秋の訪れ「あ!」旦那がふっと声を出す。不思議の国のアリスを読んでいたわたしは「どしたの」と振り向くと「ツクツクボウシが鳴いてるよ」耳をすますと愛くるしい声で鳴いている。「秋だね」旦那はやさしく言い放つ。好きな季節の訪れなのに、今日の秋の風は切なく感じた。