コロナ自粛期間中、オンラインピアノレッスン(リモートレッスン)で、大人気を博したZOOM。
遅延と音質劣化が問題となっていましたが、9月1日に音質が良くなるアップデートが施されたとの情報を得ました。
今回は実際に音質を検証してみましたので、その結果をお知らせします。
実際の検証動画
今回のバージョンアップでは・・・
そもそも、ZOOMは、オンライン会議用に誕生したシステムで、繊細な表現を主とする音楽。特に楽器演奏には不向きとされてきました。
しかし今回、公式サイトに、「音楽教育」という文言が目に入りました。これはいやがおうにも期待が高まりますね。
高音質にする設定方法
高音質にするためには、デフォルト(基本設定)のままではだめです。
ZOOMの設定画面から、次の設定を変更します。
『背景雑音を抑制』を、低モードにします。
次に『詳細』をクリックして、
『エコー除去を無効する』
『好悪忠実度音楽モード』
に、チェックを入れます。
また、その上の「ミーティング内オプションをマイクから”オリジナルサウンドを有効化”に表示」もチェックしてください。
これで設定は完了です。
環境を用意する
高忠実度音楽モードの効果を最大限発揮するのは、以下の条件下です。
1、パソコン使用(スマホ不可)
2、有線LAN接続
3、外部マイク使用
4、オーディオインターフェイス使用
1、残念ながら現在のところ、スマホでは高忠実度音楽モードは使用できません。ただ、オリジナルサウンドを有効を選択し、音質を多少向上させることは可能です。
3、パソコンの内臓マイクより、高品質な外部マイクを使用するほうがより音質が向上します。
4、オーディオインターフェイスとは、マイクや楽器などを接続して、データ化にしてパソコンで使えるようにする機具です。(アナログ=A、デジタル=Dとして、D/A、A/Dと表記されることもあります。)これを介してマイクとパソコンを接続することでより良い音質が実現できます。
検証の所感
実際に高忠実度音楽モードを体験して、これまでのZOOMから1ランク上の音質になったと実感しました。
ただ、ピアノレッスンにとって満点かと問われると、及第点ではあるが、満点ではないと言うのが正直な感想です。
また、かねてからの遅延問題は、まったく解消していません。
本当の意味でのオンラインレッスンは、やはり5Gの普及を待つことになるのでしょうか。
とはいえ、わずか半年ほどでこれだけ普及し、進化を遂げたZOOM。更なる音質向上の可能性に期待したいところです。
オンラインレッスンはひと段落した感がありますが、アフターコロナのこのご時世を考えたとき、やはりオンラインの必要性を感じざるを得ません。
しばらくZOOMから遠のいていたピアノ指導者の皆様も、今回のバージョンアップを期にチェックしておかれることをお勧めします。



