美味しさの表現方法やレベル感が難しいなと思いました。
クラフトビールの場合だと、お店によって表現がかなり違います。
A)美味い!
B)苦み3、香り5、酸味1
C)フルーティで苦みもしっかりしている、どっしりしたのを飲みたいときに
D)柑橘の香り
E)グレープフルーツの香り
F)ピーチ、パッションフルーツ、マンゴー、ライチのような味わい
G)ダンク、シトラス、トロピカルフルーツ、クリーンな味わい
こんな感じです。
人によりけりなのは当然ですが、どれが良いのでしょうか。
結論、個人の好みですがEくらいが好きです。
Cはややざっくりしすぎていて、他のビールとの違いが分かりにくい時もあります。
Eは細かいですがむしろイメージが湧きずらく、また結局どの味なのかが分かりにくいです。
ピーチ強め、マンゴー弱め、麦感弱め、とかこれくらいが分かりやすいかなーと。
1)味の表現方法
2)ターゲット層
3)飲み手のレベル感
4)最後に
1)味の表現方法
色々な表現方法があると思います。
1~5の数値で苦さや香りの強さなどを数値化したレーダーチャート、
他の食べ物による比喩(グレフルみたいな、など)、
コーヒーやワインのような香り成分で分類した他の食べ物による比喩、
飲むときの状況(温度、気分、食べ物との食べ合わせ)、などなど。
で、どれを使うべきかは結局はターゲット層次第だとは思います。
2)ターゲット層
ターゲット層に合った味の表現がされているのかが、私の中ではよく分かっていません。
町のクラフトビール屋に多いのが、Cのようなふんわりしすぎた表現であること。
詳しくない人が大多数なので分かるように書いてくれているのだとは思います。
詳しくない人のほとんどは友達とくると思います。
そのときにワイワイ話しながら「私はコレにしてみよ!」と決めるのが醍醐味なのではないかと思います。
それにしては情報量が少ないかなーと。
D、E、Fくらい書いておいてくれれば「お前そういう味好きなのな」などと話も弾みますし、
飲み比べて楽しいのではないかと思います。
もちろんふらっと一人で来る方にはB、Cあたりが良いかとは思いますし、
ファンの方にはF、Gくらい細かく書いてあった方が楽しいのではないかとは思います。
3)飲み手のレベル感
固定客がつけばなおさらに来てくれる方のレベルに合わせることが大切だと思います。
Gのようなクラフトビール特有の表現はけっこうあり、多くの人には伝わらないと思います。。
ダンク、タンジェリン、ストーンフルーツなどなど。
ダンク→青っぽい香り、タンジェリン→柑橘(またはオレンジ)の香り、ストーンフルーツ→(割り切って)桃の香りなどとした方が分かりやすいのではないでしょうか。
例えば、通販のページや商品の場合は細かく書くなどはどうでしょうか。
わざわざ通販で買うくらいの人なので、ほぼ好きな人なのではないかと思います。
4)最後に
クラフトビールがみんなに美味しく飲んでもらえるようになってほしいです。
クラフトビールを好きな人、たまに飲む人、友達に連れられて行く人、まだ知らない人、それぞれが楽しめるのが良いです。
行くところ行くところで(お店に合っていないんじゃないかな…?)と思うことが多いです。
良い食べ物、飲み物を出しているところもたくさんあるので、
サービス(?)面でもアプローチしていってもらえると、更に業界が発展するのではないかと思います。
クラフトビール業界の発展を祈って。
※私は飲食に関係のない、製造業をしております。