一人登山の様子、大好きな本、音楽について書いていきます。
観光で上高地に行ったときのことです。ぼろぼろになって下山してきた男女のグループが、60~70ℓぐらいのバックパックをテーブルの脇に置いて、大きなおにぎりにかぶりついていました。なんかいいなぁ、と思いました。元々インドア派だったのに、それが山にハマるきっかけでした。
月に1、2回のペースで週末登山を楽しんでいます。みなさんから、いろいろとアドバイス&情報をいただけるとうれしいです。ぼくも山情報をできるだけ発信していきたいと思っています。あと、お薦めの本や音楽についてもお知らせします。よろしくお願いします。
みなさん 明けましておめでとうございます。 本年もよろしくお願いします。 こういうご時世なのでなかなか山には行けません。今年の夏、オリンピックがあってもなくても(中止になっても)、私はテントを担いで上高地に行きたいと思っています。 少し前になりますが、近くのショッピングモールに行ったときのことです。ガチャガチャがいっぱい並んでいる一角にこんなガチャを見つけました。『ざ・キャンピングテント』です。こんなことも書かれています。「家の中でもキャンプ気分が盛り上がる」 これで盛り上がれるかぁ?と私は思いました。「ハーツを組み立ててキャンピングテントを作ろう」とも書かれています。「作ろう」といわれてもねぇ、などと思いながらコイン投入口横の値段を見ると「500円」と書かれてあります。500円も出してこんなテント、買う人いるのかなぁ?と思いましたが……いました。私です('-'*)。気づいたら500円を投入しドキドキしながらダイヤルを回していました。ガチャガチャはこときのドキドキ感がいいですね。青いダブルウォールテントが落ちてきました。 家に帰って開けてみました。中にはこんな こんなhパーツや こんな布が…… 設計図がかなり適当で組み方がよくわかりません。設計図を無視して、適当に組むことにしました。 まず、骨組み(?)にインナーシートをかぶせてみました。 こんな感じ。 下から見ると テントっぽいが……床はどうやって付けるんだろう?これでは床のつけようがありません。床から付け直しです。 これにインナーシートを被せるんだ~ 床の上にインナーを被せた状態がこれ! なんかただの黒い布……さあ、いよいよフライシートを被せます。 じゃーん この角度で写すとテントっぽくないなぁ…… よく分からないのでパン屋さんのフィギュアを入れてみました。 焼きたての食パンを持ってテントから出てくるお姉さん。シュールです。 夏まで待てないので、次回はお部屋テントしてみようかな?
少し前ですが、『村上T』という本が出ました。村上春樹さんの新作が出るときは小説だと大騒ぎになりますが、エッセイだとほとんど静かに出版されるのでなぜかうれしいです。 村上春樹さんの小説はよく理解できないし登場人物にも共感できないことが多いので読んでいてもつまらないのですが、なぜか新刊本が出ると買ってしまい、ついつい最後まで読んでしまいます。ほんと「ついつい」とか「まんまと」とかいう表現がピッタリくる感じで読了し、ため息をついています。どうなるんだろうと一応興味を引かれて読み進めて行くのですが、いつもどうにもならないということが判明して途方に暮れて、おしまいです。だったら読まなければいいじゃん、と言われそうですが、それがねぇ、なんか手に取っちゃうんですよ。誰かが『村上春樹はクセになる』という本を出していましたが、たしかにクセになるんですよね。読了後に複雑なため息をついているのもいつもの通りなんですが……。たぶん心の深層を針でチクチク突いてくるところがクセになるのでしょうね。自分のことながら分析できません。 なんか訳のわからない理由で悩んでいる主人公がけっこういい生活をしていて、BMWかなにかに乗って颯爽としていたり、異性とはすぐにエッチしちゃうのに、なんか全然楽しくなさそうだったり(生々しいけどエロくない)。それと、性描写をこんなに詳細に繰り返し書く必要あるのかなって思ってしまうことがよくあります。でも、村上さんにとってはそれがとても重要だから延々と書いているのでしょうね。たぶん。まあ、要するに僕には理解できないいということです。ファンというのは勝手なものです(一応、僕、ファンなんでしょうね。ハルキスト?村上さんは、半分冗談で村上主義といって欲しいみたいなこと言ってますけど)。そんなたぶん村上主義者の私でも、新刊本が出るときやノーベル文学賞の発表のときのハルキストさんたちの大騒ぎが、イマイチよくわかりませんが(見ているこっちが、何か恥ずかしくなってしまいます)。 さて『村上T』です。村上さんのエッセイや紀行文などは面白いです(僕は小説より好きです。村上主義者としてはどーなの?)。これはコレクションというか、ついつい集まってしまうTシャツにまつわるエッセイです。帯にはこう書かれています「つい集まってしまったTシャツたち。ポパイの人気エッセイが一冊になりました」 ぼくもTシャツは大好きです。今の仕事もあまり派手なモノでなければTシャツOKなので、暖かい季節はほぼTシャツで過ごしています。たまにYシャツを着ていると「どうしたの?」と不思議がられます。 村上さんの言う通り、Tシャツって集めようと思わなくても集まってしまうものなんです。そこで、腐るほどあるTシャツの中からお気に入りのものを紹介したいと思います。 最初はノースフェイスのTシャツです。僕は基本的にロゴが控えめに入ったTシャツが好きです。というかなんかみんな地味です。ノースフェイスのTシャツはけっこうロゴがでかでかとプリントされているものが多いのですが、これはちょっといいです。表に「ELBRUS」とプリントされています。 裏にはこれも控えめに、どこかの北緯と東経が入っています。「43°21' 18" N 42°26' 21" E」 買ったときはあまり気にならなかったのですが、これってどこなんだろう思うようになりました。 調べてみると、その位置にあるのは「エイブルス山」ということがわかりました。胸のロゴのところか!『エルブルス山はコーカサス山脈の最高峰である。標高は5,642mで、ヨーロッパの最高峰でもある(ロシア連邦自体の最高峰でもある)。大コーカサス山脈のすぐ北側を走るボコボイ山脈に連なる。』 これはウィキペディアからの引用ですが、その中にこんな興味深いことが書かれていました。『第二次世界大戦中の1942年、ブラウ作戦により南下してきたドイツ軍のA軍集団指揮下の山岳部隊が登頂した。ブラウ作戦の目標と関係のないこの登頂事業にヒトラーは激怒し、A軍集団司令官ヴィルヘルム・リスト元帥の解任の一因ともなる。ドイツ軍は1942年末にはこの地域から撤退した。山頂に残っていたドイツ国旗は、ソ連軍の山岳部隊が撤去する』 作戦にないのにエルブルス山に登ってしまった司令官ヴィルヘルム・リストさん。結果、ヒトラーに激怒されて解任されてしまいます。「なぜ、登ったんだ!」と聞かれて「そこに山があるから」なんて答えたのでしょうか。なんか登りたくなっちゃったんですかね。だったら凄く好きですリストさん! 戦争することよりも山に登ることを選んだとしたら素敵な話です。何だかそう思いたい。(実際には途中でロシア軍と交戦したらしいのですが……) これはアークテリクスのTシャツです。 鳥の骨というとすぐにケンタッキーフライドチキンを食べ終わった後の状態が頭に浮かびます。ナプキンの上に並べられた骨の数々。私は手羽が好きですが、家の者は腿が好きです。 始祖鳥は恐竜から進化したと言われています(いろいろあったみたいですが今はその説が有力みたいです)。アウトドアメーカーの『アークテリクス』も進化し続けるという意味で『始祖鳥アーケオプテリクス』からつけられた名前らしいですね。近所の子はTシャツの化石の絵を見て、「気持ち悪い」と言っていました。子どもにはこの良さがわからないのかもしれません(確かに少し気持ち悪いけど)。 ゴジラ映画の「ラドン」とかガメラに出てくる「ギャオス」とかは、始祖鳥からヒントを得たのかな。 中学生のころの友だちで鳥が嫌いなS君という人がいました。彼は、「鶏肉は鳥臭い」といって決して口にしませんでした。「鳥臭い」がどう臭いのか僕にはよくわかりませんでした。それどころか、彼は鳥を嫌悪するだけでなく恐れていたのです。家が近かったのでよく一緒に下校していたのですが、道路にスズメが数羽舞い降りていたりすると、彼の足が止まります。近づいて行けばスズメの方から自然に逃げていくと思うのですが、かなり遠くから「しっ、しっ!」手の甲を振って追い払おうとします。彼はスズメが飛び立つまで決して近寄ろうとはしませんでした。最初はふざけてやっているのかと思ったのですが、彼の顔は真剣でした。あんなにかわいいスズメでもS君にとっては醜悪な生きものに見えるらしいのです。 人間は複雑な生きものです。ある人にはカワイイものでも、ある人にとっては醜悪で恐れるべきものなのですね。同じ物を見ても感じ方は人それぞれ。それを「同じように感じましょう」「こう見る方正しいのです」としてきたのが今までの学校教育ではなかったでしょうか。それは何だかとても無理があるような気がします。 こう感じなければいけないという教育ではなく、それぞれがどんなふうに感じても全然よくて、でも、それをみんなに説明できる力、それぞれの考え方をぶつけ合ってお互いを理解していく力の方が大切なんだと思います(僕は何言ってるんだ、こんなところで……)。 これは早川書房で出しているSF小説のTシャツです。 スタニスワフ・レムの『ソラリス』のTシャツです。高校生のときに読みましたが、そのときは確か『ソラリスの陽のもとに』(『惑星ソラリス』だったっけ?あれは映画の方かな?映画はソビエト、今のロシアが制作したもので未来都市のとして首都高が出てくるらしいのだけど、どんなもんなんでしょう。一度見てみたいものです)という題でした。「超かっこいい!」とおバカな高校生の僕は思いました。今度新訳が出たので買って再読しようと思っています。近親者の死が身近でなかったあの頃には、この小説の本当の良さや本質はほとんどかからず、たぶん表面的なかっこよさだけを見ていたのだと思います。 海外ではこういうTシャツがけっこう作られるみたいで、『村上T』でもそのような販売促進のためのTシャツが紹介されています。海外の出版社によってつくられたモノです。 「KEEP CALM AND READ MURAKAMI (気を落ち着けて、ムラカミを読もう)」と書いてあります。本人は恥ずかしくて着られないそうですが、これはかっこいいと思います。クローゼットの中にしまわれているそうです。これ、すごく欲しいです。 これは『ダンス・ダンス・ダンス』のTシャツ。佐々木マキさんのイラストが使われていて素敵です! 最後は『ノルウェイの森』のTシャツ。単行本のデザインそのままで色もちゃんと2色(赤と緑)あるそうです。 早川からは、このほかにもレイ・ブラッドベリの『華氏451度』Tシャツとかジョージ・オーエルの『一九四八年』Tシャツなども出されています。ちなみに「華氏451度」は紙の燃える温度です。本が燃やされちゃう未来のお話(ざっくり過ぎる)。
