です」と言われ、2週間後に訴訟の郵便が届いたのです。

 

裁判(訴訟)への道

 

 ブログを書くってとても難しい・・・小学生の時は、読書感想文に入選した事も

ありましたが、そんなの関係ないですね(笑)

 

 さて、早く離婚したいから裁判(訴訟)をするって出来るんでしょうか?

 

 それは、出来ません。残念ながら・・・

 

 必ず「離婚調停」をしてください。調停で子どもの面会、親権、養育費、

財産分与、年金分割など離婚時に決める事全てを話し合う事ができます。

 しかし、何か一つでも解決できないものがあれば、いつまでも調停は

続けられないので「不成立」になります。そうなれば、離婚をしたい側が

「離婚訴訟」を起こさなければ裁判できません。

 

 つまり、調停で決着しなかったから裁判を起こす、という順序になります。

 

 わたしの場合、モラ夫が「離婚調停」を起こしてきました。離婚調停を

起こされる前に、わたしから「婚姻費用分担請求」を起こし結審していました。

生活費を確保できたわたしは、離婚は急がなくていいと思っていたので、

「離婚したい」気持ちはあったけれど、お金も大事。なのでわたしから離婚調停も、

離婚訴訟も起こしませんでした。

 しかし、離婚訴訟を起こされたとき、「離婚はしたくない」と「反訴」しました。

これは婚姻費用(コンピ)を少しでも長く貰うための作戦です。

 

過去一番の夫婦大ゲンカ

 

 別居までの婚姻期間は23年間、2年に1回くらいのペースで大きい喧嘩は

してました。

 喧嘩の原因は大抵

  ・お互いの親のこと

  ・子どもの教育のこと

  ・夫婦生活のこと

 でも、結局モラ夫が「お前が悪い」という会話になって、わたしが「ごめんなさい」

と降参して我慢して終わり。

 

 ただ、一番最悪な大ゲンカをして別居を決意。その時に「モラハラ」という言葉

に出会い、「モラハラをされてる?」と気付けたのです。

 原因は夫婦生活のこと。当時のモラ夫は50代前半で単身赴任生活が6年目を

迎えようとしてました。とはいえ、単身先ではホテル住まい、毎週金曜の夜に帰宅

して、月曜の始発で単身先へ、通い赴任をしてました。だからか仕事のストレスが

年々蓄積していたようです。そのストレスをわたしに「性」で解消してくるように

なりました。毎週三晩要求されて流石にわたしも拒否の回数も多くなりました。

すると「夫婦はセックスをするのが当たり前。レスなら離婚だ。」いつもそう言われ

我慢して応じてきたけれど、「わたしはあなたの道具じゃない!嫌だ」と抵抗したのです。それをきっかけにモラ夫は、「オレのキャッシュカードを返せ、生活費は出さないし、定期預金を全て解約して現金を渡せ」とわたしの名義であろうが関係なくお金を全て取り上げられました(経済的DV)。

パートで働いていたわたしはWワークをしようとしたら、「仕事はするな」(束縛)。

勝手に浮気を疑い「ラインを見せろ、男の連絡先は消せ」(妄想)。

飲み会には行くな」(他人との接触を切る)。

子どもの前でわたしに「食わせてやってる!」怒鳴る、罵倒、怒号。(面前DV)etc…

長女のサクラが学校のカウンセラーに話したことで「それ、精神的暴力だよ、

モラルハラスメントだよ」と言われ、わたしに話してくれました。

 すぐに図書館で「モラハラ」の本を読むと、ドンピシャ。わたしは間違って

いない、モラハラだと確信したのでした。

 

 

自分には関係ないと思っていた

 

 「訴えてやる!」「裁判で決着しよう・・・」

 ・・・テレビからそんなセリフを聞いたことはあったけど、自分が関わるなんて

全く思ってなかった。そりゃあそうだわ。

 

 で、モラ夫から兵糧攻め(経済的DV)をされて、弁護士相談をした時に

「婚姻費用の調停をするという方法ですかね~」とその時初めて「調停」という言葉を耳にしました。それくらい素人でありパンピーなわたしです。

 

 わたしなりの解釈は

 

 「調停」・・・調停委員二人を仲介して、あっち(相手)とこっち(わたし)の主張を伝言ゲームのようにして話し合いをする。バックには担当の裁判官がいる。

話合いがまとまらないとバックにいる裁判官が審判して結審する。(案件により違うこともある)

 

 「裁判」・・・「訴訟」という。裁判官主導で行う。あっちもこっちも、主張は

裁判官にする。話合いではない。

 

 こんな感じです。

 「離婚調停」は聞くところによると、相手が調停に来なかった等は審判で結審することもあるようですが、私はこの「離婚調停」が不成立になった為、「離婚訴訟」に発展しました。しかし訴訟は、調停した時の証拠や主張を引継がない為、一から主張や

証拠物を提出しなければなりません。なので、離婚訴訟になりそうな時は、証拠や

主張書面は捨てず残しておきましょう。

 

自己紹介

 結婚生活23年で別居、モラハラ夫と話し合いが出来ず嫌気がさして子供を連れて家を飛び出して5年後に正式に離婚しました。

 

 この5年の中の3年半の間に調停3つと訴訟をしました。

 わたし(わん子)は鬱持ち

 長女(サクラ)は双極性障害に。

 長男(トム)は起立性調節障害に。

 

 あぁぁ…家を飛び出した時にスッキリしたつもりだったのに、

モラ夫がいなくなってからじわじわと壊れていく私たちのこころ。

本当の闘いは別居をしてからだった!!!!!

 

 調停は「婚姻費用分担請求調停」「子の監護に関する処分(面会交流)調停

離婚調停」の3つ。

 訴訟は「離婚調停」の不成立からの「離婚訴訟」をしました。

「婚姻費用分担請求」調停以外はすべてモラ夫から起こされました。

 

 そんな実体験をおもしろく、そして、調停とは、訴訟とは何ぞや?と書けたらと

思ってます。