(冗談のように勝手に本レビュージャンルにジャンル分けされた我がブログ、運命を委ねて本について語ります)
1週間後にはいつものブログに戻りまーす\(^o^)/お時間ある方はしばしおつきあいを。
経済的に発展し、お金さえあれば買えないものはないと言われる上海ですが、実は出版関係においては未だに厳しく管理されています。
日本では独立系出版社や自費出版の本も自由に出版できる「言論の自由」が保障されていますが、中国はそうではありません。
なので基本的に自費出版の本をどこかで売る販売会(例えばコミケみたいな?)もありませんし、それを取り扱う本屋さんもありません。
但し、アート界隈を除いては。
本にもいろいろあって、アートや旅行本などの関係とカテゴライズできる本(明らかなイデオロギー満載じゃない本)は、例えばアートブックフェアとか、ちょっとした展覧会とか、おしゃれな文具屋さんの一角に雑貨の一部としてとか、あとはインターネットで細々と売っているお店で買う事ができます。
但し出版関係に関しては、当局の管理がけっこう厳しいので、どこも目立たないように売っているのが現状です。印刷は品質問題もあって、香港や台湾でされる事も多いです。
ちなみに「一つの中国」を掲げているのに、おかしなことに香港、台湾出版の書籍は中国国内で購入する際の価格は外国書籍と同様の価格です。大体定価の2〜3倍。
そんな感じなので、中国で好きな本を見つけたらすぐに買うようにしています。
今日はそんな大好きな本達から2冊紹介します。
1冊目
言わずと知れた台湾出版社のライフスタイル雑誌、「蘑菇」
サイトに紹介文があります。
蘑菇是什麼?許多人常問我們這個問題。
簡單的來說:蘑菇跟大家一樣,追求心目中真正的好生活;一種有限的幸福生活。
雑誌「きのこ」とは?おそらく多くの人が我々に聞くこの質問。
簡単にいうと、「きのこ」とは皆さんと同様に心の中の本当に良い、一種の有限で幸せな生活を追求すること。
私がたまたま持っているのは沖縄特集ですが、ライフスタイル全般をテーマにした雑誌です。上海市内のどこかの雑貨屋さんで1冊100元くらいで買いました。日本でもどこかで見た事ある気がします。とにかく業界では超有名な雑誌です。
2冊目
夫がかなり評価している独立系出版社、「假杂志有限公司」の本
「在克拉科夫十日 10days in Krakow」
↓中国語ですが、ここに詳しい説明がありました。
作者は1989年生まれの杨圆圆
作者がポーランドのクラクフという街に10日間過ごした記録をベースに、この土地に関連がある既存の芸術作品を引用して概念的な構成になっています。引用されているのが押井守氏、ゴダール氏、イタロカルヴァーノ氏の作品という事で、それ自体理解が困難な作品が多い中、多くの写真や構図を使って訴えかけてくるものがある写真集です。
作者の杨圆圆さんは1989年生まれ、出版当時は25歳!若いです!
ロンドンで写真を専門に学んだそうですが、確かに写真の分野はみずみずしい若い才能が開花しやすい分野ではあります。
今では技術革新によって誰でも簡単に綺麗な写真が撮れるようになりましたが、写真をアートとして表現するには、やはり核心に確固たる概念が必要です。何を伝えたいのか?この写真集は、こちらから歩み寄らずとも迫ってくる、訴えかけてくる想いがあります。まるで廃墟に残された以前の住人の日記帳や記録を見ているような気持ちになります。
そして印刷自体のクォリティーの高さ、本の装丁の美しさ、コレクションするには文句無しの一冊なのです。
本日は以上〜
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