だいぶ前になってしまいました。まだ少し寒かったころ(コロナも今みたいになっていなかったころ)、箱根の『星の王子さまミュージアム』へ行ってきました。 『星の王子さま』の本は、中学生のころ誕生日かなんかのプレゼントで知り合いの方から頂きました。しかもそれは英語版でした。作者のサン・デグジュベリ(舌噛みそう)はフランス人なので原本はフランス語で書かれていますが、僕が頂いたものはそれを英語に翻訳したものです(ややこしい)。もともと哲学的な内容なので(と僕は思う)、意味をくみ取るのは当時の僕には無理でした(今もですけど)。更に英語だったので最初の方だけ読んで挫折しました。少し経ってから(たぶん中三ぐらい)日本語に翻訳されたものを読みました。 これは今持っている新潮文庫版です(『星の王子さま』は人気があるのでいろいろな出版社から出ています。光文社古典新訳文庫だけが『小さな王子』という題名です。原題はLE PETIT PRINCE(英語だとLittle Princeかな)なので、これが本来の題ですけど、何かピンときません。 素敵な建物でした。 昼少し前でしたが、いきなりレストランに入って、もちろんオムライスを注文。ツレはデザートにパンケーキを。 星の王子さまが「ゾウをのみこんだヘビ」の絵を描いたら大人から「帽子だね」と言われてしまうエピソードをオムライスにしたものです。 どっちも美味しかったですよ。 サン・デグジュベリはパイロットだったので、そのお話には飛行機がよく出てきます。というか飛行機がテーマの素晴らしい作品をたくさん書いています。飛行機マニア(レシプロ機が大好きです)の僕はもちろん彼の作品が大好きです。 ところで、WANDは中三のときに『星の王子さま』を読み、どんな感想を持ったでしょうか? 多くのみなさんの推察する通り、その頃の僕の読解力ではこのお話の本質を捉えることはできませんでした。僕が思ったのは「この言葉かっこいい~」、彼女ができたら絶対この台詞言ってやる!というものでした(アホか~)。 このころの僕は何でも恋愛に結びつけていましたね。ビートルズの『All MyLoving』に「Close your eyes and I’ll kiss you」という歌詞が出てくると、「女の子とこういう場面になったら絶対英語でこんなふうに言ってやる」なんて考えていました(本当にアホです。実際にそういう場面になったらそれどころではありませんでした)。 さて、『星の王子さま』には、素敵な言葉がたくさん出てきます。「もう一度、バラたちに会いに行ってごらん。きみのバラがこの世に一輪だけだってわかるから。それからぼくに、さよならを言いにきて。そうしたらきみへの贈り物に、秘密をひとつ、おしえてあげよう」 その人とかかわった時間がその人を大切なものにしていく、とキツネが示唆する場面です。そしてキツネは「秘密」を教えてくれます。「とてもかんたんなことだ。ものごとはね、心で見なくてはよく見えない。いちばんたいせつなことは、目に見えない」 ああ、素敵~、かっこい~、と15歳の僕は思いました。 でも、いきなりこんなことを彼女に言ったら、たぶんひかれますけど。 そうそう、僕の前をカップルが歩いていていました。男の人の方が「星の王子さまもう一回読んでみようかな」というと、彼女が「どんなお話なの?」と聞いていました。男の人は一瞬言葉を詰まらせてから「王子さまが月に行く話」と答えていました。男ってこういうところで見栄を張っちゃうんですね。王子さまは月には行きませんよ。 ショップでにブックカバーを買いました。 単行本サイズです(以前に文庫本サイズのものをプレゼントされていたので、今回は大きいサイズのものを買いました)。 サン・デグジュベリのものでもう一つお薦めは『人間の土地』です。 これも最近光文社古典文庫で『人間の大地』という題で新訳が出ています。たぶん光文社版の方が読みやすいと思うのですが、僕のお薦めは新潮文庫です。なんと、あの宮崎駿さんが表紙の絵を描いています。中にはこんな手描きの地図も。 宮崎さんも『星の王子さま』と『人間の土地』を読んで欲しい本として推薦しています。
そこら辺の山に登るときに愛用している靴があります。今回それの四代目を購入しました。これです! ニューバランスのトレッキングシューです。足幅がバカ広の私には、この4Eの靴がぴったりなのです。しかも軽い! なんと、282グラム!何でも軽量化したい体力のない私にはピッタリです。 一代目から三代目までは同じシリーズだったのですがそれが製造中止になってしまって(たぶん)、四台目は少し形状が違うのですがコンセプトはほぼ同じ感じです。ゴアテックスなので雨の日も快適です。 こちらは、二代目。そして、こちらが三代目。 三代目はビブラムソールでした。 一代目は廃棄してしまいましたが、苦楽をともにしてきた靴なのでなかなか捨てられません。 新しい靴は、靴紐を赤に変えようかなと思って、南大沢のモンベルに買いに行きました(自粛前です)。イケメンの店員さんがシューズのヒモの形状について丁寧に説明してくださいました。数百円のヒモのためにいろいろ教えてくれてありがとう! ところで話は変わりますが、シューズメーカーのKEENさんが、自粛期間中にアウトドアができなくて悶々としている人たちにに向けて(たぶんそんな趣旨だと思う)、なんと愛(シューズ)をプレゼントをしていることをネットで発見し、家の者がとりあえず応募してみたのです(文章長い!)。 すると、な、な、なんと家族ぶんのシューズが届いたのでーす(拍手!)。KEENさん凄い。応募したと思ったらあっという間に宅配便で到着しました。スピード感を重視すると言っているAB政権に比べて圧倒的に速い!(マスクは昨日届きましたが)。 これと これと これと これです! しかもどれもたぶん1万円以上(1万5千円ぐらいするんじゃないかな)するものです。KEENさんありがとう、本当にありがとう。それなのにニューバランスを買ってしまった私(実はKEENさんの登山靴も持っているんですよ。あとテント泊用のサンダルも)。 次からはKEENも検討するからね(検討かい!)。 やっぱ、次はKEENさん、買います!
お久しぶりです。 実はパソコンのHDがクラッシュしてしまい、中のデータと共に「風と共に去りぬ」してしまいました(ToT)。みなさん、外付けHDを買って大切なデータはバックアップをとっておきましょう。まあ、神様の試練だと思って我慢していましたが、そうこうしているうちにこのコロナ騒ぎ。在宅勤務で家に籠もって仕事をしたり読書をしたり、裏庭にレンガのバーベキューコンロを作製したり(そのうち報告します)しながら耐えていました。というか、僕は意外とインドアは平気ですね。世間にはストレスがたまってしまい、つい出かけちゃう人がいるみたいですが、僕はずっと家の中でも大丈夫ですね。そして、ようやく新ノートPCがネットに繋がり、なんとか復活できました。 ブログ復帰したものの自宅に籠もっている現状ではあまり書くこともありません(山にはほとんど行っていない。というか全然行っていません。ついでに散髪にも行っていないので長髪のデブになっています。サモハンキンポーみたいなのを想像してください。古っ)。 で、本の紹介です。『凍』(沢木耕太郎著)。登山家山野井泰史さんのノンフィクションです。読んだのは去年の夏休み。まだ、こんなことになるとは思っていないころのことです。のんきに日々を過ごしていました。 「生きる」ってどういうことなのだろう、ということを考えさせられました。 『凍』のキーワードは「生きること」と「夫婦」だと思います。夫婦愛と書かないのは、そう書くとなんだか矮小化されてしまいそうだからです。この二人のことをものすごい「絆」で結ばれたと表現されている方もいらっしゃいますが、そうも書きたくない気がします。絆などというキレイな響きの言葉も似つかわしくないと思うからです。 夫婦のことに関してはこんなことが書かれています。〈「妙子が僕と結婚したのは、山で死なないためなんだ」 妙子にない慎重さが山野井にはあった。その臆病なくらいの慎重さが一緒に山に登っている自分の命を守ってくれている、と彼女は思っていた。自分が山野井と一緒に登るようになっていなければ、すでに一度や二度は山で死ぬような目に遭っていただろう。〉 そこには命のやりとりの中で結ばれている凄さがあります。もちろんその慎重さは僕らのレベルとは相当かけ離れている慎重さです。ぼくたちレベルの慎重さなら、端っからあんな危険な山には行かないからです(^0^;)。 ここまで書いてきてふと「ザイルで結ばれた二人」という言い古された言葉が思い浮びました。それも何だか陳腐に聞こえるけど、まさにその言葉がこの本のクライマックスでの彼らの状況を的確に表しています。なぜなら絶体絶命のピンチのときに字通り二人の身体はザイルで結ばれていたからです。 実際の登山そのものはとても凄まじく、読んでいるだけで凍え死にそうになります。僕がこれを読んでいたのは去年の夏休み、猛暑の中でしたが本当に寒くなりました。 そのとき二人はヒマラヤの難峰ギャチュンカンの北壁にました。壁にへばりつきながら徐々に下山しているときのことです。雪崩に襲われ指は凍傷でほとんど動かず(実際にこのあと二人は指を失います)、高山病で目もはほとんど見えなくなるような最悪の状況でした。本文を引用します。〈「妙子は上の支点で使ったハーケンなどを回収し、慎重に降りてきた。見上げている山野井に妙子の靴の裏が大きく見えてきた。あと三、四メートルでここにたどり着くだろう。妙子をこの急な崖のどこに迎え入れるか。山野井がそう思って視線を上から下に向けた瞬間だった。 腹の底に響き渡る低い音と共に、激しい勢いで雪の塊が覆いかぶさってきた。雪崩だった。雪崩に直撃されていたのだ。 雪の塊に身体を吹き飛ばされながら、山野井は必死に叫んでいた。「止めてやるぞ!」 しかし、妙子を確保しているロープは山野井の手の間から凄まじい勢いで滑ってしまった。 ロープはやがてピンと引っ張られた状態で止まった。ということは、妙子は五〇メート以上は落ちたということだった。 しかも、そのロープは山野井の右足に引っ掛かり、身体が逆さまになってしまった。自分の身体は新しい支点からとったスリングに結ばれている。一方、そのロープはその支点に通していなかったため直接自分の身体につながっている。山野井のハーネスには妙子の全体重がかかり、支点とのあいだで引き裂かれるようにつながれてしまったのだ。(略) 妙子は雪崩で飛ばされ落ちながら、頭の片隅で考えていた。――このまま死ぬのかな。 そして、死ぬとしても苦しんで死ぬことはないだろうなと冷静に考えてもいた。千メートルも落ちるのだ。その間には意識を失うだろう。 しかし、流されたのは数秒のことだった。その数秒がとても長く感じられたが、上に引っ張られるような強い衝撃とともに落ちるのが止まった。(略) ほっとして上を見て、これは参ったなと思った。岩の角でロープが切れそうになっている。ロープの黄色い外皮は切れ、中の白い芯も切れかかっている。そのロープを山野井が上から懸命に引っ張っているのがわかった。「引かないで!」 必死に叫ぶが、聞こえないらしい。風に掻き消されて声が届かないのだ。〉 雪が吹きすさぶギャチュンカンの北壁で、二人の身体は一本のロープで繋がったまま宙吊り状態になってしまいました。更にそのロープも切れかかっています。切れてしまえば千メートル下までの落下は確実です。まさに絶体絶命、これ以上考えつかないぐらい最悪の状態だと思います。山岳冒険小説にもこんな場面は滅多にありません。読んでいる自分の方が死にそうになりました(すみません)。そんなときでも妙子さんは冷静です。ぼくなら切れかかっているロープを見た時点で気絶していると思います('-'*)。 というわけで、ぼくがこんなところでうだうだ書いているよりも、今すぐネットで本を注文して(外にはなるべく出かけないで)、読んでみてください。そして、こんな時期だからこそ「生きる」ということの本当の意味を考えるのだ!(こちらと『垂直の記憶』もお薦めです)
