震災から6日目。
原発の状況は徐々に悪くなっている。
もうちょっとで自宅も避難圏内に入る。
多分時間の問題・・・
大学卒業してこっちに戻って十数年、
多分ここで生きてここで死ぬんだろうなあとはずっと思ってた。
去年まで婆さんの介護をしてて、
それが終わって、残ったものは死の影だった。
死ぬってなんだろう?
僕はどんな死に方するんだろう?
なんていうか死が身近になっていた。
そして、それは現状もっと身近なものになっている。
多分、僕は間もなく死ぬかもしれない。
避難・・・なんかとても面倒だ。
逃げ切れても、その後の自分が見えない。
でも、それは震災前もというかこの一年感じていたことで、
それが、間もなく現実になるのかもしれない。
それだけのこと・・・だったつもりだったのに、
恐怖はまだ感じている。
死ぬのが怖い、いやどんな死に方をするのかが・・・怖い。
でも、死ねば皆に会えるのかもしれない。
僕には生きてる人間より失ってしまった人間のほうが多い。
会えるとしたらそのほうがいい。
母親や婆さんや課長はおそらく受け入れてくれるだろう。
ちょっと早いけどお前も来たかって・・・
それならそれでちょっと楽しく思う。
でもやっぱり問題は「早さ」であって、
もう死ぬのかと思うと、やっぱり怖い。
怖い怖い怖い。
逃げて助かってこれからも生きることができたとしても、
逃げることによって失ってしまうものが僕にはまだある。
それはとてもかけがいのないもので、もう一度作ることは不可能だ。
だとしたら・・・?
なにもわからない。
ほんとうにわからない。
おろおろしてるだけでまったく無力。
そんな最近の生。
やるべきことはまだある。
でも気力がない。
諦められないこともある。
でもちょっとどうでもいい。
ここで生きてここで死ぬ。
たったそれだけの望みですら、
叶わないのかな?
生きるのも恐怖、死ぬのも恐怖・・・
どうしようもないね。