(定価880円 新星出版社 キャッツタイムス社編著 1988年)
あの攻略法販売で有名になった「キャッツタイムス社」が書いている本と言う事で、かなり期待してしまう向きもあるんですが、中身は至って普通ですw
まぁ、時代的に大きなネタが無い時期の本って事もありますが、キャッツが作った本やビデオで普通に一般向けに売られているモノは大抵そうでしたし、具体的な攻略法が出ていたとしても、時期的にはもう全然使えないネタが満載ってのが普通でした。(懐)
それでは、この書籍の中をご紹介しましょう。
まず目次なんですが、一番最初にパチンコに関しての基本的な知識に関する事などで、各部名称や釘などの説明が入ります。
そして、その知識を踏まえた上で、各機種に対しての狙い所の説明がありまして、この本の中で紹介されているのは30機種になります。
フィーバーゴールドやフィーバーコスモには、それ程大きな威力はありませんが一応出目によるボタン攻略がありましたし、ニューパニック(Part2)には、史上初となった体感器ネタもありました。
当然、キャッツがそれらを知らない筈はないわけなんですが、この本の中では華麗にスルーしておりまして、如何にこの本が一般向けに作られているのかが、この辺で解りますww
この30機種の中で唯一、私が物凄く気になった機種があるんですが、その機種だけはこの本を見るまで存在を知りませんでした。(汗)
その機種はコチラです。
スカイウィングP1 (豊丸)
この機種、パッと目では普通のデジパチみたいに見えるんですが、実は電役機でして調整次第で一発台にもなります。(多汁)
遊技方法はと言いますと、まず左右落としがスタートチャッカーになってまして、そこに入ると中央のデジタル(画像での1-1の部分)が回ります。
で、中央デジタルは左右の数字が揃ったら、両肩とデジタル下の電チューが1秒間開きまして、デジタル下の電チューに入賞しますと、大当りとなりその下のサンバチャッカーが開放されます。
サンバチャッカーの参考例
(カーチスのモノ)
この画像では、釘が元々のゲージのままになっていますから一発台としては機能しませんが、一発台としての調整は、恐らく右の落としを通常時は入らないように塞ぎ、当って開放されたサンバチャッカーの横に当って流れるような調整にしてあって、右打ちで玉を出す調整になっていたと思われます。
デジタルは2桁で0~9までの10個の数字で当りは0~9までのゾロ目ですから、当りの確率は1/10となるわけです。 なので、頻繁に電チューが開いてチャンスはあるけど中々入賞しないというタイプの一発台だったわけですね。 役物ではないので同じとは言い辛いですが、ベータとかセイヤと似たようなタイプと言えましょうか。
う~ん、これは是非死ぬ前までに一度打ってみたい…(汁)