おはようございます!


今朝の朝日新聞朝刊第一面
折々のことば



ひとは孤独を逃れるために独居しさえする

                         三木清


  人は大勢の人の間にあっても、というかその中でこそ孤独であると、哲学者は言う。
だから人は、逆説的にも孤独から逃れるために独居しもする。
が、反対に、孤独を味わうために街に出もする。
孤独は何かの欠乏ではなく、まぎらすよりもむしろ味わうべきもの。
その意味で孤独は感情よりも知性に属し、その中ではじめて世界と確と(しかと)向き合うことができる。
『哲学と人生』から。





孤独は味わうべきもの?
新しい視点ですね!