またまた1ヶ月以上前のお話です。9月17日(火)。仕事が休みだったので、小さい子を連れて出かけました。行ったのは『清里テラス』。清里にはずいぶん昔に行ったきりです。『清里テラス』は中央自動車道・長坂ICより車で30分ほど走ったところの『サンメドウズ清里』内にあります。 長野ってイメージがありますが(僕だけか)、山梨県です。八ヶ岳の麓なんですね。4月末から11月中旬までオープンしているそうです。雪が降ればスキー場になってしまうのだと思います。 この日は4人でリフトに乗ったのですが(1名は10ヶ月の赤ちゃんです)、スキーのときにしか乗ったことがなかったので、何だか両脚が自由になって前後に振りたくなります。揺らさないでください、と書いてありますが開放感があって足を振ってしまいます。結果揺れます(大人げなくてすみません)。因みにリフトに年齢制限は特になく、小さな子はもちろん、ワンちゃんもゲージに入れれば一緒に上まで行くことができます。ケージに入ってもセントバーナードのようなでかい犬はだめかもしれません。 リフトといえば、ディズニーシーの新アトラクション『ソアリン:ファンタスティック・フライト』はいいですね(15年ぶりぐらいに行きました)。ディズニーランドにはあまり興味がないのに(というかほぼ興味なし)、むりやり連れていかれました。小さい子の子守り要員として。でも、これだけは乗って良かったと思いました。 パラグライダーのようなモノに座席がついていて大空の旅を楽しみます(天井からつり下げられているので、風を感じたり左右に前後に揺れたりします。ライドは3列ですが、ぼくたちは運良く最前列に座ることができました)。こっちはリフト以上にスリルがあります。高所恐怖症の人は駄目かも。でも、スターツアーズのようにへんに酔うことはありません(あれ、酔いませんか?僕は駄目ですね。あの手のアトラクションはすぐ気持ち悪くなっちゃいます)。 それになんと山好きみなさん、山は好きだけど高い山には登れないみなさん、朗報です。フライトの中で、なんとマッターホルンの上空を飛べちゃうんです。もう、たぶん一生のうちにその頂上に立てない可能性の高い山の上を、かなりリアルに飛び越えることができるんです。 マッターホルンは、スイスとイタリアにまたがる標高4478mの霊峰です。 ソアリンでは、スイス側からマッターホルンの頂に向かて飛んでいってるみたいですね。迫力あります。マジ感動。お薦めです。 さて、清里に話を戻します。清里テラスのリフトは自然の中なので開放感があります。降りてくるリフトに乗っているおばちゃんたちは、すれ違いざまに「こわーい」などと黄色い声をあげていました。若い娘が言うとかわいいのですが、この場合はまったくかわいくありません。 リフトで標高1,900mまであがると屋外に大きなソファが並んでいます。そこに寝そべりながら自然の大パノラマを眺めるという趣向です。山好きにはツボです。 平日ですがソファーはほぼ埋まっています。仕方がないのでカフェでパフェみたいなものを注文。すぐこういうの食べてしまう、俺のばか。 しばらく待っているとカップルさんがソファを譲ってくれました。みなさんの譲り合い精神が素晴らしい。寝そべっていられるのは30分だけ。終了時間がわかるように『30分の砂時計』が設置されています。これを自分でひっくり返してスタートです(これだと適当にごまかせそうですが、律儀で真面目な日本人は、ちゃんと時間を守ります)。 ここからみえる一番高い山は、富士山を除くと『金峰山(2599m)』だと思います。今日は雲がかかっていて低い位置の山しか見えません(残念!)。金峰山は、確か山友さんが登って「とってもいい山でした」と言っていました。確かに展望表示板をみると周りに何もなくて眺望が良さそうに見えます。行ってみたいです。 同行者は「30分って意外と長いね」と言っていましたが、私には、あっという間の30分でした。もっと眺めていたいなと思いました。山並みを見ていると時間を忘れます。 とはいうものの、雲がかかってほとんどのお山は見えませんでしたが……。テラスの縁に『孤高の人』が。 若い人たちがインスタ映えする写真を撮っています。 リフトを使うので登山って感じはしませんが、寝そべって遠くの山々や大空をぼんやり眺めるのもいいものです。癒やされました
1ヶ月以上前のことになります。今頃って感じですがが……。8月7日、暑い中、『藤子・F・不二雄ミュージアム』に小さい子を連れて行ってきました。小さい子どもにかこつけて、本当は自分が行きたかったのですが(^0^)。 ちょっと前に道徳の教科化というのが話題になりました。最も道徳が必要と思われる文科省のお役人(あの人たちは不道徳なことをいろいろやらかしていますからね)が、英語教育と共に推し進めているものです。どちらも似ているのが、まったくそれが身についていない大人が、強力に推進しているという点です。英語に関しては、いくら時間数を増やし、学年を下げても子どもたちは喋べれるようにはならないと思います。 そのうち『ほんやくコンニャク』が発売されて英語なんか勉強しなくてもよくなりますよ(これを書くためにネットで調べたら本当にパナソニックから発売されるらしいですね。メガホンみたいになっていて5カ国語ぐらいしゃべれるらしいですよ。びっくり)。第一、日本語もろくにできない子どもたちに、なんで英語なんでしょうね。世界で一番使われている言語だから?そういえば、英語で会議をしているバカな日本の企業もありましたね。 Panasonicから発売されるらしい『メガホンヤク』。そのうちもっとコンパクトになりますね。 もし、英語ではなく中国語が世界を席巻したら文科省は中国語を学校教育に導入するのでしょうか。それはまずありえません。中国語がそうなったとしても、文科省はそれはしないでしょう。なぜなら日本の文化が中国の文化に呑み込まれると考えるからです。英語だって同じなんですけどね。まずは、日本語と日本の文化を子どもたちにはしっかり教えましょう。 話が逸れました。『ドラえもん』です。『ドラえもん』が子どもたちにウケるのは、それが反道徳的だからです。何か困難があると、それを道徳的に克服するのではなく、ドラえもんがスーパーアイテムを出してきて解決しちゃうんです(そうやって楽をしていると最後には痛い目にあうので、そういう意味では道徳的ともいえるかもしれませんが……)。だって、勉強しなくてもいいように「暗記パン」とか出してきちゃんですよ。 ミュージアム内のレストランで、念願(?)暗記パン、食べました。 子どもたちにはそれが愉快なんですね。普段、自ら進んで学習しなさい、自分の力で解決しなさい、人を愛し困っている人がいたら助けなさい、許す心を持ちなさい、自然を愛しなさい等々道徳的なことを押しつけられている子どもたちだからこそ、ドラえもんを読むとなんか癒やされスッキリするのだと思います。因みに僕は上記のことがほとんどできていません(笑)。 ドラえもんとドラミちゃんのロールケーキ よけいなことをダラダラと書きましたが、藤子F不二雄さんのミュージアムには前から行きたいと思っていました(Fさんの絵柄が大好きです。Aさんの方は『マンガ道』だけ好きですね)。行ってみると某大国の人たちが大勢いてやかましい('-'*)。 ほら、僕には「寛容」の心がありません。でも、ドラえもんの国際的人気を改めて実感してちょっとうれしくなりました。 『ドラえもん』もいいのですが、個人的には『キテレツ大百科』『T.Pボン』『エスパー魔美』が好きですね(いい歳してすみません)。特に『エスパー魔美』はすぐれた短編小説のような回もあり、大人が読んでも面白いと思います(お父さんが画家なので、魔美がヌードモデルになるという件もあって、こども漫画としては衝撃的でした)。カフェラテ?絵柄が何になるかは来るまでわかりません。ガチャガチャがあるとすぐにやりたがる。つい、3回もやっちゃいました。いちばん右はドラえもんのピンバッジ。後ろ向きなのがお洒落? さごにミュージアムショップでもいろいろ買っちゃいました(いつもの物欲大魔王です)。ミュージアム限定編集の本。中身は……。雑誌『幼稚園』のカラー原稿。鉛筆で書かれたページや変色したセロテープ痕がリアル。 館内にも生原稿が飾ってありました。多くの子どもたち(日本だけではなく世界中の子どもたち)の心を支え助けてきたキャラクターたちが生き生きと描かれてました。 ショップで売られていた実寸大(?)のコロ助、欲しかったなぁ。
暑いですね~。 出歩く気にもなれません。 最近ちょっと涼しくなってきましたが、それでもエアコンの部屋から出られません。山へ行く気にもなれません。充電中? 今年こそは上高地へテント泊に行こうと思っていたのですが、予定していた8月初旬に身内に不幸があり、それどころではなくなりました。そうはいってもこう暑いと、薄手のダウンを着ていても夜中は寒かった徳沢に今すぐにでも飛んでいきたい気分です。 そこで、唐突ですが本の紹介です。 1冊目『淳子のてっぺん』(唯川恵著・幻冬舎文庫) 書店に文庫が平積みされているのを見て初めてこの本の存在を知りました。2017年9月にハードカバーが出てるようですね。知らなかった。 淳子とはもちろん田部井淳子さんのことです。帯の「その一歩が夢を叶える」という魅力的な惹句とともに裏表紙には内容の要約が書かれています。ヘタにここで内容を説明するよりもそれを読んでもらった方がいいと思うので、無断転記します。――山が好きで、会社勤めをしながら国内の様々な山に登っていた淳子。「エベレスト? 女なんかに登れるもんか」その言葉に奮起し、彼女は女性だけの隊で世界最高峰を目指す。苦しい資金繰り、寝る暇もない膨大な準備、隊員同士の軋轢を乗り越え、8848メートルの頂きに立った淳子の胸に去来したのは……。登山家・田部井淳子さんの挑戦を完全小説化―― 文庫本で625ページの大長編ですが、あっという間に読んでしまいました。 以前に読んだ『タベイさん、頂上だよ』(田部井淳子著・ヤマケイ文庫)と『それでも私は山に登る』(田部井淳子著・文藝春秋)と内容が重複しますが(こちらは純粋なノンフィクション)、『淳子のてっぺん』は小説だけあってフィクションとノンフィクションを上手に融合させ、よりドラマチックな仕上がりになっています。 帯を取るとこんな感じ。写真に見えますがイラストです。エベレストに向かって登山者が一人、ポツンと描かれています。田部井さんだと思います。 癌に冒されながらも山に登り、周りの人たちを励まし続け山の魅力を伝えてきた彼女の前では、エアコンの効いた部屋でごろごろしながら「暑くて山なんか登ってられねえ」とほざいている自分が情けなくなりました。 御岳山にある田部井淳子さんの碑に、彼女が生涯をかけて発信し続けたメッセージが刻まれています。 「山へ行こう」 1冊しか紹介できませんでした。2冊目以降はいずれまた。
