青空に惹かれて

ふらふらと家を出る

あてはない 用事も無い

開業したのはいいけど問い合わせも無い

小説出版してはみたもの 反応は薄い


飯は食べていけてるから

まだマシな方なんだろうが

つまらん!

それだけでは、つまらないのだ

そんなことを考えながら

街を徘徊 日陰にすわり 焼けたコンクリートで尻を温める サウナみてえに神経痛が解ける

歩いては座り また歩き出す


人生のようじゃないか!

そうそう、神頼みも忘れていないぜ

絵馬奉納して神籤引く

あまりいい事書いて無いね


そろそろ帰って

久しぶりに一杯やるとしよう

呑むしか無い そんな時もあるだろう

日がますます翳り

街からは夜の匂いがしてきた

肉の焼ける匂い

バターの焦げる香り

夜の娘さんたちの派手な香水


そんな匂いの渦に巻かれていると

孤独や貧乏や何もかもが上手く行かないことなんてどうでもいいような気がするぜ


今日は まぁ負けだけど

寝て起きたらまた明日は別の日じゃねぇの

明日に期待

取り敢えず 夕陽が見れるのは今日くらいまで

明日からはずっと悪天候の予報だ

梅雨入りも近いのか


このまま なんの芽も出ずに市井に埋もれて死に絶えるのは嫌だ

なにものかになりたい