意外と若い人が多かったです。子供が習っているので子供の大会には参加したことがあるのですが、大人の大会は初めてです。

 まず、聞いたことのない大音声の叫び声に驚きます。和気藹々とした雑談もしていた人たちが、袴、防具、面を身につけると一気にスイッチが入るのでしょうか、迫力がすごいです。

剣先の鋭さと体と体の駆け引きや竹刀のぶつかり合う強い音も。

人によって本当にさまざまな「剣道」がありました。姿勢よく常に冷静でいる、足を常にステップさせてタイミングを見る人、圧力をかけてくる人、試合感覚が鋭く慣れたさばきの人。剣道はまさに人対人、人生対人生。そこで今までの稽古や考え方の深い、浅い、覚悟しているか、のような芯の部分を自分に突きつけて自分の弱さをあからさまに感じることになってしまう気がします。子供達はまず、声が出ているか、袴や防具が全て乱れなく綺麗に一人で着装できるか、礼儀、姿勢、型から教えてもらいます。

 

そして竹刀の動きが本当に早すぎて、技が入ったのかもわからなかったです。技が何回も決まっているように見えるのに、審判はなかなか技と認定しないんですね。剣道は技が入りにくいシステムのようです。

そして、ほぼ相打ちに見えても3人の審判はほぼ同じ判定をします、結構白髪のある年配の審判たちなのに動体視力は半端ないようです。

 

子供が習っているおかげで自分には全く知らなかった剣道の世界に少し入り込めて感謝しています。試合も見ていて飽きないし皆さんのエネルギーの高さや高潔、人の良さに触れることができ大変有意義な時間となりました。