朝になり、まだぬくもりのあったハッピーの身体は
だんだん冷たく固くなっていく。
でも、やさしい毛触りも匂いも変わらないから、
本当は眠っているだけなんじゃないかと思うくらいだった。
思いたかった。



友人たちから続々とメールが届き、
午前中には、幼稚園の仲良しのお友達がお花を持って来てくれた。



お昼には、犬仲間の友人が来てくれた。
昨日電話で話してから、ずっと心配してくれていた。
ハッピーの思い出を話し、一緒に泣いた。



お葬式が翌日の午後に決まり、
本当のお別れがこわくてたまらないと私が言うと、
明日も来てくれると言ってくれた。



夕方、幼稚園の仲良しのお友達がもう一人、
お花を持って来てくれた。



そして夜には、犬仲間が集まってくれた。
大人6人、子供6人、犬1匹。
素敵なお花をたくさんもらって、
ハッピーのまわりはとってもにぎやかになった。



犬仲間は、ハッピーがまだ1歳になるかならないかの頃に
知り合ったコーギー仲間。
公園でのオフ会などを通して、
だんだんとプライベートの付き合いになり、
今では犬仲間というよりも、家族ぐるみの大事な仲間。
それぞれに子供が生まれたりして、
嬉しいとき、悲しい時、集まってはみんなで共有してきた。
もう10年を越えるね。



こんな素敵な仲間も、ハッピーが出会わせてくれた。
ハッピーといろんなところへ出かけて、
たくさんの出会いがあった。
本当に感謝でいっぱい。



たくさんの人にかわいがってもらい、
思い出を残して、こうしてお別れをしてもらえて、
しみじみハッピーは幸せものだなぁと思った。



それでもやっぱり、眠っているんじゃないか。
何度もそう思っていた。
亡くなったことが頭でわかっていても
受け入れられない自分がいて、
でも、みんなが来て、弔ってくれて、
これが現実なんだから、
だからハッピーは眠っているんじゃない。
そう思おうとする自分もいた。



でも、明日ハッピーの身体がなくなると思うと
こわくてたまらなくて、
すでに氷のように冷たくなった身体に抱きついて、
感触や匂いや姿すべてを忘れないように、
一晩中眠れなかった。