フォード社の車の名前が
タイトルになっているこの映画…
クリント・イーストウッド監督作品の中で
(私が観た数少ない作品の中では…)
一番 心に残ったような気がします。





【俺は迷っていた、人生の締めくくり方を。
少年は知らなかった、人生の始め方を。】

…この映画のキャッチコピー。
当時 この作品を最後に、イーストウッドは
俳優業を引退することを仄めかしていたらしい…
それを考えると、このキャッチコピーは意味深ですね。
(2012年に自分の監督作品ではない映画に役者として主演)



☆ 2008/クリント・イーストウッド監督主演

妻に先立たれた頑固な老人・ウォルト。
誰にも心を許さない偏屈な彼と、タイから来た
隣りのモン族一家との交流が始まり…




ある日
その一家が地元ギャングに襲撃されてしまいます。
その家族の唯一の男手である少年は、
奴らを殺しに行くと言い…


暴力の連鎖は断ち切らなければ!
でも、どうやって !?



★ 悪い事をしたのだから
暴力という形で制裁を受けてもしょうがないと、
正当化する人がいる
その考えは、ウォルトのように今すぐ捨てて欲しい
どんな場合であっても、暴力を振るう側が間違っている
と…この映画からも伝わって来る

手取り早く
相手をおとなしくさせる事は出来ても、
実のところ 何も解決されないし
相手が子供なら尚更のこと
身体と心に深い傷を負わせるだけだから…