🌸 手づくりごはんとAAFCO基準について 🌸
わんちゃんのごはんについて調べていると、必ず出てくるのが「AAFCO(アフコ/米国飼料検査官協会)」の栄養基準です。
この基準はなぜ作られたのかというと、過去に栄養の偏りや欠乏で体調を崩す子がとても多かったからなんです。
昔はメーカーごとにバラバラな内容で、カルシウム不足で骨が弱くなったり、ビタミン不足で神経に症状が出る子もいました。
そこで研究が進み、「成長・維持・繁殖に最低限必要な栄養量」を明確にし、基準をつくることで「このフードは安全」と飼い主が選べるようになりました。
ただし大切なのは、この基準を「どうクリアしているか」はメーカーによって全然違うということ。
AAFCOを満たしているから質が良いとも限らないし、逆にとても質の良いフードでも分析試験をしていないだけで基準外に見えることもあります。
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では「手づくりごはんはAAFCOの基準を満たせるの?」というと、答えは「1食ごとに完全に満たすことは不可能」です。
AAFCOが示しているのは“1日あたり”の栄養量。だからこそ市販フードは「1粒でも総合栄養食」となるように設計されています。
でも手づくりは人間と同じで、朝食だけで全部の栄養をカバーするわけではなく、数日〜1週間単位でバランスをとっていけばいいんです。
むしろ、1食ごとに完璧を求めて膨大な計算やサプリを使えば、過不足のリスクが高まったり、その子の体質や季節に合わなくなってしまいます。
つまり「手づくりでAAFCO基準を完全に満たす」ことは理論上できても、現実的ではなく、本来の良さを失ってしまうんです。
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めいちゃんの場合を振り返ると、フードを食べないことから手づくりごはんへシフトしました。
そこから試行錯誤を重ね、心臓をサポートするアミノキュアと、肝臓をケアするレスキュアを取り入れ、さらに「引き算ごはん」でシンプルに整えた結果、今のめいちゃんにとってベストな体調を保てています。
この経験からもわかるように、「どんなごはんが合うかはその子その子で違う」んです。
「手づくりごはんにすると病気になる」というのは根拠のない一般論。大事なのは、どう作るか、そしてその子の体をどれだけ見てあげられるか。
AAFCO基準を守れないから危険、というのも極端な考え方で、実際には長期的にバランスを取れば問題はありません。むしろ体質や病気に合わせられるのは手づくりならではの強みです。
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結局のベースは「その子をよく見ること」。
避妊去勢のタイミングも、ワクチンをどう受けるかも、フードにするか手づくりにするかも──全部正解はひとつじゃなくて、我が子の体調・性格・生活環境を見ながら決めていくものです。
“我が子をしっかり見て寄り添うこと”
これこそが、どんな選択をしても共通する一番大切なことなんですよね。
