人間関係のトラブルをこなしながら、自分がどういう人間なのか学んできたような気がする。どんな時に過剰に反応してしまうのか、どうして嫌な態度をとってしまうのか、自分の思考の癖や弱点は、問題が起こらないとわからないし、一度や二度では気が付かない。何度も同じようなことを繰り返し、60歳を超えてやっと少しばかりわかってきたところ。
私も人間関係でゴタゴタしながら暮らしてきた。過去にはとことん嫌われたこともある。私はその人のこと、特に気にならないし嫌いじゃなかったんだけど、あまりに失礼な態度に嫌いになった・・・その黒歴史も時を経て、グレーくらいになった頃「へぇ〜、そういう見方もあるんだ」という言葉に出会った。
誰かを嫌いになった時、その人の中に自分にもある同じものを見ている。
自分の中に無いものに興奮などしない。
こんな感じの文章で、確かゲーテの言葉だったような・・・(書き写してたメモが見当たらず、記憶が曖昧)。
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引用した言葉が確かゲーテの言葉だったような気がすると書きましたが。
なんと昨日その言葉そ走り書きしていたメモを偶然見つけて、
ゲーテではなくヘルマン・ヘッセの「デミアン」に書いてあったことが判明したので
修正します。
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私を嫌った人は、私の中にその人にもある同じものを見て、相当気分が悪くなったのかもしれない。同じものが何だかは私にはわからず仕舞いだったけど。
で、ちょっと笑える話がありまして。
以前、ある先生と話をしていた時に
「あなたって欲張りね!」と、結構きつく言われて
「どこが???」となったことがあります。
ところが最近知り合いと話していたら、彼女がその先生のことを
「A先生って、欲張りなところがあるんだよね」って言うじゃありませんか。
「え〜!A先生、欲張りなところがあるんだ?やだぁハハハ!」と私は思わず大笑い。
知人が訝しげにするので、先ほどの言葉も交えて説明したら彼女も頷く。
先生と私は性格は違うけれど、先生はあの時、私の中に先生も持ってる欲張りな面を見つけてしまい、ボルテージ上がってきつい言葉で対抗したんだ。とわかってスッキリした・・・
というオチでした。
他人の中に、自分にもある同じものを見つけて、
肯定的に受け止めた場合→好ましい、好き
否定的に受け止めたら→やだ、嫌い
となるのでしょうか?
いや、自分にないものを相手に見つけて、羨望→嫉妬→嫌悪という、逆バージョンもあるのでは?なんて、ややこしいことを考えてしまう。
ま、この言葉に出会って良かったのは、なんとなくこの人私のこと嫌いかも、と思える人に会っても、逆に自分が相手のことを嫌だなと感じたとしても、多少は距離感持って観察する余裕ができたことかな。
by ワンダ
