ある女性と出かけた。


二人並んでも妨げにならない位の広い道を歩いていると、彼女が知らない人にぶつかられ、荷物を落とした。
そしてぶつかってきた人も鞄の中身を落とした。


謝らずに荷物を拾いはじめたその人の荷物を彼女は笑顔で拾ってあげて、気をつけてと見送った。


相手もありがとうと笑顔で去っていったのだが、私は謝らないということに疑問と不満を持って 彼女にその事を伝えると 帰ってきた返事は



「気付かなかった!」



小さな子供でも大人でも
人は自分に非がないことを主張する。


僕やってないよ
それは私ではありません


本人に言えなければ尚更
誰かに愚痴をきいてもらいたいとか
少しは不満を感じるものだと思っていた。



それゆえに
多くの人が彼女に甘えて
自分の負の感情をぶつけすぎて
彼女から笑えなくなってしまったことがあったという。

だから今は自分の中に ? が浮かんだ時は
逃げるようにしているらしい。
今はいつも穏やかで笑顔で太陽のような人だ。

そういうのって卑怯よね
ポツリと彼女は言ったが

他人と同じように自分にも優しくしてあげてくださいと返したら

じゃあ、いいんだねぇと笑った。



私はまだ気付いてしまうけれど
不満や不安に振り回されていたら
何か素敵なことを見逃してしまうかもしれない。


自分という器にどれだけ楽しいことを入れられるか?
今日からこれを私のテーマにしよう。


もちろん
私も彼女も聖人君子ではありませんので
多少の毒はスパイスということで。