登山用具って高価なモノが多いですよね。もちろんそれなりの理由があってそうなっているんですね。速乾性の下着やゴアテックスのレインウエア、ビブラムソールのシューズなどは、ある意味命に関わる部分では仕方がないことなのかもしれません。 しかし、安いモノで代用できればそれに越したことはありません。というか、なんか自由で楽しい感じがします。登山ブランドや高価な道具で身を包んでいるなんて、なんだかSPに守られたお坊ちゃまのアウトドアみたいな感じで窮屈でカッコ悪い気がします(勝手なイメージです)。 そんなことを考えていたある日、ぼくは2年ほど前にできたショッピングセンター『イーアス高尾』になんとなく出かけていきました。普段はあまり行かない「ユニクロ」で速乾性のTシャツ(登山用の5分の1ぐらいの値段です)を2枚買い、店内をぶらぶらしていると100円ショップの店頭にアウトドアグッズを並べたこんなコーナーが……。 さすが高尾山近くのショッピングセンターです。 見ているだけで、ワクワクしてきます。 で、こんなのを買っちゃいました。どれも100円だし。 これはカトラリー収納ケースです。 なかにプラのスプーンとフォーク、割り箸などを入れてみました。 こっちはいつも使っているヤツ。ユニフレームのスプーン&フォークです。 コンパクトになるのがいいですね。しかし、値段は20倍ぐらい。 食事のおいしさに差はでないので100円ショップので充分ですね。 ちなみに同じようなスプーンやフォークもありました。 畳むことができます。とてもよくできています。100円です。 次は、ふた付きのカップ。モンベルやスタバにも同じようなモノがあります。 ストローをさして飲むときは上の穴から。 直接口を付けて飲むときはふたを下のようにずらします。 ストローの穴のところに小さな穴が開いていますが、空気が入り込む穴ですね。「水は空気のないところに入り込む」のでこの穴が必要になります。ストローの穴を利用したところがナイスですね。因みにストローも空気を吸い出すと水が上がってきます。 テント泊用にこんなのもありました。 光らせてみました。 テントの内部に引っかけておくことができます。 僕の持っているスノーピークの「たねほおずき」 4000円以上します。高いぞ!デザインがかわいいけど。 更に、こんなのも。 ガスカートリッジに被せるヤツです。寒い日にはいいかもしれません。ただし僕がよく使うカートリッジは、上の写真のように一回り小さいヤツです(クッカーセットの中にちょうど入る大きさなので)。でもなんか買っちゃいました。100円ショップって余計なモノ、買っちゃいますよね(僕だけですか)。 2こセットで100えんです。中にラップを敷いてご飯をつめて具をいれます。更にご飯をのせて包み、ふたをして軽く振ればおにぎりのできあがりです。ケースのまま持って行って、現地で海苔を巻きます。ふつうに握っても手間は大して違いませんが、僕のように三角おにぎりがうまく作れない人はいいかもしれません。このまま持って行けるのもグットです。 そして、最後に、これは別に日に別のショッピングセンターの100円ショップで見つけたモノです。 これは一番びっくりしました。 台紙には、8way①ナイフ ②コルク抜き ③プラスドライバー ④マイナスドライバー ⑤栓抜き ⑥缶切り ⑦ピンセット ⑧ピックと記載されています。これが100円なんてびっくりです。同じ機能の付いたビクトリノックスは2000円以上するので、これは凄い。ビクトリアノックスの万能ナイフは3つほど持っていますが、普段使っているのは、ナイフと栓抜きしか付いていないシンプルなモノです。テント泊の調理のときに使うので少し大きめのナイフです。 これですね。 ナイフのみといった感じです。お気に入りです。 写真ではよくわかりませんが、普通のモノより刃先が大きくて長いです。それでもナイフと栓抜きだけなので軽いです。たぶん2000円ぐらいだったと思います。 以上、100円ショップでみつけたアウトドアグッズでした。 当然のことながら、どれも100円です(ユニフレームのカトラリーとスノーピークのほおずき、ビクトリノックスのナイフを除く)。おどろきです。 因みに江戸時代にも100円ショップってあったんですよ。『四文屋』といって店内の商品は全部4文で売られていたそうです。売っていたのは惣菜らしいのですが、4文といえばちょうど今の100円ぐらいです。落語の『時そば』のそば(かけそば)が16文ですから400円ぐらいですね。江戸時代からあった100円ショップ的なお店『四文屋』。日本人ってすごいなぁ。
小さい頃から周りに山好きな人がたくさんいたので、よく山に無理矢理連れて行かされました。家が小田急線沿線だったので、大山辺りの丹沢山系はもちろん、高尾山や陣馬山、筑波山など有名どころの山にはよく行きました。中学生までに富士山には二度登りました。(これは大菩薩峠から見えた富士山) いとこは本格的な山好きで、息子に「穂高」と名付けました。妹が生まれたらたぶん「梓」だったと思います。残念ながら一人っ子です。 何年か前の夏休みに上高地の徳沢でテント泊をしていたら、同じ日にいとこが常念岳から蝶ヶ岳辺りまでを縦走していました。「あの日、〇〇ちゃん徳沢でテント泊していたんだってね。尾根からはるか下に徳沢が見えたよ。あそこにいたなんてなんか不思議な感じ」と言っていました。(上高地の徳沢キャンプ場。広々として気持ちいいです) そんな風に山好きな人たちに囲まれていたせいか(登らされた苦しさからか?)、一時は山から遠ざかっていた時期もありました。復帰(?)したのはここ十年くらいのことです。親もおじさんおばさんも山好きなので、突然DNAのスイッチが入ったんでしょうね(苦しかったけど嫌いじゃなかったのかも)。 花粉の季節が終わり、僕的登山の季節がやってまいりました。令和になったことだし、10連休後半で唯一天気がいいと予想されていた5日(日)に大岳山に行ってきました。 ところで、こういう節目のときって、日本人のよく理解できない行動ってのがありますよね。例えば、今回は、免許証の更新で「令和」の文字が付くからといって窓口に更新者が殺到したというニュースがそれです。「令和の免許がもらえてうれしいです」なんてTVのインタビューで答えていましたが、これからの更新者は必ず「令和」の文字が付くんだから何がうれしいのかよくわかりません。むしろ、僕の免許みたいに「平成32年度まで」という方が、永遠にその日が来ないような感覚が味わえて逆にいいと思うのですが……(でも、更新は忘れずに!)。 前置きが長くなりました。久しぶりの山報告です。 東京都御岳山の奥の『大岳山』に行ってきました。 御岳ケーブル下の駐車場手前に到着したら、何台も駐車待ちで並んでいます。まだ7時10分ぐらいだったのでゲートがが開いていなかったのです。20台近く並んでいたので、せっかちな僕は手前の民間駐車場に入れました。ケーブル下の駐車場は、以前1日800円ぐらいだったのに、機械式(時間貸し)になって1500円ぐらい取られるようになり、なんか割高感があります。ここは地元のおじさんがやってるみたいで、一日停めても1000円です。5時間で800円って言ってたかな(曖昧)……。 ケーブルまでの30メートルほどの坂道を登るだけで息が上がります(なさけない)。 御岳山のケーブルカーに乗って山頂駅までいきます。(これは帰りに撮った写真です。) 御岳山駅にある田部井淳子さんの碑です。 「山へ行こう」メッセージ看板(?)に手を合わせ、歩き始めます(亡くなったなんて信じられません。5年ほど前に講演会に行って楽しいお話を聞かせていただいたのが昨日のことのようです) 参道のお店は早朝なので開いていません。 神社の階段を少し上ったところで左の脇道(?)にそれます。 なんとか平から奥の院・大岳山方面に進みます。だいたい西の方(たぶん)に進んでいくと大岳山に行き着きます(アバウト)。(奥の院、大岳山方面へ) 少し進むと『天狗の腰掛け杉』が見えてきます。[(『天狗の腰掛け杉』です。天狗、付けてみました。) 尾根道のようななだらかな道、好きです。鼻歌歌いたくなります。 途中のトイレです。あとは、大岳山山頂手前の大岳神社のところにしかトイレがないので、ここで済ませておきましょう。 苔むした道は歴史を感じさせます。 山道にスミレが固まって咲いてました。 タチツボスミレかな。もちろんスミレ科。 そして、こんなお花も。 キケマン?だとしたらケシ科です。 少し岩場もでてきました。 そして、こんなお花も。 フモトススミレかヒカゲスミレ。 これはフデリンドウ。リンドウ科。山地の日当たりのよい草原に生える2年草。 久々の登山で少しキツかったのですが、花の写真を撮っていると癒やされますね。うしろからがんがん登ってくる人に、先に行ってもらうこともできるし。 そしてついに鎖場が……。 そんなにすごい岩場ではないので、なんとかなります。 そして、黄色いお花が……。花びらはハート型です。 ミツバツチグリ。前回の復習です。5枚の花びらなので、バラ科ですね。 大岳神社に到着。この下にトイレあります。 狛犬。真上から撮りました。シンプルな彫りが素敵です。 最後の岩場。 ここは、這って登りました。 そして、山頂が見えてきました。山頂からは富士山が見えるはずですが、今日は晴れですが快晴とは言えない天気。なんとなくモヤっとしています。富士山は期待できません。 到着~。富士山、ちゃんと見えました。ラッキー。このあと1時間ぐらいで雲がかかってしまいました。 「智恵子、あれが安達太良山だよ」みたいなことを言っているのでしょうか。 「富士山がよく見えますよ」なんて登ってきた人に声をかけているおじさんがいます。気持ちわかります。 みんなに話しかけたい気分です。でも、そのおじさんには、「お前の富士山か!」とちょっと言いたい気もします。次から次へと登山客が登ってきます。中にはとんでもない方向を見て、「ああ、やっぱり富士山見えないわぁ。残念」と連れに話しかけている間抜けな人もいます。そんなひとには「どこ見てんじゃ~」と広島の仁義なきヤ〇〇屋さんのように叫びたくなります。 そのうちに、「見えるわ、見えるわー、ほら富士山よ~」とようやく富士山を発見して歓喜の声を上げていました。 「あんたとあんたの連れ以外はみんな知ってるよ」と僕は言いたくなりました。 少しのんびりして、お昼を食べて下山しました。 帰り道の空に飛行機雲がキレイに見えました。 右の雲はジオンのマークみたいに見えます。せっかく清々しく終わったのに、なんだかマニアックですみません。若さ故の過ちだな(若くないですけど)
