2019年3月末を以て廃止される石勝線 夕張支線。

厳しい経営状況のJR北海道。

 

輸送密度の問題だけではなく、広大かつ厳しい自然環境の北海道。

線路を維持するだけで膨大なコストが掛かっております。

その状況を世間に知ってもらう為、JR北海道では近年、営業係数を公開しています。

 

2018年の状況は以下の通り。

https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20181109_KO_LineAccount2017.pdf

 

営業係数とは100円の収益を得るために必要な経費を示したもの。

当然100を超えると赤字になります。

 

その中で石勝線 夕張支線はぶっちぎりの2,118。

僅か100円の収益を上げるために2,118円ものコストが掛かっております。この数字は国鉄末期に廃止された赤字ローカル線の中でも上位に入るレベルです。(北海道の勇網線や興浜南線より少し良い程度)

国鉄からJR北海道に分割民営化された後、ワンマン運転や減便などの合理化がなされた上での数字ですので、厳しい状況には変わりありません。

その証拠に国鉄時代に廃止されたローカル線の判断基準は輸送密度が2,000人/日未満であるのに対し、夕張支線の実績は69人/日(平成29年度)。全く満たしておりません。

 

この状況からJR北海道では夕張支線を「単独では維持が困難な路線」の1路線として発表。

自治体からは交通網見直し等を条件に廃止を提案され、JRと合意しています。

 

廃止前の様子は多くの方がブログやSNSにUPされると思いますので、廃止が検討される以前の夕張支線を紹介したいと思います。

 

20世紀最後の年、2000年の8月に青春18きっぷで新夕張に降り立ちます。

ホームには夕張行きの普通列車が発車を待っていました。

 

 

 

新夕張駅の様子。

側線もあり、主要幹線としの風格があります。

 

 

途中の清水沢駅。

かつては三菱石炭鉱業 大夕張鉄道線の接続駅でした。

 

 

終点の夕張駅に到着。

ホームは2000年8月時点では1面1線になっていました。

ラッセル車用の停止位置があり、この路線でもラッセル車が活躍していたのが判ります。

 

 

夕張駅ホームから新夕張方面を望む。

 

 

 

夕張駅駅舎。

時計台風の今どきなデザインですね。

 

 

この時は夕張駅から夕張市炭鉱博物館を訪問。

坑道を通し、炭鉱の仕事ぶりを学びました。

 

炭鉱博物館から戻ってきて新夕張方面の列車に乗り込みます。

2000年8月当時、夕張発は以下の8本がありました。

 

07:08 千歳

08:30 千歳(東追分通過)

10:45 新夕張

12:13 千歳

13:34 追分

16:25 千歳

17:56 追分

19:27 追分

22:09 追分(十三里、東追分通過)

 

2019年2月現在は5本まで減便されています。

尚、十三里駅、東追分駅は2016年に廃止されており、2019年現在は全便通過します。

07:08 千歳

08:30 千歳

12:38 千歳

16:40 千歳

19:28 追分

 

 

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