現在、さまざまなカップ麺が発売されていますが、日本初は日清食品のカップヌードルです
実はこれは世界初でもあり、初めから世界中で食べられることを意識して商品開発がされていたそうです。
その1つの表れが、フォークで食べやすいようになっていることです。
日本ではうどんやラーメンはどんぶりで箸を使って食べるのが常識ですが、欧米人は違います。
あれこれ考えた末、最初から麺が容器(カップ)に入っていて、それにお湯を注ぐ形が考え出されました。
それなら、欧米人にも受け入れられやすいはずです
もう1つのアイデアとして、宙吊り方式という工夫も施されています。
カップヌードルは外からでは分かりませんが、カップの中の麺が宙吊りの状態になっています。
つまり、麺の下の部分がカップの底にぴったりついてなく、底の部分にすき間ができています。
宙吊りにすれば、麺がカップの内壁に固定されるので、輸送中に崩れにくくなります。
また、湯を注いで戻したとき、底の部分にすき間があるため、湯が底のほうから浸透し、麺の戻りがよくなったというメリットもあります
こうした工夫と努力によって、カップヌードルは今、世界中で愛されているのですね