画像から動画にする下書きが、いつも「惜しい」で止まっていた。顔が流れる、手が溶ける、プロンプトの単語が出てこない、音声が後から貼ったみたいに浮く。短い商品ループや、静止画を4〜8秒動かすテストを、ほぼ毎日出している。
これは機能紹介ではない。次の有料生成を焼く前に、自分が実際に使っているチェックリストだ。
痛み(数字つき)
ふだんは、残したい1本のためにフル品質の下書きを6〜10本出していた。無駄の型はだいたい次の3つ。
- プロンプトが膨らむ: 形容詞を8個並べた1段落 → モデルが平均してしまい、欲しかった動きを無視する。
- 長さが違う: 安定するのは4〜5秒なのに10〜12秒を頼む → 途中で形が崩れる。
- 全部やり直す: 最後の一語だけ変えても、最初とほぼ同じクレジットがかかる。
事前確認を厳しくしてから、残せる1本は6〜10本ではなく2〜3本で着地することが多くなった。ここで見る数字はそれだけだ。
正直な比較(自分にはダメだったこと)
よくある道を試した。長い映画っぽいプロンプト、「masterpiece / best quality」の連打、シード一発に賭けるやり方。
ダメだったこと:
- カメラの動詞がないスタイル語 — 「cinematic, beautiful lighting」だけで、パンもズームもホールドもない → 止まったままの映像になる。
- 一度に5つ変える — どれが効いたか分からない。
- 音声を無料のおまけ扱い — 口や環境音がずれると、映像は悪くなくても使えない。
効いたのは退屈なやり方だ。静止画は1枚、動きの文は1文、長さは短く、やり直しでは変数を1つだけ変える。
生成ボタンの前の4項目
1) 静止画を固定する
はっきりした画像を1枚使う。顔や商品がフレームの大半を占めるように切る。静止画が忙しいと、動きのモデルが余計なものを足す。
2) 動きは1文だけ
動詞の句を一つ書く。例: 「商品にゆっくり寄って、最後の1秒は止める。」
天気、感情、レンズ、筋書きを同じ行に積まない。
3) 長さは安定する範囲に止める
4秒から始める。持ったら5秒。いきなり10秒にしたのが、一番お金を溶かした。
4) やり直しはつまみを1つ
順番は、動きの動詞 → 長さ → シード。3つ同時には変えない。
小さな例
静止画: 机の上の商品写真。
プロンプト: 「ゆっくり左へ横に流して、やわらかく止める。」
長さ: 4秒。
結果: 1本目でループに使えた。2本目は「左へ流す」を「やさしくズームイン」に変えただけでも崩れなかった。昔の癖なら、映画の段落を全部書き直して、フル生成を2本無駄にしていた。
まだ言わないこと
- これで顔や手の失敗が全部直るわけではない。
- 長い絵コンテは、1ショットでは足りない。
- フレーム単位の編集が要るなら、AIの下書きのあとに普通の編集ソフトを使う方が、巨大プロンプトを押し通すより賢い。これはフルのNLEではない。
この流れをどこで回しているか
同じ4ステップを試す場所として、Wan 3.0 video generatorを使っている。画像から動画の下書き向けで、フルの編集ソフトの代わりではない。チェックリスト自体は、他の画像から動画のツールでも使える。
このページから一つだけ持っていくなら: 4秒、動きの動詞は一つ、やり直しは一箇所。