深度12
「素人アイディア玄人アイディア」の巻
企画やプランニングの作業が最近たて込んでいる。
20代の頃、オリエンテーションを受けている間にも最低四つくらいはアイディアが湧いてきた。
ビジュアルがポン!と音をたてて脳みその中心に浮ぶ感じ。
その頃から幾年かたって、勝手が違ってきた。ぎゅぎゅぎゅっと雑巾を絞るようにしないと、なかなか浮んでこない。年なのか、ストックが枯渇したのか、何より焦る。
自分のクリエイティブとしての寿命を感じる。
よく、アイディアの出し方を聞かれる。
いろいろやり方はあるが、アイディアの出し方など、本当は大した問題ではない。
だって、アイディアは誰しも持っているものだから。
小学生にだって中学生だってアイディアくらいは浮ぶもの。
ようは、浮んだアイディアをどう着地させるかが重要なのだ。
アイディアはジャンプする感じに似ている。
塀の前でジャンプして、頭が飛び出た瞬間!目線が塀を越えた瞬間に一瞬見えるもの。それがアイディアだ。
コピーライターもプランナーも、アイディアを生業にしている人たちの、素人と玄人の違いは、その後生まれる。
ジャンプして塀の向こうの景色は誰でも見ることが出来る。プロは、ジャンプした後降りるのは階段でなくてはならない。このアイディアは本当に利益に繋がるのか?一般の人々にちゃんと受け入れられるのか?訴求力は兼ね備えているのか・・・・などなど一段ずつ検証しながら踏みしめながら地面に着地させる作業。これが出来てこそプロであり、圧倒的なアイディアレベルといわれるものとの差を生むのだ。
ジャンプして見えたら「ストン!」と地面に降りてはならない。
