「るろうに剣心 伝説の最期編」を観てきました。

明治政府転覆を狙う 志々雄一派の京都焼き討ち作戦はフェイクだった
異変に気付いた剣心であったが、薫が瀬田宗次郎によってさらわれてしまう
宗次郎を追う剣心の先には、志々雄一派の本隊が関東を襲撃すべく
軍艦煉獄が出航しようとするところであった。
薫を助けようと 単身乗り込む剣心であったが
混戦の最中 薫は荒海に投げ出されてしまう
それを追う剣心であったが 荒海の中、薫を助けるどころか自らも海中に没してしまう
流れ着いた海岸で剣心助けたのは・・・・
そんなわけで、結末はわかっているものの
どのようなストーリーで結末まで持っていくかに興味のあった
劇場版 るろうに剣心の完結編
ボクはてっきり この「伝説の最期編」公開タイミングで「京都大火編」が
公開終了になるのかと思いきや まさかのロングラン上映
上映時間 約4時間30分ながら 金と暇があるならイッキ見が可能
わかっていれば 初めからイッキ見してるのに・・・
まあ 金と時間があったので イッキ見しました!!
最終作のオープニングは、これまでのストーリーを振り返るどころか
死体の山から始まります。
所々回送シーンは、はさむものの基本ストーリーと人物相関を把握出来てない方お断り
把握できていない方は事前に「京都大火編」鑑賞が必須という不親切設計になっております。
これまでは原作を知らないことも手伝って劇場版オリジナルストーリーもあまり気にならず
スピーディな展開と畳み掛けるアクションシーンが魅力だった劇場版「るろうに剣心」ですが
しかしながら本作では、あきらかな間延び感を感じたんですよね
まず前半30分 志々雄一派を倒すべく「飛天御剣流奥義」を会得すべく
師匠(福山雅治)の元で修業するんですが、
福山が佐藤健をひたすらボコボコにする展開
この修業シーンがどうにも退屈
その間 明治政府転覆をねらう志々雄一派は、
さっさと江戸を焼野原にすればいいものを
浦賀沖に戦艦を停泊させ明治政府に揺さぶりをかけてきます。
修業を終え江戸に戻ろうとする剣心の前に
幕末のゴタゴタでふりかかった理不尽な運命を剣心を倒すことで解決しようとする
大迷惑キャラになってしまった「四乃森蒼紫」が戦いを挑んでくるものの
修業を終えた剣心の前にあえなく敗北
この後の中盤以降は「友情、努力、勝利」のジャンプ3原則だけで
突き進んでくれればいいものを
明治政府の茶番が加わってくるので爽快感にかけるんですよね、
特に志々雄一派を倒した後の、明治政府の対応なんかはもう茶番の極みで
今までの劇場版るろうに剣心の鑑賞時間を返せって感じですわ
あまりにガッカリなラストの展開に
原作もこんなダセぇ結末なのかなと気になって、原作をチェックしてみたところ
明治政府転覆を図る志々雄一派を倒すため剣心が京都に乗り込んだあとは
志々雄一派配下の精鋭部隊「十本刀」の面々が剣心たちを次々に襲ってきて
最後に志々雄真実を倒す、かなり燃える展開!
そもそも戦艦なんか出てこないじゃないですか・・・・
ここから先はボクの憶測なんですが
当初は「十本刀」の面々の決戦シーンの数々はあったんだと思います。
配役をみる限り見た目ではなく、アクションができる方々が配役されているようですし
本作では ショッカーの戦闘員なみのあつかいの悪さ!!
映画秘宝10月号で 谷垣アクション監督が今回の2部作のアクションシーンすべてを
解説しているんですが
アクションシーンの撮影が、かなり長引いてしまったそうなんですね
このように 全体のアクションシーンの数々を見てみますと
ひとつひとつの内容は濃いながら、必要最低限数にまとめられていることに気付かされます。
ぶっちゃけ「十本刀」の面々が出なくてもストーリーの縦軸はつながるので問題はないんですが
京都編のストーリー上、逆刃刀が折られてしまう 瀬田宗次郎戦、
逆刃刀真打を手に入れる 沢下条張戦は
外せない映像で、原作を知っている人なら
彼らを「十本刀」の一員として登場させなければいけないわけですから
形だけでも十本刀の面々を登場させなきゃいけなかったんでしょうね
不要部分が後編に一気に来てしまったのも 十本刀の不遇ぶりを感じてしまったんでしょうね。
京都大火編では、薫や弥彦にもアクションをさせていたので原作通りの展開をちょっと期待していたんですが・・・・
まあこのシリーズのキモでもあるアクションシーンは今回も満足いくものでした
クライマックスで手漕ぎボートであっさり軍艦煉獄に乗り込んでしまう剣心たちでありますが
ラスト40分の剣心の戦いは圧巻!!
まずはザコ敵を倒し⇒瀬田宗次郎との再戦を制し⇒佐渡島のガトリングガン攻撃をぬけ
ついに志々雄真実との最終決戦
原作でも 1対4ながらも基本はタイマン対決だったんですが
本作では志々雄一人に対して、4人が向かっていく形に改変

1対4ながらまったく動じない強すぎの志々雄!
これなんかは完全に 70年代ショーブラザースのカンフー映画の世界じゃないですか
谷垣さんやってくれましたね!
なんとなくモヤモヤした本作の中で ボクの気持ちを代弁してくれたようなキャラが
以外にも
江口洋介演じる 斎藤一 
政府の茶番に唯一文句を言ってるのは彼だけ
結局警察官という立場上 政府の茶番に加担する形になるんですが
「そうだよ!俺もあんたと同じ気持ちだよ!!」と妙なシンクロ感を味わいました
最終決戦ご唯一誰も迎えにこないという 不遇のあつかいも涙させられます・・・
(安心しろ!実生活では家にかえれば 森高千里が待っている!!)
熱い作品ではありましたが
芸能・スポーツに政治が絡むと ロクなことにならないということを改めて
感じさせてくれた作品でした。