これは、センスについて語っていらっしゃる記事を写した物です。
仕事力と題して、ファッションデザイナーのコシノジュンコさんが朝日新聞で語っていて、センスとはなにか…?
センスは四つの意味を含んでいる。
「感覚的」「経験がある」、それについての「知識を持っている」。そして瞬時にどうすべきかの「状況判断が出来る」。
経験があることは特に大切で、子どもの時の無邪気な体験はもちろん、見知らぬ土地へ行った、美しい物を見た、何かを壊した、手痛い失敗をしたというようなさまざまな体験の貯金があること。そしてその体験を知識で定着させること。
どんなことでも自分のセンサーにかかったらつかまえて、私のセンスの引き出しに蓄えている。
意識してそれを続けることですね。
例えば初めて営業にやってきた銀行マンでも、センスがあるとピンときたら私は話を聞いてみます。
それは身に着けている服装のことではなく、その人なりに自分を豊かにする努力をしていて、それを状況に応じて使いこなせる魅力が伝わってくるかどうかなのです。
多くの困難な体験をしていても、虚勢を張ったり、何かで間に合わせたりするのではなく、その時、その場で伝えるべき魂を知っていることのすごさ。
センスとは、つまり見た目がどうこうというのではなく、人間の総合力なのです