久しぶりの植物図鑑です。振り返ってみると2015年の6月に『Wandの植物図鑑③~集まると美しい~』を書いているので、なんか4年前ぐらいになっちゃうんですね。 2月末に友達から誘われて10年ぶりぐらいにスキーに行きました。首都圏から最も近い山梨県の『カムイ御坂スキー場』というところです。 写真で確認できますが、周りの山に雪がないことから人工雪のスキー場ということがわかりますね。リフト下での転倒を避けるために(見栄張りました)無理な体勢でストックを付いて、肩の辺りに肉離れをおこしました。というわけで、花粉症と肉離れでしばらく登山はできなくなりました。 (港の見える丘公園) 歩くのには支障がないので犬の散歩のときに、地味に花の写真を撮って楽しんでいます。 花ってリンネさんという植物学者の考案で、花の形によって「〇〇科」で分類されます。ざっくり言うと「科」で分けるというのは、「花の形が似ているものを科として分類する」ということなんですね。 (近所の公園で咲いていたサクラの花) 例えば、今、日本各地できれいに咲いているサクラは、意外なことに「バラ科」です。というと大概の人は、「えーっ、花の形で分類するって言ったのに、バラの花と桜の花ってぜんぜん似てないじゃん!どうして同じ科なの」と叫ぶと思います(私も叫びました)。 (これは、『港の見える丘公園』で咲いていたバラの花) サクラとバラ……、見た感じも全然違いますよね。花びらだってサクラは5枚。バラは花弁がいっぱいあって派手な感じだしね。 Wikipediaによるとバラ科の花は、「花弁・がくは5枚、雄蕊は10本ないし多数あり、雌蕊は1本のものから多数分立するものまで多様。葉は単葉または複葉で根元に托葉がある。サクラ、ウメ、モモなど日本で古くから親しまれている花木類、また、イチゴ、リンゴ、ナシ、ビワ、カリンなど果実、アーモンドなど種子が食用であるものも多い。」ということで、なんかどいつもこいつも全然バラの花に似てないのです。 しかし、ウメ、モモ、イチゴ、リンゴ……の花は、花弁はどれも5枚。しかも食べられるものばかり。「バラ科、素敵!」(ウメの花です。花びら5枚。おしべがいっぱい) (イチゴの花。やっぱり花弁が5枚。黄色いおしべがいっぱい)(リンゴの花。花弁は5枚ですね。黄色いおしべが控えめな感じで突き出ています) みんな似てますね。 では、バラの花と似ていないのになぜあの子たちはバラ科に分類されるのでしょうか? 実は、「港の見える丘公園」のバラの花は、品種改良された観賞用の花なんですね。 「野バラ(ノイバラ)」が本来のバラなんです。さて、その野バラの写真を見てみましょう。前の職場の近くに野バラが咲いていて、その写真があったのですが、いつものように見つからないのでWikipedia&ネットから拝借しました。 (ほら、野バラはイチゴやウメの花に似てるでしょう) つまり、元祖バラである「野バラ」は、花弁が5枚で黄色いおしべが何本もでている白い花だったんです。 こっちは、サクラやウメ、イチゴの花に似ていますよね。 ということで、白やピンクっぽい花で、花弁が5枚、おしべが10本ぐらいニョキニョキでている花があったら、だいたいバラ科だと思って間違いないですね。 つまりサクラはやっぱりバラ科なんです 花の分類「バラ科の巻」はこれにて終了。めでたしめでたし。 また、ひとつおりこうさんになってしまいました。
こんばんは。ひとり登山部のWandです。ひとりなのに「部」ってなによ、と言う人もいると思いますが気にしません。 訳あってしばらくお山には行けなくなりました。 で、どうでもいい日常&本について報告いたします。 シュガーポッドと塩ポッドの中身が入れ替わってしまった時期がありました。我が家のシュガーポットには「SUGAR」、塩の方には「SALT」と書かれています(当たり前ですね(^_^;))。どちらも同じ円柱の形状をしています。 ところがおばあちゃんが間違えて、シュガーポットに塩を,塩の入れ物に砂糖を入れてしまったのです。入れてしまったのを入れ替えるのも面倒なので、使い切るまでそのままにしておくことにしました(家族会議で決定。なんてずぼらな)。 砂糖と塩は見た目や質感が違うので間違えることはないのですが、ぼんやり料理をしているとミスしそうになることがあります。油断できません。誰しも塩辛い肉ジャガや甘いチャーハンは食べたくないと思います。そんなスリリングな状態が半年ほど続きました。 しかし、中身が本来の状態に戻ることはなかなかありませんでした。なぜなら砂糖と塩の使用頻度が違うので、空になる時期が微妙にずれてしまうからです(今ごろ気づいたか!)。最小公倍数の問題ですね(小学5年算数)。 結局、「ややこしいことはやめよう、早く精神的苦痛から解放されたい」と誰かが言い出し、思い切って中身を入れ替えることにしました(最初からそうすれば良かったと思います)。 これでめでたしめでたし、となるところだったのですが、1年近くも入れ替わった状態で使っていたので、塩を使いたいときについシュガーポッドを手が伸びてしまうというおかしな状態に陥ってしまいました。というわけで、いまだにゆで卵やトマトに塩を振るときはちょっとドキドキします。 僕の場合、今回のように間違えだらけの人生を歩いてきましたが、それで思い出したのが『赤毛のアン』です。「僕の好きな外国文学のベスト10」入り確実。 それは、『赤毛のアン』の中に、アンが腹心の友(a bosom friendなので「心からの友」つまり「親友」って感じかな)のダイアナに間違えてお酒を飲ませてしまい大変なことになるエピソードがあったからです。小さいころ子ども向けに翻案された『赤毛のアン』(たぶん村岡花子訳のリライト)や大学生ぐらいのときに新潮文庫版(村岡花子訳)を読んだことがあったのですが、1年ほど前に集英社文庫版で読み直して、面白さを再確認しました。それだけでなく、前には理解できなかったこともスッと入ってきました。今は、定番の村岡花子を始め様々な『赤毛のアン』の翻訳が出ていて、最初はどれにするかとても迷いました。結局、訳注がとても詳しくしっかりしている集英社文庫版(松本郁子訳)を選びました。英米文学や聖書からの引用が数多く出てきますが、それらがしっかりと解説されています。前にはよくわからなかった事も(欧米人には常識かも知れない聖書関連の知識など)ほぼ理解でき、楽しく読むことができました。 集英社文庫版の『赤毛のアン』です。資料が充実していてGoodです。 最初の数ページは資料写真になっています。 「訳者ノート」の訳注も詳しくて的確です。筆者の「赤毛のアン愛」にあふれています。 ただ、第19章のP230に「(17)私の心の同類」があるのにその訳注がありません。そして、P231に再び「(17)腕輪」がでてきて、それには訳注がちゃんと書かれています。(17)が2コあることになります。まえにでてくる(17)は忘れられちゃってますね。 砂糖と塩を間違えてもたいしたことはないけれど、アンは「ラズベリー・コーデュアル(木苺水)」と「カラント・ワイン(スグリの果実酒)」を間違えてしまいます。彼女はこれで親友を失いかけます。 注釈にはこう書かれています。「木苺水……ラズベリーの果汁から作った濃厚なエキス。水で割って飲んだ。アンが間違えてダイアナに飲ませたスグリの果実酒も、マリラのお手製。木苺などのベリー類やスグリは、野に自生するものを、マリラやアンが摘む。カナダの野山の風情が感じられる。」 これら木苺(ラズベリー)です。Amazonから写真を拝借。まずかったら削除します。Amazonで買ってください。「スグリの果実酒……スグリは英語でカラント、フランス語でカシスと言う。スグリはエキスにすると、赤紫の色が美しく、うすめてジュースにしたり、アルコールに漬けて果実酒にしたりする。たとえばカクテルの『キールロワイヤル』はシャンパンにカシスエキスを加えたもの。」 こちらはスグリです。これもAmazonの画像です。 どうです。マリラやアンが果実を摘んでいる様子が浮かんできませんか。 また、前読んだときにはクスッと笑っただけで素通りしていた、アンの「私をコーデリアと呼んで」というシーンについては、こんなふうに注釈が書かれています。「コーデリア……コーデリアと言えば、英米人ならまずもってシェイクスピア劇『リア王』の悲劇の第三王女を連想するだろう。この名前には、いかにもお姫様らしいイメージがあるので、粗末な服を着た孤児が自分の名前をコーデリアと言ったため、マリラはびっくりしたのだ。(後略)」 そうなんですね。ただ単に美しい名前なのかな、と思っていました。 コーデリアといって僕が思い出すのは、『女には向かない職業』の女探偵コーデリア・グレイです。 PD・ジェイムス女史の本は何冊かあったはずですが、すべて見つかりません。なので、またもAmazonさんから拝借。 若い女性(確か二十歳ぐらい)が、けなげに探偵稼業をがんばります。そのひたむきさに、つい応援したくなるような小説です。 こんなふうに連想があっちこっちに飛び回って、なかなか読書が進みません。 というわけで、間違いだらけのとりとめのない日常&本紹介でした。では、また!
2ヶ月ぐらい前のことです。『山と食欲と私』を読んでいたら、突然、山用のフライパンがほしくなって、南〇沢のMベル(ばればれだな)に行きました。土日は混雑しているので,わざわざそれを避けて仕事休みのウイークデイにでかけました。といってもその日はやることがいっぱいあったので、さっと買い物を済ませるつもりでした。 店内に入ると例の、気持ちの悪い環境音楽が流れています。でも、まあほとんどの人には気持ちのいい音楽として聞こえるのでしょうね。なんとなく眠くなるような単調な響きです。田舎のスーパーに行くと歌のない歌謡曲(インストルメンタル?)みたいなのがBGMとして流れていることがあります。まあ、それよりはずっとましですけど(音楽については、別の機会に考察してみたいと思います)。 おめあての山用フライパンが置いてある場所はわかっています。ところがフライパンは飾ってあるものの、1点だけで在庫がないようなのです。この店は展示商品の後ろに箱入りの在庫が置いてあるのですが、それが見あたりません。在庫があればレジに持って行って購入し、即帰るつもりでした。 すると、例の気持ちの悪い環境音楽に被さるようにして眠くなるような落ち着いた声が流れてきました。「Mベルの商品に関しましては、お近くの店員にお気軽にお声かけください」 すぐに「お声かけ」しようと思い、辺りを見回しましたが「お近く」に店員はいません。ざっと見渡すと3名の店員さんが確認できました。1名はベテランを通り越した感じの女性店員さんで、シュラフコーナーでお客となにやら話し込んでいます。もう1名の男性店員さんは、シューズコーナーで二名の女性客の相手をしています。こちらは靴を試し履きしているので長くなりそうです。もう一人の若い女性店員さんは、電話の受け答えの途中に、在庫確認のためか裏の倉庫に入ったり、また出てきて電話に応対したりと、めちゃくちゃ忙しそうです。 僕の目はその三人を同時にロックオンして、どの店員さんが暇になるかを注意深く観察していました。 5分ほど経ちましたが、三人ともいっこうに身体が空きません。僕の性格上、接客しているところに割り込んで「すみません、フライパンの在庫ありますか?」などと聞くことはできません。いくじなしです。本当は、さっさと買って早く帰りたいのに。 シュラフコーナーが、一番早く終わりそうなので近づいていきました。シュラフ&テント泊談義みたいな感じの会話を交わしています。このベテラン女性店員さんはかなりディープな登山者で、ソロテントの経験もあるようです。客もシュラフの性能を聞きながら自分の登山体験などを話しています。どう見ても今すぐにシュラフを買うようなお客には見えません。暇なのでぶらりと店内に入ってきた、只の山おじさんです。絶対に買わないと思います。それに引き替え、ぼくは今すぐにでもフライパンを買うんです!たぶん買わなそうなおじさんに付き合ってないで、僕の話を聞いてください、と心の中で叫びました。しかし、ベテラン店員さんとおじさんのシュラフ談義は延々と続いていきます。泣きたくなります。 10分経ちました。シュラフについての話はまだ終わりません。よくそんなに喋ることがあるなあ、と僕は半分あきれていました。結局、ここは諦めて電話対応をしているおねえさん店員の動向を窺うことにしました。 よく考えてみると(よく考えなくても)どっちかというと「お声かけ」するならベテラン女性店員さんよりおねえさん店員の方がいいに決まっています(僕的には)。はじめからそうすれば良かったと後悔しました。案の定、用事が済んだようで店内をすごい勢いで横切っていくのが見えました。今だ!とぼくは思い「すみません」と声をかけました。 すると、「申し訳ありません、3分ほどお待ちください」と言い残し、裏(たぶん倉庫)に駆け込んでいきました。僕はその背中に向かって「さっきからずっと待ってるんだけど」と叫びました。でも、そんなことはその店員さんとは何の関係もありません。 僕は泣きました(心の中で)。即買って帰る予定が15分近く店内にいるんですから。「お待たせして申し訳ありません」といいながらおねえさん店員が戻ってきたのは2分ほど後のことでした。3分かからなかった。素敵! 結局,展示しているモノしか在庫がなく、すぐにほしかったので展示品を買いました。 ついでに携帯用のコーヒーミルを入れるミニバッグも買いました。 カメラレンズ用のバッグらしいのですがジャストサイズです。 これです! 写真では飛び出していますが、どぴったりの大きさです。 結局、多少時間はかかりましたが、おめあてのフライパンは無事買えたし、探していたコーヒーミル用の袋もゲットできたで、まあ良かったです。 店内を出るときにも、環境音楽に被さった声が聞こえてきました。 「そうぞ、お近くの店員にお気軽にお声かけください」
