GW初日、レオナルド・ディカプリオ、ジェニファーコネリー、
ジャイモン・フンスー出演の
「BLOOD DIAMOND/ブラッド・ダイヤモンド」を見てきました。
予告編から察する通り、
目を覆いたくなるようなかなりハードな場面も多かったけれど、
いろいろ考えさせられる事が多い作品でした。
この映画で取り上げられている、
アフリカの内紛、紛争ダイヤ、少年兵など、
普段の生活では殆ど関係無い話題ですが・・
かなり心が痛くなる問題です。
映場の舞台は1990年代後半の
内戦が続くアフリカ。
漁師のソロモン(ジャイモン・フンスー)の
集落を反政府軍RUFが襲撃し、
ソロモンはダイヤモンドの採掘場に送られ、
その息子はRUFに拉致され、洗脳され、
罪もない人々を殺害することに
罪悪感を感じることの無い少年兵に・・・
一方、娘と妻は離れた難民キャンプに送られ
一家離散状態に...。
その採掘場で、ソロモンが巨大なピンク・
ダイヤモンドの原石を見つけ、
監視の厳しいなか、それを地中に
隠すことに成功する。
家族を取り戻そうとするソロモンと、
彼の原石に目をつける密売人
アーチャー(レオナルド・ディカプリオ)、
紛争ダイヤのからくりを追うジャーナリストの
マディー(ジェニファーコネリー)。
ひとつの大きなダイヤの原石
が、
立場も思惑も違う三人を引き寄せ、結びつける。
アーチャーが、ソロモンやマディー、軍隊の元上官を、
騙したり、上手く利用し、ソロモンが隠した
ピンクダイヤ
を手に入れようとするという
話の流れのなかで、アフリカの内紛、紛争ダイヤ、
少年兵など社会問題を投げかけ、
家族の絆の大切さを考えさせる映画だと思います。
違和感が全く無く、憎らしいまでに
悪人になりきっているのが意外でした。
そして、ダイヤモンド
への執着心(物欲)というか、 お金
命を張ってまで、何故そこまでする??と
言う感じなのだけど。
屈折した人生を送るアーチャーには
生い立ちにに理由もあるのですが・・・。
そして、こちらが本当の主人公(?)と思える
ジャイモン・フンスー扮するソロモンは、
生真面目で家族思いの漁師。。
反政府組織にバラバラにされた家族を
元の家族に戻そうとするひたむきさに感動しました。
彼の家族を思う気持ちや、子供を信じる気持ちが
とても強く、希薄になりつつある現代の家族の
ありかたを改めて考えさせられました。。
そして、もう一人のKEY PERSONの
マディー(ジェニファー・コネリー)は
不法に取り引きされ、紛争の資金となる
ダイヤモンド
の密売を探る アメリカ人のジャーナリスト。
悪を暴く!!と言う正義感たっぷりの彼女が、
ダイヤモンドの密売の不当性をアーチャーに熱く語るも、
「あなた達のようにダイヤを高値で欲しがる人が
いるかぎり密売は無くならないし、
煽るのはまたあなた達マスコミ(ジャーナリスト)で、
密売の原因の一端でもある・・・」と反撃される時、
雑誌でとりあげられる眩いダイヤに魅了され、
欲しがる自分がちょっと浮かんできてしまう私でした・・。
アーチャーの心の変化や、微妙な心の揺れが、
終盤特に上手く描かれていて、
アーチャーと、ソロモンの山岳でのやり取りの
場面では、涙腺が弛み、ホロッと涙してしまいました
ソロモンの息子を演じているのは一般のアフリカの
子供だというのを、どこかでチラッと聞いたのですが、
とても重要な役を、素人とは思えない演技で
見事に演じています。
自分の意志ではなく、一般の無垢な子供が、
血も涙も無い少年兵へ作り上げられていく過程など、
ぞっとしてしまうのですが、実際に今こうした時にも
アフリカのどこかでは、こういう事が起こっていると
思うと、尚、怖くなってしまうし、
日本に生まれて本当によかったなぁ~と思えます。
また、そういう経験をさせられてしまった子供が、
無事元の家庭に戻ってこられるというのは、
実際にはとてもレアなんだと思います。
こうして戻ってこれたとしても、
子供の心のケアも必要だろうし、
洗脳されていたとは言え、子供がしていた殺戮という
行為を受け入れる親側の寛容さもかなり必要で、
元の通りの親子の関係に修復するのは、
こういう内紛や、洗脳させられて兵士にさせられて
しまう少年兵をなんとかなくす事はできないものだろうか??
と、思うけれど・・・私たちがダイヤモンドを欲しがる限り、
やっぱり無くならないのでしょうかねぇ~
ま、原因はダイヤばかりではないのでしょうが・・・
戦争風景が多く、重々しく、残忍で後味の
悪い映画かなぁ~と思っていたけれど、
心を打つ(涙した)場面のおかげでか、
ジーンと感動できる、
なかなかいい映画だったなぁ~と思いました。
なので、戦争もシーンのある映画はチョット苦手だわ!
と思う方にも、是非見て欲しい作品です。