龍が如く4と5の今さらヨタ話し | 満堂紅のブログ

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龍が如くそして真島吾朗を熱く語ろう



「龍が如く4」って、ぶっちゃけ「無間道(インファナルアフェア)」ですよね、いまさらですが・・。^^;「男たちの挽歌」の要素もあるし、「谷村正義編 神室町のダニ」で「杉内」という刑事(本当は極道)が終盤明かす自分の本当の正体、


「俺は極道なんだよ」


と、白状した時・・あれ???これってひょっとして???と思っていたら、今度は「金村興業」の若頭「新井弘明」が「刑事」だと分かった時にああ~~やっぱり・・。と確信した次第です。


ちなみに「無間道」とは?


監督;アンドリュー・ラウ

    アラン・マック


主演:トニー・レオン

    アンディ・ラウ

2002年に香港で公開。3部作で構成され「無間序曲」、「終極無間」と続きました。ストーリーは「ヤクザ」と

「刑事」がお互いの組織に潜入し、お互いの秘密を探り合う・・と、簡単にいえばそんな感じです。





「男たちの挽歌」については、もう説明はいらないと思いますので、省略しますが・・。「龍が如く4」では

「秋山駿」が偽札に火をつけて、その火を自分が咥えたタバコにつける・・というシーンがあるのですが、

これはもう言わずと知れた「マーク」の有名なシーンですね。


「偽札」に火をつけるってのも同じです・・。「龍が如く」のスタッフに「挽歌」ファンがいるのかもしれないですがね・・。




で、「5」なんですが各ストーリーはすごく面白いと思うんですがね・・「桐生一馬編」からはじまって「冴島大河編」、「澤村遥編」、「品田辰夫編」でもって「最終部」といった構成ですが、なんていうか・・各シナリオを

ずっと見た感じでは、私自身すごくドラマチックなエンディングを想像していたんですね、「遥編」でコンサートを開催するかどうかで一悶着ありましたが、その過程をずっと見ている間すごく期待が膨らんでいったんですけども・・。


あんなことやこんなこと・・妨害にあいながらも、なんとかコンサート開催にこぎつけ皆頑張った甲斐があったな~と、思っていたら・・・。当の本人が見事になにもかもをぶち壊してくれて・・。「当の本人」とは「遥」のことですが、コンサートの途中、「遥」は自分の個人的な背景を観客に明し・・さらにはコンサートをほっぽりだし、スタッフロール後のムービーでは怪我をして街をさまよう「桐生一馬」の元へと駆けつけるワケですが・・・。


せめて、コンサートを成功させてから引退なりなんなりすればよいものを・・可哀そうなのは共演した

「TSET」です。彼女たちにとっても、日本ドームでの今回のコンサートは一大イベントだったワケで・・。


「遥」に関しては、「4」の時にはまあ可愛らしい子やな・・ぐらいの印象だったんですが、今回のこの

行動で一気に印象悪くなりましたね・・。今回のコンサートを成功させる為に、兄さんたちがどんだけ体張って頑張ったのか小一時間どころか一日かけて問い詰めたい気分になりましたね。


「4」と「5」共通していいなと思うのは「音楽」ですね、ゲーム音楽って、私自身あんまりいいのがないと思っていたのですが、この「龍が如く」に関しては、音楽がすごくいいですね。きっと「1~3」の音楽もいいんだろうなと・・。(この1~3に関しては見ていないので)


「4」のサントラで特に好きな曲は「Whisky&Rhapsody」(神室町を歩いている時の音楽)「Nervousness」

(同じく町歩きの時の音楽)「Revellion」(ボス戦の音楽)「Theme of Sennin」(冴島大河編のセンニンの修行の音楽)「Recieve and Bite you」(真島吾朗戦の音楽)ですね。


「5」のサントラでは「Hailstorm」(冴島大河エンカウントバトル)「Run through the silver world」(スノーモービル)「The Hermit of the frozen north」(天童の修行)「A desperate run」(チェイス)「Recieve and Slash You」(真島吾朗戦)


あと、それぞれ「サントラその2」がありますが、こちらにも好きな曲がいっぱいあります。「龍が如く」の音楽はホンマにいい曲ばかりです。




それから、えっといつだったか「ブラコンだけやないんやで」で、「冴島大河の妹、靖子の兄に対する感情はブラコンだけでは説明がつかない」といった趣旨で持論をぶちまけた次第ですが、ここで補足しますと

私が何故そう考えたかと言うと、彼女のセリフの中にそのキーとなるものがあったんです。靖子は「秋山

」さんが経営する「スカイファイナンス」へお金を借りに来るのですが、「秋山」さんはお金を「無利子、無担保」で貸す代わりに、「テスト」を課すんですね。


で、靖子(ここではリリ←靖子が語っている偽名)も同じく「テスト」を課せられ、「秋山」さんが経営するキャバクラ「エリーゼ」で働くんですね、で、その合間に「秋山さん」と「リリ」がデートするシーンがあるんですが「リリ」は「秋山さん」に


「どこか行きたいとこある?」


と聞かれ、


「チャンピオン街に行きたい」


と答え・・二人はそこへ向かうんですが、「リリ」(靖子)が兄と暮らしていたあのアパートは当然なくなり、低層のビルになっていて、二人がそのビルの屋上で話すシーンに問題のセリフが出て来るんです。


「男って、どうして上ばかり向いてるんだろう・・すぐそばにいるのことなんか・・・・」


そうです。この「女」というセリフ・・これが重要なのです・・普通妹ならこんな言い方しないとおもうんですね


「すぐそばにいる妹の事なんか・・・」


みたいな感じになると思うのです。このセリフが決定的になって、私は「ただのブラコンではない」と考えるに至った訳です。


でも、「靖子」は終盤やっと兄に会えたのに亡くなってしまうんですね。「冴島大河」が「沖縄第弐刑務所」から脱獄し、漂着した「アサガオ」で出くわした「桐生一馬」に「神室町」へといくためのお金を無心するシーンで、「桐生」さんは


「復讐の最後に待っているのは悲しい結末だ」


といったセリフがあるのですが、まさにそのとおりになってしまったワケですね。


最後に「秋山」さんが「靖子」に返したセリフ。


「男には責任があるから」


家族を持ったら、養っていかないといけない・・そのためにはいっぱい稼がないといけない・・。といったことを言っていたと記憶しているんですが、「冴島大河」はいつまでも下っ端ではいられないと思い、大恩ある

「笹井の親父」にも、「東城会直系」という出世も果たさせてやりたい・・・そういった考えが「上野喜春襲撃事件」の実行を決意させた一因ではないかと思うのですね・・。「秋山」さんの言葉に従えば・・。自分も出世を果たせば、「靖子」にも今よりいい暮らしをさせてやれる・・といった考えも心のどこかにあったんじゃないでしょうかね・・・。


とまあ、つらつらと長くなってしまいましたがまだまだ語りたいのでまた次回に。