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さて、ひょんなことから歌舞伎のチケットが手に入り、急遽京都は南座に行って参りました。

演目は中村獅童と初音ミクのコラボの超歌舞伎、そして公演初日。
https://chokabuki.jp/minamiza/

初めてなので、観劇の心得なんぞにざっと目を遠し、初歌舞伎に挑んだ次第です。

でも初めての歌舞伎がバーチャルリアリティのアイドルとのコラボ歌舞伎とは…

では、会場の南座を。
最近リニューアルされたそうです。

これは入り口。

そして、サイド側。




提灯に赤い座席、これぞ歌舞伎の会場!
そして会場内は、初日ともあって、結構な入りでした。

天井のゴシックな雰囲気も、豪華さを演出します。

これが今回の演目です。
今は夏真っ盛りですが、演目の舞台となるのは桜の季節。何ともオツです。

これは、シャウト台。
公演中に掛け声をするのですが、掛け声を推奨するためでしょうか。
演者が決めポーズなりをしたときに、"よろずや!"などと観客が演者の屋号を叫びます。
この前でその掛け声をシャウトすると、画面のミクちゃんが、松、竹、梅と評価してくれると言う、大人も子供も楽しめるちょっとしたコーナー。
ちなみに歌舞伎は、観客のこの掛け声で盛り上がるそうです。
中村獅童さんの屋号はよろずや。
上手な人の掛け声は、"ょろずや!"と聞こえます。"ろずや!"に近い感じ。

公演は三部構成で、最初に歌舞伎の心得を盛り込んだもの、その次に舞い、最後にお芝居となっていました。
各幕間には比較的長めの休憩があり、この間にお弁当やお菓子を頂くようです。
わんしがは、高島屋のデパ地下で購入しました。

豆藤さんのはも弁当。この季節限定です。味は見た目よりも濃くなく、しっかり出汁が効いててなかなか美味。だし巻きは豆藤さん定番、安定のおいしさでした。

デザートもしっかり。
ユーハイムのキューブ型シュークリーム。練乳味のクリームで、別腹と脳内の別腹?が満たされます。

公演は、桜吹雪がこれでもかと降る中、その中を中村獅童さんや演者さんたちがアクロバットをふんだんに盛り込んだ、ダイナミックな演技で大盛り上がりでした。
初音ミクちゃんの映像と、ロックのBGMで、まさに超歌舞伎と言う名にふさわしいもの。
獅童さんの汗がまさに滝のごとく流れ落ちるのは非常に印象的でした。
よく俳優さんが"命がけで演じてます"と言われますが、その言葉ってほんまなんや…と納得するほど、全身を使ってのパフォーマンスでした。
もともとニコニコ会議から始まったこの演目、少しヲタ芸的な要素もあるようです。
⚪十肩の私には、効果的な腕の動きかも…

観客総立ちでフィナーレを終え、最後の舞台挨拶時の"写メオッケー!"タイムが!…あったにも関わらず、電源オフしたケータイの立ち上がりの悪さ…
写メのチャンスをふいにした、トホホな、初歌舞伎の結末でした、チャンチャン。
次回に期待です。って、なんの期待やねん…

中村獅童さんが最後に、"写メして拡散してほしい!"と強く言われてまして。
獅童さんは有名ですが、歌舞伎の世界もシビアなんやなあ…と思わずにはおれない、わんしがでした。