浦島太郎が、
助けた亀に連れられて、
竜宮城へ行ったという
室町時代のおとぎ話があります。
それよりも前の、
奈良時代の「丹後国風土記」に
似たような物語があるそうです。
その物語は、
「ある青年が、亀姫という
美しい姫に連れられて、
天上仙家というところに行った。」
というお話です。
その青年は、姫の指示に従い、
眠っている間に、天上仙家に着き、
何人かの子供たちに迎えられます。
その中の、7人の子供たちは、
すばる星の者、残りの8人は、
あめふり星の者と
姫から教えられます。
その後、いろいろな
接待を受けたその青年は、
3年の間、天上仙家で過ごし、
故郷に帰ると、すでに
300年が経っていた、
300年が経っていた、
プレアデス星団のこと、
あめふり星は、
ヒアデス星団のことです。
天上仙家は、天の上なので、
宇宙のどこかの星かもしれません。
光速に近い速度で
宇宙を航行して、戻ってくると、
元いたところにいる人は歳をとり、
宇宙旅行をしていた人は
歳をとらないという、
理論上の現象を、日本では
「ウラシマ効果」と言います。
理論上の現象を、日本では
「ウラシマ効果」と言います。
この青年も、浦島太郎も、
本当は、宇宙旅行を
していたのかもしれません。
そんなことを、思いながら、
冬の夜空を見上げると、

