2019年5月のブログで

広島カープが4連覇になるか?ということを書き

大変反響がありました。

 

2020年NPBの日本シリーズは

セ・リーグ 読売ジャイアンツ

パ・リーグ 福岡ソフトバンクホークスが

戦うこととなります。

 

以下は昨年の記事です。

 

 

振り返って、戦後からのプロ野球の歴史の中で

4連覇した球団はどのくらいあるのか、少し調べてみました。

 

戦後は、1946(昭和21)年から始まったプロ野球。

1リーグ時代には連覇はありませんでした。

 

1950(昭和25)年にセ・リーグ、パ・リーグに分立、

3連覇チームはありましたが、さすがに4連覇以上は難しい。

 

しかし、セ・リーグは巨人が1955(昭和30)年から1959(昭和34)年まで5連覇を達成した。

資金力を背景に、球団の盟主としての意地からか選手層も厚く他の5球団とは

だいぶ差を感じさせる戦い方だった。

別所毅彦、大友工などの投手陣に川上哲治、与那嶺要の攻撃陣のバランスが良く

1958年からは大型新人長嶋茂雄が入団したのが大きかった。

 

そして、次の4連覇は

1965(昭和40)年から1973(昭和48)年まで

巨人がセ・リーグ9連覇、そして、日本シリーズも9連覇を達成した。

これは、長嶋茂雄、王貞治という日本プロ野球史上

最高の打者二人が揃い、二人とも全盛期の時代でもあった。

 

 

 

 

1974(昭和49)年に長嶋茂雄が引退し、セ・リーグはドラフト制度のおかげで

パワーバランスの差も縮まった事もあり、3連覇むずかしい時代に入った。

 

一方、パ・リーグは阪急一強時代に入る。

巨人9連覇中にパ・リーグの覇者としてチャレンジしたものの、

全て敗れ去った阪急は、1975(昭和50)年から1978(昭和53)年まで

圧倒的な強さでパ・リーグ4連覇を達成。

 

 

 

 

1975年は広島、1976,77年は念願だった巨人を倒し

日本シリーズ3連覇の強さを見せた。

エース山田久志、足立光弘、山口高志の投手陣

福本豊、加藤秀治、マルカーノなどの選手たちが大活躍した。

 

昭和の最後は

西武ライオンズの強さが際立ち、

1985(昭和60)年から1988(平成元)年に4連覇を達成。

1年置いて、1990(平成3)年から1994(平成6年)に5連覇を達成。

巨人に続いて、4連覇以上を2回達成した球団となった。

 

 

 

 

振り返ってみて、ペナントレース3連覇をした球団は

1950年以降13球団が達成しているが、4連覇となると

5回、3球団しか達成できない難しい記録といえる。

 

どちらにせよ、3連覇をした素晴らしさは変わらない。

 

2020年のシーズンはコロナ禍という世界危機に陥った時に

開催され、今のところ大きな混乱もなく行い

いつもよりだいぶ遅れての日本シリーズ開催。

ソフトバンクホークスは2017年にリーグ優勝以来3年ぶりです。

しかし、今回は日本シリーズ4連覇というのは

巨人が1965年から1973年までの9連覇以来であり

パ・リーグでは新記録になります。

 

巨人もソフトバンクも伝統も実力もあり

どのような展開になるか?とても楽しみです。

 

いよいよ、11月21日土曜日から開幕です!!

 

 

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