そんな何とも言えないもどかしい生活。
次の外来受診の時に、主治医に泣きつきました。
先生は本当は、例えば私が事務員であったら、頑張って仕事をしてもらわなければならないが、看護師という職業では、あまり無理をしないほうがいい、と考えているようでした。
でも、私の悲壮な顔を見てあきらめたように、診断書を書き直してくださいました。
「看護業務可能であるが、夜勤は避けるべきである」
これにより、元の病棟で、無事看護師として仕事ができるようになりました。
ところで、私が通う神経内科は、大学病院から週に一度私の勤めていた病院に派遣されてくる医師で、数年おきに替わっていました。
三交代ができない私は、医師が変わるたびに夜勤をさせてほしい、みんなと同じに働きたい、と訴えました。
そのうち、ずいぶん時間がかかりましたが、ようやくみんなと同じように三交代で働けるようになりました。
これには善し悪しがあると思いますが、ある先生は過労、寝不足はいけないと考えていたり、違う先生は、そういうことはあまり関係ないのでは、と考えていたりして、それを言葉は悪いですが利用して、何とか許可をいただいたという感じでした。
看護部長には、
「本当に先生が許可してくれたの?あなたが頼み込んだんじゃないの?」
と言われましたが…。
「もやもや病」という診断により、こんな風に主治医、上司などと駆け引きのようなやり取りをしたり、時には、上司や同僚から心無い一言を言われたり…。
ある時。
そのころ私は、まだ三交代(日勤、準夜勤、深夜勤)のうち、深夜勤の許可が下りず、日勤と準夜勤だけしていました。
その同僚は、私が見ていたのに気づかずに言ったと思うのですが、師長に、
「これからどうするんですか、人も足りないのにこんなの(勤務表の私の名前を指さし)抱えちゃって!」
…。
それ、私のせい?
確かに、私もスタッフの一人として数に入っているので、深夜勤をしない分、他のスタッフの深夜勤が多くなってしまいます。
だったら、もしかして、潔くやめたほうがいいのかなぁ…。
まともに働けない私が、スタッフの一人として数えられるより、ちゃんと働ける人が代わりに来るほうが、いいのかも…。
また、夜勤について話し合ってた時には、師長にもグサッとくることを言われました。
「夜勤に入りたいのはわかるけど、変な話、夜勤で急変して、患者さんもあなたも助からなかったでは笑い話にもならないからね」
…。
あの頃は、本当にきつかったなぁ…。
身体ではなく、心が。
続く。