物事には必ず始まりがあります。
今日は私が学童保育士として生きようと決めた出来事の話をしてみようと思います。
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関東のある大学に通っていた私もとうとう大学の卒業間近になり、就職先も決まった私の学童最後の勤務日のことでした。
私の最後の勤務日は3月の終わりギリギリで入社式の前日で、ちょうど4月の頭から新しく学童にくる新1年生の歓迎会兼新5年生たちのお別れ会(その自治体の学童は4年生まで入所できた)の日でした。
歓迎会に向けて、こどもたちが新1年生たちに披露する予定の歌や、出し物の劇の練習を重ねていたそうです。
私はといえば、内定先の研修やら何やらで最終勤務日まで10日くらい学童に顔を出せない期間があったので、どれくらいの完成度になっていたかというのは正直わかっていませんでした。
そして、最後の日を迎えました。
歓迎会も和やかに進み、会のトリで、いよいよこどもたちが練習してきた合唱曲を歌い始めました。
そのこどもたちの歌声を聴いた瞬間、そこで過ごしてきた4年間のことが思い出され、生まれて初めて心の底からなんとも言えない温かい気持ちが胸の底から湧きあがり、感極まってしまったのです。
今までどんなことがあっても、感動したりすることがほとんどなかったのに、あのこどもたちの歌を聴いた瞬間に涙が止まらなくなりました。
後にも先にもあんなに涙を流したのはあの歌を聴いた時だけです。
あの時あの瞬間に、私は絶対に何があっても、いつか学童保育の世界で生きて行こうと決心したことを覚えています。
こんな無感動な私をあそこまで熱くさせてくれたあの4年間の経験、こどもたちの全てが、今の私の始まりだったのだと今は思います。
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どんな4年間だったか、はまたそのうちお話する時もあるかもしれません。
10年もこどもたちと関わっていると、思い出も少しは増えてきますね。
最後までお読みいただきありがとうございます。