太陽は今日も東から昇り
朝は通勤や通学で道路は忙しそうに動いている
...
そんな道路の真ん中で血だらけになって死んでいる タヌキがいた
二車線道路なので、気が付くのに遅れた車たちが、何度も何度も
皮だけになってしまった死骸の上を踏みつけ
血のりをタイヤにこすりつけるように、過ぎ去って行く・・
この社会の波はその死骸を(ただの障害物)としか感じて
いないかのように、赤く染まった道路はとても冷たく
そして無機質な光景だ・・
今朝、福光の家のボラ活動に同乗していた青年が
〘あの子をせめて道路から出して土に埋めてあげましょう〙
と、その清らかで暖かい言葉に車内は一瞬で感動の空気がたちこもる
そして、Uターンをして、骨も何もかも砕けてしまった その子を素手で持ち上げ、近くの雑木林に持って行き
これまた素手で土を掘り起こし、ささやかな埋葬が出来た
血と土で、彼の手はとても汚れていたが
これほど(美しい手)を、他で見たことがないほど
その手は暖かくそして輝いていた
何気ない暖かさが、大切
自分が遅れることも、自分が汚れることも
気にしない優しさが、大切
小さな優しさこそ、大きな愛
こんなことを、今日その青年から教わったような思いだ
青年に拍手を贈りたい
そしてなぜか、お礼を言いたい
ありがとう。
一般財団法人 ワンダブル




