さて、そんな風に自分をごまかし、生活していましたが、その年の11月くらいだったと思います。
いつものように右手の脱力が起こりました。
またすぐ治るだろう、とタカをくくっていましたが…
これが、治らない。
数時間立っても、治らない。
右手でモノが持てず、バレー検査(両手を前に出し、目を閉じてその手の位置を維持する)で、右手がすぐに落ちてしまう状態。
そのころ私は本当に忙しく、三交代の仕事をしながら、夜勤明けでも院内学会(研究発表会)の準備や、習っていたバレエの発表会を控え、衣装を直したり、リハーサルがあったりで、眠れないような日々が続いていました。
休みなんてあっても形だけ。
休みの日でも職場に行き、研究発表の資料を作ったり準備をしたり、バレエのレッスンがあったり…。
でも、さすがに右手がきかない状態で普通に働き続けることはできませんでした。
とりあえず行ってみた整形外科では、原因不明。
子供だましですが、神経のしびれにきく、ビタミンB12の薬を処方されました(メチコバール)。
そのころ、私の働いていた病院では、週に一度神経内科の先生が大学病院から派遣されて外来をやっていました。
上司とも相談し、その先生にかかってみることに。
この先生、初診の人にはとっても時間をかけてみてくださる先生でした。
頭のCTを撮ったりしましたが、特に異常なし。
それよりも、自分でもびっくりしたのですが、脈拍が安静時でも140くらいありました(ふつうは60~80前後)。
甲状腺を疑い、血液検査をしたら…。
これがビンゴ!
かなりひどい甲状腺機能亢進症がありました。
上肢のマヒとどういう関係があるのかは置いておいて、とりあえず甲状腺の薬(メルカゾール)と、脈を抑える薬(インデラル)が出ました。
先生の説明では、甲状腺機能亢進症による、周期性四肢麻痺で説明がつくのでは、というお話でしたが、実は、私も先生も、そういう感じではないんだけどなぁ~と、あまり納得できず。
私も看護師です。
繰り返す脱力発作は、TIA(一過性脳虚血発作)のような気がしていました。
なので、勝手にバファリン(血液をサラサラにする効果があります)を飲んだりしていました。
でも、だんだん上肢のマヒは症状が軽くなっていき、ほとんど問題なく動かせるようになってきたと思ったら…(いまだに、右手は少し動かしにくいです)。
続く。