病院で咽てから「咳かもしれない」という獣医の指摘から、薬を服用して1週間がたちました。

もらった薬は、食前服用で食欲増進&胃を活発にさせるお薬で、消化しきれず吐き気がするとい言う状態だった場合、この薬は有効で咳が止まるだろうというもの。

吐き気→咳 の図式です。

でも、これで咳が止まらない場合は、胃とはまた別の所に原因があることになる。

咳→吐き気 の図式です。


帰宅後、お薬が効いているのか珍しくご飯のおねだりをしました。

おっ、これは食べるかも?!

と、思ったけれど匂いを嗅いだあとゲップして咽てました。

う~ん、これはどっちの咳なの?


全く食べずに眠ったケミでしたが、寝息がピーピー言ってます。

咽てる日はいつもこうなんですが、子供の喘息みたいな音が出ます。

これ、確実に気管支なんじゃないのかな?って勝手に思い始めています。


と、夜中、いきなりケミが寝ながら過呼吸におそわれました。

ヤバイって思って、一応アゴをあげ気道確保させたんですが、白眼向いてぐったりしちゃったんですよ。

本当に焦りました。


名前を呼び続けて、背中を軽くたたくようにさすって多分3分未満、咳きこんだ自分にビックリして飛び起きるケミ。

おー!よかった。

ちょっとパニックっぽい感じで部屋をクルクル回っていましたが、私の膝の上に乗ってきてまたオヤスミです。


一番近い夜間病院が車で2時間です。

目が覚めて本当に良かったです。


次の日から、「ごはんだよ」と言うと、とても喜ぶのに食べ物の匂いを嗅ぐと嫌がって逃げ出します。

とうとう、トイレのご褒美も貰いに来るのだけど、口に含んで飲み込めずにプッと出してしまいます。

スイカの種をとばすみたいに……。


そして、4日目の夜、空腹の限界だったのか、ケミはペロリと餌を平らげました。

が、10分後、食べた物以上に吐いてしまいました。

計5回、最後は胃液だけになってました。


結局、1週間でケミの胃を通過したものはありません……。


そして、診察です。

まず、血液検査をしました。

とりあえず、腎臓や肝臓に異常がないことを確認しましょうというもの。


ケミは足首から血を抜かれている間、目をつむり何とも言えない顔をしてました。

血を抜かれている感覚は、犬も人間も同じなんでしょうか。

ふわ~っとした顔をしてました。

そのあと、力が抜けたように倒れこむケミ(笑)

大袈裟だな~!!


血液検査の結果は、なんとTHE・健康犬!

数値的にはな~んの問題もない、正しい食事と運動をしている犬の数値を叩き出しました。


獣医さんもものすごく驚いていました。

いや、病気があるとかじゃなく、体重も減っていないし、血糖値も下がってない「私、食べてます!」な値なんですよ。

「どっから摂取してるんやろう?」って、思わずみんなで笑っちゃいました。


血漿蛋白量が6.0で、このまま食べないと栄養不足であるという診断となりますが、現在は正常とのこと。


原因は、やはりというか喉かもしれないねってことに今日は至りました。

とりあえず、ケミに合う薬を見つけて咳を止めることを最優先しましょうってことになりました。

1週間薬を飲んで、効いたら続ける効かなければ新しいお薬に変えましょうとのこと。


今度のお薬は、ご飯を食べなかったとしても血糖値をあげてくれる甘めの喉の炎症を抑えるお薬です。


ケミは、毎回食べたそうにしているので、早く食べ物が喉に通るといいのですが。