3月24日病院へ行ってきました。
小梅の抗がん剤治療をするために行く予定だったのですが
前日に先生から電話をいただき病理検査の結果が出て小梅は骨肉腫ではない事がわかりました。
一瞬、良かった!と思ったけど
脚の癌は骨転移をして骨肉腫のような症状が出ていたとのこと。
転移…と言うことは原発巣が他にある、、
断脚をしてひとまず癌を取り除いたと思ったのに違うところにまだ癌がある、
と言う結果にまたもや打ちのめされました。
病理検査の結果で上皮性悪性腫瘍の骨転移だと言うことがわかったので
上皮系の癌に抗がん剤治療は意味がないと言われ抗がん剤治療は中止となり24日は原発巣を探すために病院へ行きました。
骨転移を起こしやすい上皮性腫瘍には尿路系上皮、乳腺癌、卵巣癌、甲状腺癌が挙げられるそうですがその他の腫瘍でも転移の可能性はあるとのこと。
レントゲン、エコーで丁寧に検査をしていただきましたが
原発巣を見つけることは出来ませんでした。
超音波で追えないところは尿道かな…と先生がおっしゃいましたがもし泌尿器系にあったとしたら手出しが出来ずお手上げです。と
これ以上は全身CTでとるしかないけどわかったとしても恐らく何も出来ないだろうとのことでした。
今後の治療は特定の消炎鎮痛剤が上皮系の腫瘍を抑制してくれるのはデータで出ているのでこれから先、消炎鎮痛剤と胃薬を毎日服用することになりました。
こんなに頑張ってる小梅にまたもや試練を与えるなんて…と悲観的になりました。
でも骨肉腫は本当に恐ろしい癌で
小梅が骨肉腫の疑いだと言われた時からいろいろと調べ獣医師の症例や骨肉腫のワンちゃんの闘病ブログをたくさん読みました。
どれを読んでも厳しいもので
断脚をして抗がん剤治療をしても1年を超えて生存している例はほとんどありませんでした。
先生からも断脚は痛みを取るための手術だからねと常々言われてきました。
抗がん剤治療をしても生存出来るのは200日。
ごく稀に抗がん剤治療が功を奏して数年生存した子もいるそうですが本当にごくわずかな例だとおっしゃってました。
私もたくさん調べたのでそれはわかっていました。
それでもその少ない可能性にかけたくて抗がん剤治療をしたいと思ったのです。
何もしなければ奇跡も起きない、そんな気持ちでした。
もちろん治療によって小梅が辛い思いをするのなら即中止するということは頭において。
ですが保護犬にどこまで治療をするのかという問題も出てきました。
これまでの手術に協力病院の先生はとても良心的なありえない医療費で手術してくださいました。
尽力してくださったこと、とてもありがたく思っています。
それでもやはり高額には違いないのでご寄付をしてくださった皆々様には感謝の気持ちでいっぱいです。
なのでこの先の治療は私が負担するのでやらせてほしいと代表の千エ乙ママに申し入れましたがそのことで随分と困らせてしまったと思います。
でも千エ乙ママは私の気持ちを汲んですごく親身になって考えてくれました。本当に嬉しかったです。
結局、今の時点では有効な治療は出来ない結果となりましたが今の小梅を見ていると本当に元気でごはんもモリモリ食べてお散歩も楽しそうに歩き、とても頼もしく見えます。
このまま今ある癌とうまく共存していければ来年も、もしかしたら再来年も一緒に桜を見ることが出来るのではないかとも思えてきました。
骨肉腫じゃなかったって事はある意味ラッキーだったのかもしれないと今は思えます。
この先のことはわからないけれど
小梅は頑張って今を生きてますので今後もどうぞ応援よろしくお願いします。