天気はいまいちだったけど、仕事がお休みだったので山に行ってきました。青梅市御岳の「日の出山」です。 駐車場に車を停めて、ケーブルに乗ります。御岳山駅をおりるとすぐに紅葉の道が延びていました。とりあえず御岳山方面に歩いて行きます。 こんな感じで、紅葉がとってもきれいです。 そして、紅葉の赤とは対照的な干し大根。 大根って、干すと栄養価が上がり旨みも出てくるんですよね。カルシウムは約15倍、鉄分も約30倍、ビタミンB類も約10倍増えるんですって、奥様! こんなふうに丸ごと干すのは大変だけど、竹ざるかなにかに薄切りにしてのせて日光に当てるだけでいいんですからね。簡単ですよ。食物繊維も豊富なので、なんか万能健康食品って感じですね。 右に上がっていくと御岳山(御岳神社)やロックガーデン、大岳山方面へ行けます。今回は左の道を下って行きます。 岩場っぽい道。前回来たとき(たぶん5年ぐらい前)には古い鳥居があったような……。 鳥居が新しくなっていました。 左の石段を登っていきます。右の道はたぶん「つるつる温泉」方面ですね。御岳ケーブルのところに車を停めてあるので、温泉は魅力だけど行けません。 黄色とオレンジのコントラストが素敵です。 なんとなく頂上の雰囲気。 そして……。 到着 おばあちゃんと小さなお孫さん(たぶん)が来ていました。幼稚園ぐらいの子供でも登れる山ですね。 お昼までにはまだ時間があったので、コーヒーを淹れることにしました。前回予告したように、今回は携帯用のコーヒーミルを持ってきました。豆から挽いてコーヒーを淹れます。青空喫茶です。 上蓋を取った筒の中に、こんなふうに豆を入れます。 携帯用のコーヒーミルは、ポーレックス コーヒーミルが定番ですが、値段(6264円)が高いのと若干重い(318g)のが気になります。 僕の使っている「キャプテンスタッグ コーヒーミル」(日本製)は、 定価は5400円らしいのですが、Amazonでは3427円で売られていました。 中に入っていた説明書には「HANDY COFFEE MILL」としか書かれていません。C3POとかR2D2、BB8とかいう愛称(型番?)はつけられていません。あじもそっけもなく「コーヒーミル」とだけ書いてあります。上の方に日本製と大きく書かれているように、新潟県三条市で作られているようです。パーツの合いがよく、筒状の部品が隙間なくスッポリと入り(緩すぎず硬すぎず)、さすが日本製、金物の三条市だけはあります。職人技って感じです。重さも219gで、この手のコーヒーミルの中では軽い方だと思います(一番軽いかも)。 しばらく頑張って回していると、底の部分の筒に挽いたコーヒーがたまってきます。今回は携帯用のドリッパーに濾紙をセットします。金属性のこれは、軽くて畳むと小さくなるで携帯するのに便利ですが、カップとの接触面が滑りやすくお湯を注いでいるときに落ちそうになります。そこで、シリコンチューブ(内径3mmぐらいの)を適当な長さに切って被せてあります。ただ、何回か使いましたが、小さめのプラスチックのドリッパーの方が落ちる心配がなくストレスなく淹れられそうです。次回は多少かさばりますがプラのドリッパーを持って行きたいと思います。 そして、できあがり。 とてもいい香りが辺りに漂いました。おいしくいただきました。因みに豆は「エチオピアンモカ」です。苦くて渋いコーヒーが苦手なので、「モカ」は大好きです。 お湯を沸かして、今回もカップヌードル&おにぎりです(ああ、いつもこれだ(T_T)。朝寄ったコンビニで限定(?)カップヌードルが売られていたので思わず買ってしまいました。中身は一緒なのに普通のヤツよりも値段が安かったです 世界沸騰と書いてありますね。「大坂なおみ 半端ないって!」です。小さく見えますが、普通サイズです。 食事を用意していると、なぜか喉の辺りがイガイガして急に咳が出てきました。花粉か何かが跳んでいるのでしょうか。 すると、僕の斜め上方のベンチに座っていた老夫婦のおばあちゃんの方(推定85歳)が、「あんた、さっきから咳してるけど、かぜでもひいたんじゃないの?」と旦那さんと思われる老人に話しかけています。たぶん旦那さん(推定87歳)が「私は、咳なんかしてないよ」と反論。ああ、すみません、咳してるの僕です、と手を上げて言いたくなりました。その後、咳が出そうになりましたが、またおじいさんが疑われると悪いので我慢しました。 この二人、会話がトンチンカンでまるでかみ合っていません。おばあさんの方ばかり話しているし、たまに喋るおじいさんの返事も微妙にずれていて、もしかしたら夫婦ではなくて不倫カップルだったりして、と余計な妄想を抱いてしまいました。 帰りには紅葉の写真を撮りながら下山しました。 神代ケヤキ(でしたっけ?)も紅葉していました。 下山途中に咲いていたお花です。 今回はデジカメのダイヤルを「A」(たぶん露出優先プログラム)にあわせ、絞りを開けて背景をぼかしています。 これは、『ツリフネソウ』ですね。花の形が帆をかけた船に似ていることからこの名前が付いたそうです。僕の持っている『季節の野草・山草図鑑』には「ホウセンカと同じように接触などの刺激で種子を飛ばす」「花言葉は安楽」と書かれています。因みにホウセンカもツリフネソウ科です。そういえば似たような花の形をしています。というか似たような花の形をしているものを「科」としてまとめているんですよね、確か。リンネさんっていう人が植物の分類法を考え出したのだと思います。植物の分類には、とっても興味があるので、山で出会ったお花などの写真を交えながら、自分なりに学習したことを(そのうち)報告したいと思います。 あ、そうそう、帰りに寄った御岳神社の境内に桜のような花が咲いていました。寒桜ですかね。
10月29日(月)、高尾山に行ってきました。今回はひとり登山部です。 朝、犬の散歩をしていたらあまりも天気がいいので、「そうだ、京都、行こう!」になっちゃいました。 とりあえず必要なモノをバックパックに詰めて、玄関につながれていた犬をもう一度少しだけ散歩して、だましながら家に閉じ込め、車に飛び乗りました。時間は8時を過ぎていました。紅葉の時期の高尾山はウイークデイでも「大迫ハンパね~」って混み方をするので、駐車場が心配です。途中で朝マックして、セブンで食料と水を調達。食べながら運転し、9時過ぎに高尾山口駐車場に到着。まだ、数台スペースがありましたが、バックパックを背負って歩き出す頃には満車になっていました。あと5分遅れていたら入れませんでした。(^_^;) 9時27分には、満車になりました。 月曜日なので,遠足の子どもたちの姿が見えます。 ケーブルの横を通り、6号路に向かいます。6号路は、途中に沢登りみたいな箇所があって一番山登りっぽいコースだと思います。 6号路の入り口です。 川沿いの道を歩いて行きます。 琵琶滝に到着。ちょっとだけ寄り道して、すぐに6号路へ戻ります。 前半は川沿いの道ですね。 橋を渡らずに、沢の中に下りるて進んでいきます。おねえさんの前方です。 お姉さんの前には「6号路は真っ直ぐ進みます」みたいなことが書かれてあったと思います。 水が流れているのがわかりますか?実際にはもう少し流れていて滑りやすいです。 歩くところが飛び石になっています。 沢を抜けると本格的(?)な山道に。 木製階段的山道です。歩幅が合わないのでキライです。(>_<) 階段の終わり辺りになにやら横断幕のようなモノが……。「ゴ~~~ル!!!おめでとう」みたいなことが書いたあるのかと思ったら……。 「6号路は下れません」……でした。紅葉の時期は一方通行になるらしいですね。でも、下ってきているおじさんとすれ違いました。だめじゃん。「トレランの人、おりられません」みたいなことが書かれていました。トレランの人もちゃんとルールを守って走っているいい人がほとんどなんですが、中にはこれみよがしに(すみません、そういう風に見えちゃいます)すごい勢いでぶっ飛んでくる人がいて、ちょっと怖い思いをしたことがありました。 おばさんが写真を撮っています。きっとお花です。おばさんが立ち止まっていると96パーセントはお花の写真を撮っていますね。残りの4パーセントは、話に夢中になって歩くのを忘れたおばちゃんです。そして、どのおばちゃんもかなりしつこく撮りますね。これでもか、って感じでシャッターを押してます。おばちゃんたちが撮っていたのが、これでした。 ちょっとピンぼけですが…… リンドウですかね。最初はホタルブクロかなと思ったのですが、ホタルブクロなら8月ぐらいまでなので、たぶんリンドウ。 頂上が見えてきました。 到着~♪ 予想通り、富士山が見えました。 いかにも富士山らしい富士山です。今年は9月26日が初冠雪で、そのときはシュガーパウダーを頂上辺りにほんの少しだけまぶした程度だったのですが、約一ヶ月でこんな立派な姿になりました。お父さんうれしい(涙)。やっぱり富士山は冠雪してないとね。 ここでお昼にしようかなと思ったのですが、山頂はこの時点でもかなり混雑していている上に、このあと遠足のお子ちゃまも押し寄せてくることが予想されます。で、もう少し先に進むことにしました。 もみじ台に到着したのが11時過ぎでした。ここからも富士山がよく見えました。 そのときです。ぼくの目の前を何かこの場にそぐわない物体が通過しました。 な、なんと、この陽気に(今日はこの時期にしては汗ばむ陽気でした)、かぶり物を付けたカップルが……。とっさにカメラを向けて、かろうじて後ろ姿を捉えることができました。たぶん頭がものすごく暑いと思います。そんな思いをしてまでかぶり物で仮装してきたのに、ベンチに座っていたおじさんおばさんたちは無視していました。(すみません、勝手てに載せちゃって) 反応していたのはぼくだけです。ハロウィンの仮装なのかな。 女の人はナスで、男の人は魚(たぶん「タイ焼き」)です。 「タイ焼き」ではなくて「鷹(タカ)」だったら良かったのに、とぼくは思いました。 彼氏がタカだったら富士山の前に立って「一富士、二鷹、三茄子!」って言えたのに。おしい ! こんな感じ しかしあの二人、ナスとタイ焼きのままいったいどこまで行くつもりなんでしょうか。まさか、陣馬山までは行かないよね。心配になります。 気をとりなおして、お昼を食べることにしました。と言ってもカップ麺とおにぎりですが……。 お湯を沸かします。 そこに、朝マックで残したポテトをのせてみました。(もったいないので)……。 さらに~、「おにぎり弁当(?)」に付いていたおかずをトッピング。 これが最終形態(シン・ゴジラか!)だ~ じゃん! 唐揚げとウインナーは、フライパンエアで温めてからのせればもっとおいしくなったと思いますが、これでも充分イケました(『山と食欲と俺』)。 そして、食後のコーヒー。 この簡易抽出タイプのドリッパーはとても便利です。香りと味はいまいちですが、贅沢は言えません。 おいしくいただきました。次回は、コーヒーミルを持って行って,その場でコーヒー豆を挽いてドリップしたいともいます。(ああ、こんな約束してもなかなか実行できないWandです。ずっと前にも、「頂上でケーキ作戦」というのを宣言して、結局だいぶたってから、セブンのショートケーキかなんかを頂上で食べて、お茶を濁したことが……) 今日はここまでで下山します♪ そして、本日の行動食は……。 高尾名物、『天狗焼』だ~ おじさんに、「天狗焼」の烙印をおされている天狗たち。 おじさんが「おうおう、おめえたち、今からヤキをいれてやるからな、覚悟しろ。それ!天狗焼きだ~」って言っている気がします(気のせいです)。 「焼」の最後の一画がちゃんとはねています。花丸をあげます。 行動食と言っても、あとは下るだけですが……。 そして、天狗焼を食べながら、幸せな気分で下山しました。めでたし、めでたし。
