おはようございます!
8月最後の月曜日
雨に成りました。
さて
土曜日に
朝日新聞
別刷りのbe
匠の美のコーナーに
東大寺の記事が載っていました。
大仏殿の前に
会津八一(やいち)
の歌碑が立っているそうです。
おほらかに もろて の ゆび
を ひらかせて おほき ほとけ は
あまたらしたり
おおらかに、両手の指をお開きになって、大仏さまは満ち満ちているという歌である。
「あまたらしたり」
を漢字仮名混じりで書くと「天足したり」
となる。
この言葉は、「万葉集」
にも、登場する。
生命力が天空に充満していることをいう言葉だ。
中略
つまり、この大仏は宇宙そのものであると述べているのである。
片手ではなく両手。
握り拳ではなく、手を開いて、宇宙そのものを体現する大仏。
それは、まさに衆生を救う姿なのである。
聖武天皇は、世界のどこにもない巨大な金銅仏を造ることによって、人の心をひとつにしようとした。
それは、宗教の力ではなく、人の力を示すものなのだ。
あの大仏は、人の力の偉大さを示しているのだと思う。
宇宙のシンボルも、人のつくりたもうたものなのだ。
奈良大教授 上野誠
今日で8月も終ります。
涼しく成りそうですね!