危篤 | ワンビの今のところソウル生活

ワンビの今のところソウル生活

1997年から始まったソウル生活
カナダで出会ったカナダ国籍の韓国人夫と日韓ハーフだけどカナダ人の娘との生活

カナダへ行ってた娘が韓国に戻って来て、また3人生活に

 

今朝7時前だったのか、夫の電話が鳴った

 

我が家は朝が遅いので、二人とも、まだ寝ていた

 

外はまだ暗く、寝室は暗幕カーテンなので目覚まし時計も見えなかった。

 

夫はアラームの音と勘違いしてスマホをオフ

 

5分ほどして起きた夫が

 

「オモニの病院から電話が来てる」

 

モゴモゴと話したので、私は夫が何を言ってるのか聞き取れず

 

「え?病院?お母さんの?」

 

「そう」

 

その後ベッドの上に座ったまま、ぼーっとしてる夫

 

3分くらい経っただろうか、夫が着信があった番号にかけると

 

聞き覚えのある男性の声が聞こえた

(義母が入院している養老病院の院長先生=神父さん)

 

夫が、「はい。 はい。 分かりました」 と言い電話を切った。

 

私も寝るのが遅かったので、まだ ぼーっとしてて

夫がどうするのかを見てた。

 

ベッドの上に座ったまま、夫は何かを考えてたのだろう

 

(ただ 眠かったのか?)

 

「どうするの?貴方が〇〇へ行くの?」

 

〇〇=義母が入院してる地方の養老病院

 

「院長先生がヌナ(義姉)に電話をすると言ったから、ヌナが行くだろう。」

 

12月に夫&私&義姉で一緒に義母のいる養老病院で院長先生から話を聞いていたので、葬儀や納骨堂などについては既に決めてある。

 

危篤の知らせが来た場合は、日中であれば義姉が行き死亡診断書を貰い、葬儀会社へ連絡して霊柩車でソウルまで義母の遺体を移送してもらう手はず

 

真夜中であれば、義母の居る地方に住んでいる義従姉が代わりにしてくれる事になっていた。

 

 

少しして義姉から夫に電話があり、地方へ行ってる所だと

 

 

かなり動揺してるのだろう

 

義姉の声は少し震えていて

どもりながら意味の分からない事を話してた。

 

(夫の電話から声が漏れて聞こえた)

 

私からすると、いつもの義姉だった

=いつも意味が分からない

 

 

夫は 「え?何を言ってるの? 薬はちゃんと飲んだの?」

 

と姉に聞いた

 

義姉は躁うつ病でアメリカで2度、韓国で1度精神病院に入院していて、退院後も服薬は辞めてはいけない。

 

6-7年前に韓国で入院する前の状態に似た話し方だったので、夫は義姉がおかしくなったのかと心配した。