4・5年前のことです。『人生が変わる1分間の深イイ話』という番組に、小林千穂さんが出演されていました。登山家、エッセイスト、編集者……、彼女の肩書きはこんな感じでしょうか。1年ほど前に結婚されました。穂高神社で結婚式を挙げたそうです。上高地から歩いて1時間ほどの明神にある神社です。ブログには明神池を船で渡っている写真がアップされていました。こんな素敵なところで結婚式をするなんてさすが千穂さんですね(明神池って入場料があるんだよね。まえにいったときに払って入りました。あれ?神社だっけ)。 番組では、本人も含めてお仲間の山女子が全員独身だということで、『男より山』見たいなキャプションが映し出され、結婚しないで山にすべてを捧げる山女子を半分揶揄したようなスタンスになっていました。番組の制作姿勢は、ちょっとどうなの?と思いました。それにしても結婚していないと駄目、という見方はなんとかならないのでしょうか。なにかに夢中になっている女子に対しては特にそういう傾向が強い気がしますね。 話が逸れました。その番組がビデオのHDの中に入っていたので、久しぶりに再生してみました。 雑誌の打ち合わせを終えた千穂さんに番組スタッフが質問します。そのやりとりが結構濃いので,できるだけ忠実に再現してみます。(ス…スタッフ、小…小林千穂さん)ス「日本で二番目に高い山はどこですか?」小「北岳です。南アルプス」ス「即答ですね」(これは、ぼくでも答えられます)ス「じゃあ、日本で12番目に高い山ってどこですか?」(これはさすがに千穂さんでも無理なのでは……とぼくは思いました。すると……)小、「4月1日に山の標高が変わって」ス「標高が変わることってあるんですか!?」小「国土地理院が測定しなおしたら、間ノ岳が1m高くなって、第3位が奥穂高岳と間ノ岳の2つになったんです」小「中岳が12番目になりました」ス「は~!」(かっこいい~。ぼくも3位の奥穂まではわかりますが,12位まではわかりません。それを即答するなんて、ほんとうにかっこいいな~) 番組はその後、千穂さんのお部屋にお邪魔します。 そこで映し出されたのが、見せる収納でキレイに整理されてる登山グッズ。 こんな感じです。 12番目を即答するかっこよさと、見せる収納の素敵なお部屋。 ここでやっと本題です。ということでぼくも真似したくなっちゃいました。とりあえず「高い山10位までは覚える」「それから部屋を見せる収納にする」です。 そして、できたのがこれ。 じゃーん。 小林さんのようにピッケルやザイルがあればかっこいいのですが、小物ばかりなのでなんだか雑貨屋さんの店内のようになってしまいました。中学生の部屋のようでもありますね。 この軽アイゼンは、仕方なくやっていた組合役員の仕事が終わったときに、仲間からもらったものです。①は一番お気に入りのボトル(「カンティーン」)です。これについては別の機会に。②は仕事仲間で作っている駅伝部(名前だけ入っていて飲み会だけ参加している。今はまったく 走っていない。ずっと昔にT湖駅伝に出て、足を引っぱったのにもかかわらず3位のメダルを持っているのが唯一の自慢)のメンバーからもらったブラックダイヤモンドのヘッドランプ。③は、前の職場の近所の山友さん(といっても一回しかご一緒したことがありませんが)からいただいた、田中陽気さんマスコット? 前はバックパックに付けていたのですが、糸が切れてしまったので(なくさなくてよかったぁ)とりあえずここに飾ってあります。 これはペットボトルホルダ-。バックパックのショルダーハーネスなどに付けます。今は使っていないので飾ってある。中に入っているボトルは、SW仕様の期間限定ボトル。 赤と青のボトルが、ちょうどホルダーの色と合っていてかっこいいので飾ってあります。もちろん中身は入っていません。 右端に写っているのは初代ゴジラのポスターです。浦沢直樹さんの仕事場にも同じものが飾ってありました(NHKの『漫勉』で確認)。タイムトラベルをしているような気分になれるので、昭和30年から40年ぐらいの映画を見るのが好きです。銀座などがよく出てくるのですが、今と同じ日本とは思えません。昔の方がお洒落ですね。 ベッドに寝そべっていると、この「見せる収納」が目に飛び込んできます。テンションが上がります。 山に行くときに、「あれ、どこにしまってあったっけ?」なんてことがなくなり、さっと取り外して持って行くことができます。 しかし、ポスターやTシャツなどでやたらと飾りたてて、なんだかごちゃごちゃしてます。やっぱりこういうのはもう少しすっきりと収納した方がいいですね。シンプル・イズ・ベストです。なにもない空間にちょこっと山道具(それも、ピッケルとかザイルとかカラビナとか本格的なもの)が飾ってあるとかっこいいんだよな。それなのに……なんか貧乏性だね。もう、俺のバカ!
9月19日、入笠山に行きました。今回は登山ではなく観光です。数人で行ったので「ひとり登山部」ではありません。諏訪南ICを降りて10分ぐらいで駐車場に着きます。駐車場から八ヶ岳の山々が見渡せます。 地元は曇りの予報だったのですが、こっちは晴れでした。 ゴンドラに乗りました。前の人たちは、マウンテンバイクを乗せていきます。前回来たときはなかったのですが、マウンテンバイクの山道コースみたいなのができていました。 下りのゴンドラに乗っていた遠足の小学生たちが手を振っているので振り返してあげると,異常に盛り上がっていました。テンション上がりまくり、でした。たぶん学校へ帰ってから遠足の作文を書かされて「ゴンドラですれ違ったときに手を振ったら、どっかのおじさんやおねえさんが手を振ってくれました。うれしかったです」なんて書くんじゃないかと思います。あの盛り上がりがうらやましいなぁ。もう、あんなふうになれません。 八ヶ岳の手前に盆地が見えますね。ゴンドラの下のくねくねした道がマウンテンバイクのコースだと思います。下るだけならちょっと楽しそう。 ゴンドラを降りるとこんな景色が広がっています。この圧倒的な広がり感。地球の一部が見えていてそこから球体全部を想像できるって感じです。写真だとわかりにくいのですが。 雲がかかってますが、真ん中よりやや右の一番高い山が『赤岳』(2899m)です。日本の山高さ順で「第34位」です。入笠山(1955m)はベスト100にも入っていません。因みに100位は北アルプスの『爺ヶ岳』(2669m)です。 『入笠湿原』に向かいます。途中にこんな花が咲いていました。 エンビセンノウ(ナデシコ科)です。漢字で書くと「燕尾仙翁」。燕尾はツバメの尾っぽですね。花びらの先端がツバメの尾のような形をしているから「燕尾」という名前が付いたみたいです。「仙翁」の方はよくわかりません。「仙人のおじいさん」ってことですかね。 エゾリンドウ(リンドウ科) 北方に多いので「蝦夷」と名付けられたそうです。 もう少し下ると、『入笠湿原』です。 看板の向こうが『入笠湿原』です。 稜線にアイスのような雲が1つだけぽつりと。 なんか、アイスが食べたくなってきました。ダイエット中なのに……。 湿原に咲いていたのはほとんどがさっきの『エゾリンドウ』でした。 5月頃来ると『日本すずらん』が群生しているらしいですね。 トンボがいっぱい飛んでました。この辺はもう秋です。 木道の下にキノコが生えていました。秋です。 湿原近くの『山彦荘』で山バッジを買いました。 久しぶりに買った山バッジ。 帰り道にはこんなお花も。 マツヨイグサ(アカバナ科)かな?そしてこれ…… トリカブト(キンポウゲ科)……キレイなんですけど、毒があります。 ゴンドラ乗り場(降り場?)近くにお店がありました。お店のテラスです。 この広告ポップを見たら、我慢できなくなり……、しかも…… そこには「ルバーブ寒天」なる謎の文字が……。即、「クリームあんみつ」を注文してました。(^^;)あんみつの上にのせるソフトクリームを三種類の中から選べます。本物のルバーブがあるのに、ルバーブ入りのソフトクリームをのせるのもなんだかなぁと思って、バニラにしました。 これです 僕の後ろにいた,おばちゃんたちが「ルバーブって何かしら?」「ルバーブって何?」「私は誰?」「ここはどこ?」と口々に言っています。仕方がないので勝手にみんなを代表してお店に人に聞いてみました。すると「そこにあるのがルバーブですよ。茎の部分が食べられるんです」と親切に教えてくれました。よく見ると店の前に鉢があってちゃんと説明書きも(おばさんたち、よく見ろよ!自分も)。 お姉さんは心の中では(そこに書いてあんだろ!あーん)と思ってたかもしれませんが(僕がバイトだったらたぶんそう思う)、とてもにこやかに説明してくれました。ありがとうおねえさん。 しかし、このおねえさん……、手際よくあんみつを作っていたのはいいのですが、ソフトをのせる段になって急に手が止まりました。どうしたのだろうと思って見ていると、「あれ、なにのせるんでしたっけ?ルバーブでしたっけ?バニラでしたっけ?」と笑っています。しっかりしてよ、おねえさん。突然ルバーブの質問をされて忘れちゃったみたいです。はは。 ルバーブは甘酸っぱくてソフトクリームによく合いました。(^~^) 入笠山の頂上は樹木がなく360度の展望です。前に行ったときは夏休み中でした。日陰がなくてすごく暑かったのを覚えています。「八ヶ岳」「中央アルプス(木曽駒とか)」「北アルプス(奥穂、槍、常念など)」を望むことができます。山を確認したい方は双眼鏡があるといいかもしれません。今度はひとり登山部で頂上まで行きたいです。
