[回顧録] 主治医との面談 2012.4 | 愛する妻と共に

愛する妻と共に

乳癌である妻を持つ夫の闘病日記。 いつまでも共に歩み続けたい!! 前を上を向いて歩んでいこう!!! です。

PET検査の翌日、主治医と一人であってきました。

妻がいる場では聞きづらいことがあるので、事前に連絡しお願いしてありました。

診察室に呼ばれてまず聞いたことは、PET、病理検査の結果は出ているかでした。いずれもまだらしく、翌週にはでているでしょうとのこと。

自分で調べたことを基に、今の状況の確認。最低限、骨盤と肝臓への転移が認められるため、ステージ4はスデージ4とのこと。初見では骨盤の進行具合がかなりひどいこと、肝臓は腫瘍マーカーの値からするにこちらも進んでいる可能性が高い。

「妻はこの先どうなるんですか?」と、思わず詰め寄ってしまった。

主治医は言葉を選ぶように、時より、強い口調でこう言ってくれました。

「ステージ4ですが、末期なんて定義はよくわかりません。現状をしっかりと把握し、今は、とにかく、一刻もはやくその治療にとりかかりましょう。」

一瞬、はっとしました。正直、ネットなんかで調べると生存率や生存期間などやな情報ばかりに目がいってしまいます。自分は知ってました、乳がんの進行、予後は十人十色であることを。それなのに、そんなことを聞こうとしていた・・・。

でも、本人もどうなるのかは気になるだろし、両親もそうだろう。主治医にどのように今後を本人に伝えるのか聞いたところ、家族を含め、基本的には判明したことはすべてお話しますとのこと。何故なら、病気を正しく理解し、そして家族も理解して、いっしょになって病気と向き合ってほしいからだと、おっしゃってくれました。

確かにそうだ、妻一人で戦うのではない、家族、周りの人のサポートが必ず必要だとあらためて思い返しました。


それでも、やはり自分としては今後が気になる、万が一を想定しなければいけないのであれば、やってあげたいこと、やれてないことが山ほどある。

主治医の見解としては、現段階では期限を切るような状況ではないと。ただ、抗がん剤治療を初めてその効果が望めない場合は、そのようなことはあるとも告げられました。


希望と不安、この二つが入り混じり、気持ちの整理がつけられない時期でした。


 

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