覚醒の助けとなった2人目の恩人、
バプテスマ討議の司会者(長老)
の話の前置きとして。
エホバの証人の特徴・そして大きな問題点、
それは組織信仰です。
「組織への信仰」
「組織に対する信仰」
これは、聖書には全く出てこない言葉です。
ですが…
この言葉は出版物にハッキリ書いてあり、
信者に推奨しています。
ものみの塔オンラインライブラリーで
この2つの語句を検索すると、
たくさん出て来ます。
組織を「信頼する」というなら分かりますが。
組織を「信仰の対象」とするのは、
おかしいと私は思います。
■“強い信仰は知識の上に築かれます。
「信仰は聞く事柄から生じる」と,パウロは述べています。
(ローマ10:17)
これはどういう意味でしょうか。
神の言葉で養われることにより,
エホバへの,
またエホバの約束や
組織への信仰 と確信が
築かれるという意味です”
ものみの塔2005年2/15号p.19 (10節)
⬇️
エホバへの信仰
エホバの約束への信仰
組織への信仰
が、同列に置かれていませんか?
この組織信仰を、やたら強調し始めたのは
王国宣教1980/9月号に記録されている
本部でのあの大きな事件があった後からでは?
と、感じています。
■“残念な知らせとしては,
最近ブルックリン本部の成員5名と
ニューヨーク市の他の数名が排斥されたことです。
神の会衆に対する背教,分派を推し進める活動があったのです”
宣80/9 支部の手紙
この事件の後、
断絶者が排斥者と全く同じペナルティを受ける
という大きな変更がありました。
■“考えた上でエホバの証人の信仰と信条を退け,
『わたしたちの仲間でなく』なる人々は,
当然ながら悪行ゆえに排斥された人と同じようにみなされ,
同じように扱われるべきです”
ものみの塔81年 11/15 p.20
この研究記事の討議を、私はハッキリ覚えています。
ちょうど頼まれていた断絶者経営店のバイトを
断るしかありませんでしたから。
排斥者へのそれまでの温情的な扱いから、
徹底的な忌避へ方針転換されたのもこの時です。
当時その理由は知りませんでしたが
『良心の危機』を読んで理由を知り、愕然としたのでした。
そして
あの事件後の大きな変更点として、もうひとつ。
バプテスマの2つの質問が、1985年より前と後では
内容が大きく変わっている事です。
1985年より前は
バプテスマの2つの質問に
「組織」という文言は全くありませんでした。
「組織」という言葉が付け加えられたのは
1985年からなのです。
点と点が線になり、全体が見えて来ました。
80年代の本部での大きな事件によって、
エホバの証人の組織は
1914年に関する教理の嘘を隠すため
組織に絶対服従を求め、忌避制度を強化して
より一層カルト化していったのです。
※エホバの証人はバプテスマを受ける時に
2つの質問に大きな声で「はい」と
肯定の返事をするのが慣わしです
(つづく)