異常に暑かった夏はお家に籠もっていましたが、9月になって涼しくなってきたので、ぼちぼち山へ行こうと思っています。 職場でいろいろあって(人間関係ではなく、仕事場が火災に遭いました)、ロッカールームに置いてあったレインウエアや山用カメラ、20Lのバックパック(MILLET)等、様々な山関係goodsもすべて焼失し(そんなモノを職場に置おくな!、と突っ込まれそうですが……、その通りです!)、その他にも物心両面で失ったモノが多すぎて、数年前から山に登る精神状態ではなくなってしまいました。ここ最近、「山へ行けばそういう気分も解消されるかも知れない」とようやく思えるようになりました。心機一転、ブログの題も『山へ行け!~ひとり登山部~』に変更しました。それについては、次回以降に書きたいと思いっています。 山に登らなくなってから、体重も3~4キロ増え、逆に体力はフリーフォールのように急降下。犬の散歩をしていても息が切れる始末です。これではいかん!、と一念発起したわけではありませんが、とりあえず体力づくりをかねて高尾山から小仏城山まで歩くことにしました。(9月12日。高尾山清滝駅前。遠足の子どもたちが記念撮影をしていました。) 下から歩けばいいのですが、午後から雨の予報のため今回はケーブルカーを使います。十一丁目茶屋の横からの眺め。曇りですが意外と展望はよかったです。 さる園・野草園とタコ過ぎのヨヲコ通り過ぎると浄心門が見えてきます。 山門に「祈願 被災地復興」の看板が設置されていました。僕も被災地の復興を祈りながら門をくぐります。 女坂の先の権現茶屋を通り過ぎ、参道に入ると御守りなどを売っているお店が並んでいます。もみじやの先の階段を上がると高尾山薬王院です。 薬王院の石段を登っていきます。 上から見るとこんな感じ。薬王院の境内が見えます。 「1号路・いろはの森コース出合」から山道を進んでいくと二階建ての立派なトイレが見えてきます。頂上はもうすぐそこ。 高尾山山頂に到着。 ここまでで歩いてきただけで、ちょっとした疲労感。まだ、お腹はすいてないけど、ここで少し休んで早めのお昼にして引き返そうかな、と一瞬思いました。計画を急遽変えられるのも『ひとり登山部』にいいところです。しかし、もうひとりの自分が「ここまで来て帰るの?」と耳元で囁いています。 おにぎりを一個だけ食べたら元気になったので(小学生か!)、 もう少しだけ行ってみることにしました。 山頂に咲いていた萩の花。 頂上からもみじ台方面へ降りる階段です。「これより奥高尾」の看板。「ここからが本当の登山ですよ」って感じです。スケールは違うけど、上高地の横尾から涸沢方面に入る橋の表示をいつもなんとなく連想します。これです。「ここから先は、登山エリアです。ヘッドランプ・雨具・地図など登山準備の無い方は入山をお控えください。」と書かれています。ちょっとビビります。このときは(3年前ぐらいかな)、涸沢まで行きました。8月の初旬でしたが雪がたくさん残っていました。♪~~~ここから夢の時間~~~♪ テントもきれいでした。 秋の紅葉の時期にはテントだらけになります。行きたいなぁー。♪~~~夢の時間終了~~~♪ 道が整備されていますね。 歩きやすいけど、この辺は公園を歩いている感じです。 アザミに蝶がとまっていました。近づいていったら飛び立ってしまいましたが、ナウシカのように「だいじょうぶだよ。怖くないよ」と心の中で呟くと(キモい!)、高く舞い上がっていた蝶がすーっと降りてきて再び同じアザミにとまりました。 ノギク……ユウガギクかな? ボタンヅルかな? またまた、蝶がアザミの蜜を吸っていました。アザミの人気高いです。 キンミヅヒキ? アウトドアショップのシューズコーナーにあるやつみたい。ここを歩くと足つぼが刺激されていいです(?)。 みんな「足つぼ刺激道」がいいんですね。確かに階段は歩幅が合わないと疲れます。 あと100m。(^^)/ 到着です。天狗の彫り物が,ちょっと怖い。 お店もお休みです。土日しかやっていないみたいです。 おじさんが何人かいました。お昼を食べてすぐに下山しました。 ロープウエイ駅近くの「展望台」(前はかすみ台といっていたような)から撮りました。肉眼ではスカイツリーが見えました。近くのお店がリニューアルされていました。
8月29日(水)に『縄文展』に行ってきました。上野の東京国立博物館です。 やっぱ上野ですね。水曜日なのに人がいっぱい。 曇っていて比較的涼しかったから出かけやすかったみたいで、中高年の人がたくさんいました。 何十年も前に松本清張の『火の路』という古代史ミステリーを読んで、日本の古代に興味を持つようになりました。 下巻しか見つからんかった~(関西弁風)。 上巻の最初の方に、飛鳥の謎の石が出てきます。 読んでいたらどうしても実物を見たくなって、奈良県明日香村まで出かけていきました。まだ、ぼくが20代の頃です。あまりにも印象深い旅だったので、写真やチケットなどををスケッチブックに貼って残してありました。いくつか紹介します。 『亀石』です。田んぼのど真ん中にありました。けっこう大きなものです。長さ3.6m、幅2.1m、高さ1.8mとウィキペディアに載っていました。写真をみたら周りがきれいに整地されていました。なぜこれが造られたのか、よくわからない謎の石です。 これは、『酒船石』。これも謎の石ですね。何もない丘の上に無造作に置いてありました。「これでお酒を造った」「水を流してお祈りした」などいろいろな説があるそうです。なんだかよくわかりませんね。不思議です。 もうひとつ、僕を古代史好きにした本(マンガ)があります。諸星大二郎さんの『暗黒神話』です。 絵はこんな感じです。好き嫌いが分かれると思います。最初はなんだかへたくそな絵だなと思いましたが、素朴なのに不気味な感じにだんだんハマってしまいました。アシスタントを使わずに一人でコツコツ描いているらしいです。素敵です。 縄文土器が出てきます。 不気味な土偶。しまいには土偶が変身したような不気味な怪物が襲ってきたりします。 ああ、気持ち悪い。 で、奈良県飛鳥村も出てきます。 石舞台古墳です。確か,蘇我馬子の墓ではないかと言われています。ほぼ同じ角度の写真がアルバムに残っていました。 『益田の岩舟』……古代の天文台? この場所にも行ったはずなのですが、写真が残っていませんでした。 さて、国立博物館に着くと,なんと長蛇の列。チケット売り場から列がどんどん伸びていて、博物館の外を半周りしたところに最後尾がありました。とりあえず並びます。係の人に聞いてみると「だいたい1時間待ちですね」とのこと。ここはディズニーランドかぁ~(泣き)。 博物館の外に並んでいる人たち。 「いつもこんな感じですか」ときくと「いや~,いつもよりも今日は混んでいますね」との返事。今日は曇っていて若干涼しいので,家を出やすかったのでしょうね。実は僕もそう。みんな考えることは一緒です。 チケット売り場近く。ほんとDLっぽい。 係の人は1時間と言っていましたが、30分ぐらいでチケットを買うことができました。 ようやく中に入れましたが、予想通り大混雑。土器の鑑賞というより人の後頭部を見に行った感じです。たくさんの後頭部が見れました。(゚_゚i)撮影禁止なので、ここからは図録から紹介します。 トートバッグと図録をセットで買っちゃいました。 すごいですね。秀逸なデザインです。宇宙人なんていう人もいます。 指が三本?動物か人間か……。神かも知れません。 シンプルでいいですね。ゆるキャラっぽい。名前は「ねんどくん」。 ライオンっぽい。なんかやっぱりデザイン力がすごいなぁ。 ウルトラ三姉妹って感じです。ウルトラマン、帰ってきたウルトラマン、そしてウルトラセブンか。 ここは写真OKでした。たぶん。駄目だったりして……しーらないっ。 これはレプリカなので,触ることもできます。 ふと見るとショップの前に「ガチャガチャ」があるではないですか! 観光地等で、そこしかないガチャガチャがあるとついやってしまいます。 身体が勝手に動いて投入口に百円玉をチャリーン!2回やって下のピンバッジをゲットしました。 左側はウルトラの母、右側はウルトラセブンですね。 最後にお気に入りを二つ。 シンプルだけど、なんだかインパクトがあります。 穴人間です。なんか笑えます。 デザインやっている人とかは刺激されるでしょうね。 古代のモノを眺めていると、なんだか心が洗われる感じがします
こんにちは。毎日暑いですね。あまりにも暑いのでお家に引きこもっています。久々のブログです。今頃ですが……、4月から異動になりました。新しい職場にもすぐに慣れて楽しくお仕事しています。暑くなる前に、近くの低山には何回か行ったのですが、ブログを書きそびれ今日に至っています。 そうこうしているうちに猛暑が訪れて、ますます山から遠ざかってしまっています。軟弱ものです。 山に行かないのに、山道具だけは気になっていて、今回はこんなものに手を出してしまいました(物欲大魔王)。紹介しますね。 スリーピングマットです。あのテント泊のときに使うシュラフの下に敷くヤツですね。下の写真は今回買ったクライミットのイナーシャオゾンです。オゾンってあのオゾン層のオゾンのことですかね。 もう体力がなくなってきて、最近はバックパックが12キロ以上になると歩きたくなくなるヘナチョコになってしまいました。 「はぁ?12キロ?21キロの間違いじゃないの」と叫んでいるあなた、断じて21キロではありません。12キロです(キッパリ!)。 なので、中に入れる登山用具はなるべく軽いモノを選ぶしかありません。 スリーピングマットは身体全体を覆う大きさ(180cm)だと、だいたい500~700gぐらいが多いみたいです。このイナーシャ・オゾンはたったの354g。なんだ、150gぐらいの違いじゃん、と思われたあなた。その150gが塵も積もると後々響いてくるのです。「150gを笑う者は150gに泣く」ということわざもあるくらいです(今作りました)。 長さを腰までにした短いタイプで軽さを稼ぐ、ということもできますが、実際に使ってみると腰から下にはバックパックなどを敷くので、安眠できるって感じではなかったと思います。 収納サイズ(これも重要)はとてもコンパクトで、文庫本と比べてみるとよくわかります。 袋から出した状態です。 ふくらませると…… 2カ所の矢印が空気中入用の栓です。くっついているこの枕は空気の栓が独立しているので、気に入らない人はふっくらませないで別の枕をあててるのもありです。 実際に乗ってみました。身長176cmの僕が横になっても足先に15cmほど余裕があります。 実はこのマット、寝袋の下に敷くのではなく、中に入れて使用します。こんな感じです。 今回はベッドの上に置いたので快適なのは当たり前ですが、フローリングの上におろして試してみても背中がふわふわでいいかんじでした。隙間がたくさん空いていますが、まったく気になりません。寧ろ身体にフィットして気持ちいいです。これで耐久性があれば言うことなしです。 しかーし、僕がこれを使うのは、まだまだ先になりそうです。実は、我が家の愛犬ショコラが糖尿病&白内障になってしまい、毎食後にインスリン注射を打たなければならなくなったのです。目もほとんど見えなくなってしまいました。でも散歩には元気に行っています(この前向きさは見習いたい)。注射は今のところ僕しか打てなくて(家の者はビビっている。たぶん)、ふらりと出かける長い山旅には今のところいけない状況です。でも、それでいいんです。もうおじいさんになってしまったショコラの面倒は、きちんと最後まで見たいと思っていますから。 「じゃあ、なんでマット買ったの~?」と首を傾げている人がいるかも知れません。 すみません、買いたかったから、です。 物欲大魔王でした~。