おはようございます!
今日の朝日新聞朝刊第一面
折々のことば
中井正一が索め(もとめ)たのは、人びとの沈黙にはたらきかける言葉ではない。
人びとの沈黙を受けとめる言葉だ。
長田弘
戦時中、人びと(ピープル)の生を内から支える「考える言葉」を鍛えようと呼びかけた美学者・中井正一。
「問うべき問いを見いだしたとき、見いださねばならない」
のは新しい語り口だと、詩人は言う。学問の生硬な言葉で生に切り込むのではなく、寡黙な生のその重量を掌で量るような語り口をと。
昨日と同じ『中井正一評論集』の「解説」から。
考える言葉を鍛える。
って、思考が変わるということかなぁ?